えびの送信所
座標: 北緯32度4分59秒 東経130度49分41秒 / 北緯32.08306度 東経130.82806度
えびの送信所（えびのそうしんしょ）は、宮崎県えびの市大字大明司字六本原[1]に所在する海上自衛隊の送信所である。
概要
潜水艦向けの超長波(VLF)送信施設として新設されたものである。えびの市北部の丘陵上にあり、建設に際しては反対運動もあった[2]。1986年にえびの市に開設の打診がなされ、1991年（平成3年）に完成した[3]。システム通信隊群中央システム通信隊が管理・運営を行っている。これ以前は日本電信電話の名崎送信所を用い、長波による対潜水艦送信を行なっていた[4]。中央システム通信隊では、他に通信施設として千葉県市原市に市原送信所、旭市に飯岡受信所を運用している。
超長波通信施設としては日本国内唯一のものであり、使用周波数は22.2kHz、出力500W[5]。また電波特性上、アンテナも巨大で高さ約160mから約270mの4基2列、計8基の鉄塔間にアンテナワイヤーをめぐらしたものとなっている[4]。日本で最も大きなアンテナとなっている。
脚注
- ^ 防衛ハンドブック 2009（平成21年版） 朝雲新聞社 ISBN 978-4-7509-2030-6
- ^ えびの市に設置されたVLF通信基地に関する質問主意書 平成十五年十月八日
- ^ 第171回国会 総務委員会 第7号 平成21年3月4日
- ^ a b 参議院会議録情報 第112回国会 農林水産委員会 第8号 昭和63年4月21日
- ^ VLF地下探査法
.jpg)
