アナウンサー

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アナウンサー英語:announcer)とは、自身の声により不特定多数に対して情報や指示などを伝達する職業

概要

広義では、テレビラジオなどの放送メディアビデオテープCDなどの記録メディア、競技場ホールなどの公共の場において、多くはマイクなどの音響機器を通じ、不特定多数に対して情報・指示などを自身の声で伝達する職業である。

通常の語義としての「アナウンサー」は、放送メディアのアナウンサーを指す場合が多い。

事前に原稿が用意される場合と、アドリブで内容を組み立てる場合がある。前者の場合は、明瞭な発音語彙文法などの言語知識、適切な間の取り方など、誰にでも聞き取りやすく話す技術が求められる。後者の場合は、前述の技術に加え、刻々変化する状況・情景を言葉にする表現力やこれらを読み解く洞察力、そして突然の状況の変化に慌てない対応力などが求められる。このため、就職後の研修は厳しい。さらに局アナ採用試験は超難関であることから多くの局アナ・フリーアナ志望者はアナウンス学校に入校し、大学在学中に喋り手としての基本技能や試験対策を教わっている。

メディアにおけるアナウンサー

一般に「アナウンサー」と呼ばれるものは、テレビやラジオ放送の進行を務める人で、日本での職務は、番組進行ニュースキャスター天気予報からCMまで多岐にわたるが、他国ではあまり多くない。

番組のオープニングテーマ曲に合わせて番組名と出演者をアナウンスするのがその1つ。日本では少なくなったが、ラジオドラマで出演者・スタッフの紹介をアナウンサーが担当している。また、放送の合間にチャンネル名(コールサイン)や次に放送する番組の読み上げ、番組宣伝のナレーションなどを専門とする国もある(ヨーロッパによく見られる)。民間放送では、番組を提供するスポンサー名(提供クレジット)の読み上げも重要な業務の一つである。

ニュース天気予報などを伝えることも黎明期から業務内容となっているが、専門化が進んで記者予報士が担当するようになった番組もあれば、放送時間が短い等でアナウンサーの業務として残っている所もある。

「アナ」との略称が使用されることも多い。

放送局同士のコラボレーションにより放送局所属アナウンサーが他局に出演するというケースもある。

メディアによりアナウンサーの好感度調査も行われている。

別称として「放送員」という表記が使われることもある。日本では太平洋戦争勃発後の1942年(昭和17年)4月から1945年(昭和20年)8月の敗戦まで、いわゆる敵性語狩りの影響から、日本放送協会(NHK)のアナウンサーのことを「放送員」と称していた[1]。また朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)では、朝鮮中央放送及び朝鮮中央テレビのアナウンサーを「放送員」と呼んでいる[2]

ライブイベント

ジム・ロスワールド・レスリング・エンターテイメントのアナウンサー

パブリック・アドレスのアナウンサーは、競技場など実際の現場で仕事をする。そしてイベント参加者に、パフォーマンスや・話し手・選手・得点(ゴールやタッチダウンなど)・反則行為・その催しの結果についての情報を与える。

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関連項目

脚註