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カルチョ・カターニア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
カルチョ・カターニア
原語表記 Catania Football Club s.r.l.[1][2]
愛称 I Rossazzurri (The Red and Blues)
Gli Elefanti (The Elephants)
Gli Etnei (The Etneans)
クラブカラー 赤と水色
創設年 1929年
所属リーグ セリエC
所属ディビジョン 3部
ホームタウン カターニア
ホームスタジアム スタディオ・アンジェロ・マッシミーノ
収容人数 23,266[3]
代表者 オーストラリアの旗 ロス・ペッリグラ
監督 イタリアの旗 ルカ・タッビアーニ
公式サイト 公式サイト
ホームカラー
アウェイカラー
サードカラー
テンプレート(ノート)サッカークラブPJ

カターニアFCCatania FC)は、イタリアカターニアを本拠地とするサッカークラブ。パレルモとの対戦はデルビー・ディ・シチリアと呼ばれる。以前に元日本代表の森本貴幸が所属していたことでも有名。

歴史

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セリエAでの過去最高順位は8位 (1960-61, 1964-65, 2012-13) 。

1929年創設[4]第二次世界大戦後の1946年にクラブを再結成した。

2004年、それまでクラブを所有していたガウッチ家(当時はペルージャも所有)より、地元実業家のプルビレンティが買収し、堅実経営を標榜してクラブ躍進が始まる。2005-06シーズンにセリエBで2位の成績をおさめて昇格条件を満たし、1983-84シーズン以来、23シーズンぶりにセリエA復帰を果たす。

2006-07シーズンは開幕から好調であったが、カターニアのサッカー暴動の制裁措置の影響などで成績が急降下し、残留確定は最終節まで持ち越された。2007年夏にはシルヴィオ・バルディーニ監督と契約した。FWバブー、FWホルヘ・マルティネス、GKアルバノ・ビサーリなど、主に南米から選手を獲得し各ポジションの強化に努めた。

2007-08シーズンは得点数がリーグワースト2位の33得点と、得点力不足にあえぎ、2008年4月にはシルヴィオ・バルディーニ監督を解任し、ワルテル・ゼンガ新監督を迎えた。2シーズン連続で残留決定が最終節までもつれ込んだ。

2008年夏にはDFフアン・マヌエル・バルガスACFフィオレンティーナに約19億円で売却し、MFパブロ・レデスマ、FWミケーレ・パオルッチ、MFエセキエル・カルボーニ、FWニコラエ・ディカなど積極的な補強を施した。

2008-09シーズン、FWジュゼッペ・マスカーライタリア代表に招集されるまでに成長し、FW森本貴幸は7得点を挙げて潜在能力の高さを見せた。後半戦に順位を落としたが、過去2シーズンとは違って残留争いとは無縁で、15位でシーズンを終えた。

2009年夏、ワルテル・ゼンガ監督をライバルのUSチッタ・ディ・パレルモに引き抜かれ、後任にセリエA初采配のジャンルカ・アッツォーリ監督を招聘し、ふたりのアルゼンチン人、MFパブロ・バリエントス、GKマリアーノ・アンドゥハルなど10名もの新戦力を加えて若返りを図った。近年はエセキエル・カルボーニパブロ・レデスマなど、アルゼンチン出身の選手を多く獲得している。2013-14シーズンにリーグ18位に終わりセリエBに降格した。さらに、2014-15シーズンはセリエBでも苦戦を強いられ、一時は降格圏に沈んだが、シーズン終盤に勝ち点を稼いで15位に入り残留を決めていた。しかし、アントニーノ・プルヴィレンティ会長が、5試合の八百長に関与したことを認め、最終順位が自動的に最下位とされ、レガ・プロに降格した。2015-16シーズンは勝点9ポイントを減点された状態からのスタートとなった[5][6]

2020年7月24日、Sport Investment Group Italia S.p.A.(SIGI)がクラブの株式の95.4パーセントを取得した[7]

2021年12月22日、負債が蓄積したことから市の裁判所から破産宣告を受ける[8]。市の管理下に置かれ、2022年4月19日まで執行猶予が与えられた。3度の競売にかけられ買収提案もなされたが成立まで至らず、2022年4月9日に正式に破産が決定した[9]。プロ資格も停止され、2021-22シーズンのリーグから除外されることになった。

