Wikipedia:だっておいら、管理者だもん!

ウィキペディアでは、何千何万の編集回数があろうとも、その意見を額縁にいれて飾ってもらえるわけではない。その人が管理者であっても同じである。

ウィキペディアで行われる議論の場では、編集歴が長い利用者の主張がそうでない利用者よりも大事にされることがある(ましてその編集者が管理者であったなら!)。それはまずい。

もともと英語で書かれたこのエッセイの初稿で、User:Paulmcdonaldはこう語っている。

僕はウィキペディアでは35,000回以上の編集を行っている。このページ(en:Wikipedia:List of Wikipedians by number of edits)によれば、僕の編集回数はアカウントを作成したウィキペディアンの中で1927位にあたる。「ナンバーワン」ではないけれど、ずいぶんやってきた。そして、ずいぶん間違ってきた。--Paul McDonald (talk) 02:04, 19 April 2017 (UTC)

ウィキペディアで議論をする編集者たちの主張は、それぞれが自分の意志により行われ、それぞれに価値を持っているはずだ。これは最も経験の浅い、つまり編集歴の短い利用者であっても、素晴らしいアイディアだったり記事の執筆のために適切な観点を持っているかもしれないということである。つい先週プロジェクトに関わり始めた匿名のIP利用者でも、最高のアイディアを持っていることはありえる。

だから何でも「年功序列」風にするのはやめよう。編集回数とかウィキペディアにおけるステータス(受賞歴、バーンスター、経験年数)で判断しなくていいじゃないか。「経験豊富」な編集者が議論を適切な場所に導くだけの知識を持っているというなら、他の編集者がそれぞれの価値観にそって考えられるようにその知識を説明できるはずだ。

あえて言い換えるなら、「先輩」はその経験から得たものをきちんと還元して自分の意見を説明するべきであって、単に「だからそれは私が管理者/GAを〇本書いた編集者である以上、そうなんですよ」なんていう返しをするのはよくないんじゃないか、ということだ。

関連項目[編集]