デート

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デート: date)は、恋愛関係にある、もしくは恋愛関係に進みつつある二人が、連れだって外出し、一定の時間行動を共にすること。逢引(あいびき)およびランデヴーとも言う。

概説

具体的には、一般に食事ショッピング観光映画展覧会演劇演奏会の鑑賞、遊園地アトラクション夜景などを楽しむ、といった内容であることが多いが、これらの行為そのものよりも、それを通して互いの感情を深めたり、愛情を確認することを主目的とする。

お互いのことをより深く知ることで、交際を深めることができる。事前に立てられた計画をデートプラン、事前に計画したデートの道筋はデートコース、デートをする際に適しているとされる場所はデートスポットと呼ばれている。

2人で過ごす時間をただ楽しむためだけではなく、交際を順調に進めるための目的を一方が計画している場合もある。まだ、お互いが恋人同士と認識していなくてもデートをするということもある。デートの最中において、恋人同士と認識した交際をしたい旨を正式に申し込む、初めてのキスをする、プロポーズをすることなどがある。

また以上より転じて、男女の組合せが二人きりで行動することをも言う。「逢引」などの言葉を使うこともあるが、転義には用いられない。

なお、英単語の date には、他に 「売春婦と客の店外デート」「デートの相手」「日付」(この場合日本語では「デイト」と表記される事もある。腕時計の機能)「ナツメヤシ」などの意味がある。

稀にフランス語を転用して「ランデヴー」と言うこともあるが、本来フランス語のrendez-vousとは単に「待ち合わせ」の意味であって(英語のappointmentにおおよそ相当し)、特に恋愛的要素は含まず、仕事や日常の場面で広く使われる言葉であり、(用法が知られておらず隠語として用途があり得た時期はともかくとしても)現在ではあまり適切な用法ではない。

経費負担

日本のデートは、ごく近年に至るまで、男性が女性を遊び場やレストランに連れて行ったり、女性のショッピングに付き合ったりと、男性が費用を全額負担し、女性を接待するような形式が多かった。学生同士など男性に経済力がない場合は、女性も多少費用を出す場合もあったが、その場合でも、男性が女性をリードすることが当然視されていた。

現在では、女性も経済力を付けたこともあってか、女性側が全額負担するカップルも数多くなってきており、男女がほぼ同年代の場合は双方が費用を出し、2人が一緒の時間を過ごすという形式が増えているが、男性が一定以上年上の場合は、男性の甲斐性を見せるために、男性が経済的負担を行った上で積極的にリードするという、昔ながらの形式が未だに主流とされている。

同性愛者

同性愛カップルもデートをする。場所や形式は人によって様々である。「(男性)同性愛者は、発展場ゲイバーで知り合った相手と刹那的なセックスをする」という、世間の一部にある認識は偏見である。ただし、世間からの同性愛に対する好奇の目を避けるためには、2人が恋愛関係にあることは悟られないように(友達関係であるなどと偽装して)振舞わざるを得ない。そのため、同性愛者が集まるゲイタウンなどの例外を除けば公道で手をつないで歩くといった行動は避けることが多く、なお一層同性愛者は顕在化しない。

ダブルデート

男性2人と女性2人の計4人でデートをすること。特定の男女が恋人関係である場合と恋人関係はない場合とがある。途中で男女1組ずつの別行動になる場合もある。

関連項目