タイトル

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国内タイトル

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国際タイトル

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なし

過去の成績

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シーズン ディビジョン コッパ・イタリア
リーグ 勝ち点 順位
2000-01 セリエC1・ジローネB 34 16 10 8 49 40 58 3位
2001-02 セリエC1・ジローネB 34 17 7 10 44 26 58 3位[10] GS敗退
2002-03 セリエB 38 12 7 19 45 60 43 17位 GS敗退
2003-04 セリエB 46 18 13 15 53 53 67 9位 GS敗退
2004-05 セリエB 42 13 16 13 42 44 55 12位 GS敗退
2005-06 セリエB 42 22 12 8 67 42 78 2位 1回戦敗退
2006-07 セリエA 38 10 11 17 46 68 41 13位 1回戦敗退
2007-08 セリエA 38 8 13 17 33 45 37 17位 ベスト4
2008-09 セリエA 38 12 7 19 41 51 43 15位 ベスト16
2009-10 セリエA 38 10 15 13 44 45 45 13位 ベスト8
2010-11 セリエA 38 12 10 16 40 52 46 13位 ベスト16
2011-12 セリエA 38 11 15 12 47 52 48 11位 4回戦敗退
2012-13 セリエA 38 15 11 12 50 46 56 8位 ベスト8
2013-14 セリエA 38 8 8 22 34 66 32 18位 ベスト16
2014-15 セリエB 42 12 13 17 59 60 49 15→22位[11] 3回戦敗退
2015-16 レガプロ・ジローネC 34 12 13 9 37 34 49→39 13位 3回戦敗退
2016-17 レガプロ・ジローネC 38 14 12 12 40 36 54→47 11位
2017-18 セリエC・ジローネC 36 21 7 8 65 31 70 2位
2018-19 セリエC・ジローネC 36 19 8 9 48 29 65 4位 4回戦敗退
2019-20 セリエC・ジローネC 30[12] 13 8 9 39 38 47→45 6位 2回戦敗退
2020-21 セリエC・ジローネC 36 17 10 9 50 38 61→59 6位 1回戦敗退
2021-22 セリエC・ジローネC /[13] / / / / / / /
2022-23 セリエD・ジローネI

歴代監督

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歴代所属選手

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GK

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DF

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MF

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FW

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脚注

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  1. ^ Catania, Figc riconosce nuova denominazione Catania FC” (イタリア語). ItaSportPress (10 June 2023). 12 June 2023閲覧。
  2. ^ COMUNICATO UFFICIALE n. 51 Stagione Sportiva 2022/2023” (イタリア語). LND (4 August 2022). 6 August 2022閲覧。
  3. ^ Impianti superiori a 7500 posti, dati del Comitato Nazionale di Informazione sulle Manifestazioni Sportive”. osservatoriosport.interno.it. 21 July 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。7 September 2009閲覧。
  4. ^ La Storia del Calcio Catania”. 19 December 2021閲覧。
  5. ^ Prosecutor: Catania to Lega Pro - Football Italia”. football-italia.net. 10 June 2016時点のオリジナルよりアーカイブ29 April 2018閲覧。
  6. ^ Pulvirenti: ‘€100k per match’ - Football Italia”. www.football-italia.net. 7 September 2015時点のオリジナルよりアーカイブ29 April 2018閲覧。
  7. ^ Redazione, di. “A S.I.G.I. il 95,4% del Calcio Catania” (イタリア語). CalcioCataniaCom. 2020年7月23日閲覧。
  8. ^ イタリア3部カターニャに破産宣告 過去には森本貴幸が所属”. 東スポ (2021年12月23日). 2022年4月17日閲覧。
  9. ^ かつて元日本代表FW森本貴幸が在籍したカターニャが破産…プロ資格が即時剥奪、セリエCから除名に”. 超Worldサッカー (2022年4月10日). 2022年4月17日閲覧。
  10. ^ プレーオフに勝利し昇格
  11. ^ 八百長により最下位扱いとなったため降格
  12. ^ 新型コロナの影響でリーグが途中で打ち切られた
  13. ^ 破産によりリーグ除外となった

外部リンク

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