ギャランドゥ
「ギャランドゥ」 | ||||
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西城秀樹 の シングル | ||||
初出アルバム『It's You』 | ||||
B面 | ロマンス -禁じられた遊び- | |||
リリース | ||||
ジャンル | J-POP | |||
時間 | ||||
レーベル | RCA / RVC | |||
ゴールドディスク | ||||
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チャート最高順位 | ||||
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西城秀樹 シングル 年表 | ||||
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「ギャランドゥ」は、1983年2月1日にリリースされた西城秀樹の44枚目のシングル。
解説
- オリコンでは「聖・少女」以来のトップ10入りを逃したが、10万枚を超えるセールスを記録し[1]、第25回日本レコード大賞では6年連続となる金賞を受賞した[2]。
- C/Wの「ロマンス -禁じられた遊び-」はフリオ・イグレシアスの「愛のロマンス」(原曲は映画『禁じられた遊び』の主題歌)をカバーしたものであり、同じ新御三家の郷ひろみも後に同曲のカバー「ロマンス」をリリースしている。
- 本作リリースに際し、西城は1982年12月下旬に散髪。デビュー以来初めて耳を出すほどサイドを短くした。
- 1983年1月の NHK「レッツゴーヤング」では、翌2月のレコード発売に先駆けて歌い、「くやしいけれど」の歌詞を「気が狂うほど」と歌っている。レコード化する時に表現を自主規制し、急きょ歌詞を変えたという。
- 西城は第34回NHK紅白歌合戦に10度目の出場を果たした際に、白組トップバッターとして本作を歌唱した。
- マレーシアでは蔡惠英によって北京語カヴァーされヒットした。
収録曲
- ギャランドゥ
- ロマンス -禁じられた遊び-
- 作詞:J.lglesias-R.Ferro,Cecilia / 作曲:J.lglesias-R.Ferro,Cecilia / 訳詞:あまがいりゅうじ / 編曲:大谷和夫
カバー
- MILLENNIUM EVE(中山加奈子、杏子、中村美紀、仙波さとみ、MITSUKO)(1997年、『西城秀樹ROCKトリビュート KIDS WANNA ROCK!』収録)
- もんたよしのり(セルフカバー、アニメ『光速電神アルベガス』)
- グラサン(安元洋貴) - テレビ東京系アニメ『夏のあらし! 〜春夏冬中〜』挿入歌(2009年、『歌声喫茶方舟 〜アキナイチュウ〜』収録)。
- KinKi Kids( 1996年、『KinKi Kids'96 1996.1.13 yoyogi white theater』収録)
タイトルの意味
作詞・作曲のもんたよしのりによれば、タイトルの「ギャランドゥ」はデタラメ英語で意味はない。もんたは適当なフレーズを口ずさみながら作曲するスタイルで、この曲を作る際に発した「ギャランドゥ」という響きにパワーがあったため、正式な歌詞でも歌ってくれるよう勧めた。曲がヒットすると西城の所属事務所に意味を尋ねる電話が殺到したため、事務所は困った末に「gal undo」(ギャルのようにチャラついていない女性)という意味を後付けした[3]。
後年、日本では「ギャランドゥ」は男性に多い濃い体毛や、へその周囲に生えている体毛を表す俗語として定着していった[4]。これは西城やもんたなどが広めたものではなく、松任谷由実が西城の「オールスター水泳大会」での競泳用ビキニ姿に印象を受け、深夜のラジオ番組で毛深い人のことを「ギャランドゥ」と言い続けたことで広まっていったものである。西城が「オールスター水泳大会」に上半身裸の姿で出演した際、へそ下の濃い毛が話題となっていた[5]。
松任谷が起源となった経緯としては、松任谷由実のオールナイトニッポンで西城をゲストにギャランドゥ大会を行ったことで、「ギャランドゥ」の別の意味を知ることとなり、以後、西城は実際命名したわけではないが、「ユーミンが言い始めた」というようになった。
脚註
- ^ 『SINGLE CHART-BOOK COMPLETE EDITION 1968–2010』オリコン・リサーチ、2012年、305ページ。
- ^ 日本レコード大賞 歴史(第25回)
- ^ NHK総合テレビ 『日本人のおなまえ【ヒット曲の真相 第5弾!「生みの親」衝撃告白SP】』、2021年9月30日放送。
- ^ “女性にもいる!へそ周り毛・ギャランドゥがある人たちの苦悩”. ニュースサイトしらべぇ (2017年4月19日). 2021年10月1日閲覧。
- ^ “「ギャランドゥ」=へそ下の毛 ユーミンが命名 深夜ラジオから浸透”. スポニチ (2018年5月18日). 2018年5月18日閲覧。