ジュウロクササゲ
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ジュウロクササゲ | ||||||||||||||||||||||||
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![]() ジュウロクササゲの莢の束(中央)
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分類 | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Vigna unguiculata Var. sesquipedalis (L.) Verdc. | ||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||
ジュウロクササゲ(十六大角豆) | ||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||
yardlong bean |
ジュウロクササゲ(十六大角豆、学名:Vigna unguiculata sesquipedalis)はマメ科のササゲの一亜種(品種とする説もある)。ササゲはつる性の種類とつるなしの種類とがあるが、十六ささげは、つる性の種類である。地域によっては「長ささげ」「三尺ささげ」「ふろう豆」とも呼ばれる。主に若い莢を食用にする。
特徴
品種群の多様性の中心は東南アジアである。かつては日本でも広く栽培されていたが、現在では愛知県と岐阜県を中心とした地域で生産されている。食されるのもこの地方が中心である。あいちの伝統野菜、飛騨・美濃伝統野菜である。
栽培を始めた時期は不明であるが、大正時代以前といわれている。本格的に栽培され始めたのは昭和20年以降である。
- さやの中に豆が16個あることから「十六ささげ」と名づけられたという。豆は熟すと赤褐色。
- 草の丈は2~4m。高温や乾燥に強く、真夏に結実する。その一方、低温に弱い。
- さやの長さは30~50cm。形はインゲンマメに似ているが、柔らかいのが特徴。
- 食べ方としては、さやがまだ柔らかい状態で、さやごと食べるのが一般的である。茹でたり、油炒め、煮物が多い。茹でた場合、しょうが醤油との相性が良いという。タイ王国やラオスでは、刻んで生のままソムタムに加える。
- 5月に播種。7月後半~8月に収穫する。
- 主な栽培地域は、愛知県尾張西部(愛西市、稲沢市など)。岐阜県美濃南西部(羽島市、本巣市)など。
- 血中コレステロールを下げる効果があるという。
ギャラリー
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種子