いなまる
いなまるは、埼玉県北足立郡伊奈町が運行するコミュニティバス「伊奈町内循環バス」の愛称である。市では伊奈町内循環バス「いなまる」と案内している[1]。
伊奈町総合センター[2]を起終点として「北循環」「南循環」の2ルートが運行されている[1][3][4]。
協同バス(旧社名:協同観光バス)が運行を受託している。
概要
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運行開始当初は、関東自動車が運行を受託していたが、2011年(平成23年)10月1日より運行受託事業者が関東自動車から木村観光バスへ変更された。しかし同年の東日本大震災の影響で木村観光バスは業績不振に陥り、翌2012年(平成24年)3月をもって全事業を停止した。そのため、協同観光バス(現:協同バス)が運行受託を引き継いだ。
2019年(令和元年)11月2日より運行内容を刷新し[1][5]、従来は1台の専用車両で北循環・南循環の両ルートを運行していたが、専用車両を2台に増車し、1日の運行便数を5便から10便へ増便した[1][5]。同日には「いなまる」のリニューアルを記念して、伊奈町総合センター前庭で出発式が開催された[5]。
運行内容
運行日は、北循環・南循環とも年中無休で毎日運行する[1]。
運賃・乗車券類
- 運賃は大人・小人とも100円均一[1][3]。未就学児は無料[1][3]。
- 70歳以上の高齢者、障害者とその介助者は運賃無料となる[1][3]。乗車時に乗務員に申し出る[1]。
- 総合センター停留所で北循環と南循環の乗り継ぎ可能で、停留所で乗務員に申し出る[1]。ただし乗降中の便の次便のみ乗り継ぎ可能[1]。
- 運賃支払いにPASMO・Suicaなどの交通系ICカードは利用できない。また過去にはバス共通カードも利用できなかった。
路線
伊奈町総合センターを起終点として、北循環、南循環の2ルートが運行されている[3]。
- 北循環
- 南循環
車両
専用カラーの小型ノンステップバスで運行される。
当初運行受託していた関東自動車では、専用車両として三菱ふそう・エアロミディMJノンステップ(KK-MJ26HF、熊谷200か448)を使用していた。塗装は白地に緑とピンクの塗り分けで、伊奈町の町章と「伊奈町内循環バス いなまる」のロゴが描かれていた。
運行受託が関東自動車から木村観光バスへ変更された際に車両が更新され、日野・ポンチョの2ドアロングボディ(BDG-HX6JLAE、2011年式)が1台新製配置された。その際にカラーリングが変更され、水色地に町章と「伊奈町内循環バス いなまる」のロゴ、そしてキャラクターが描かれるという、現行カラーに近いものとなった。また登録番号は希望ナンバー制度により「大宮230い170」を取得し「いなまる=170」の語呂合わせとなっている。この車両は木村観光バスが撤退する際に協同観光バスへ引き継がれた(登録番号は変更なし)。
専用車両の車両点検などの際には、協同観光バスの日野・リエッセ(株式会社協同によるCNG改造車)により運行される場合もあった。
2019年11月の再編までは、上記の専用車両1台で、北路線・南路線の両ルートを回っていたが、同年11月2日から2台体制に増車され、日野・ポンチョの2ドアロングボディ(2DG-HX9JLCE)を2台新製配置して、木村観光バスから引き継いだ車両を置き換えた。登録番号は希望ナンバーで「大宮230あ1701」「大宮230あ1702」を取得し「いなまる1」「いなまる2」の語呂合わせとしている。
また同年のリニューアル時に車両ラッピングが変更され[5]、伊奈町のキャラクター「伊奈ローズちゃん・ローズくん」[5][6]と「伊奈備前守忠次公」[5]が新たにラッピングされた。
脚注
- ^ a b c d e f g h i j k 町内循環バス「いなまる」 伊奈町、2019年11月9日更新、2021年12月7日閲覧。
- ^ 伊奈町総合センター | 子どもからシニアまで利用する施設が集結 アイル・オーエンスグループ(施設指定管理者)
- ^ a b c d e 伊奈町内循環バス「いなまる」ルート図 伊奈町、2019年11月2日改正、2019年11月9日更新。2021年12月7日閲覧。
- ^ 伊奈町内循環バス「いなまる」時刻表 伊奈町、2019年11月2日改正、2019年11月9日更新。2021年12月7日閲覧。
- ^ 町内循環バス「いなまる」車体への広告主を募集します 伊奈町、2020年2月1日、2021年12月7日閲覧。
関連項目
- 伊奈町
- 協同バス - 協同観光バス時代から運行を受託
- 関東自動車 (埼玉県) / 木村観光バス - 過去の運行受託事業者
- コミュニティバス
- 日本のコミュニティバス一覧#埼玉県
外部リンク
- 町内循環バス「いなまる」 - 伊奈町