SBIリスタ少額短期保険

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SBIリスタ少額短期保険株式会社
SBI Resta SSI Co., Ltd.
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 106-6016
東京都港区六本木1-6-1 泉ガーデンタワー16階
設立 2006年4月3日
業種 保険業
法人番号 6011101050885 ウィキデータを編集
代表者 代表取締役社長 久保田卓
資本金 3000万円 (2020年3月末時点)
総資産 6億8588万3千円(2018年3月31日現在)
主要株主 SBI少短保険ホールディングス株式会社
外部リンク 公式サイト
特記事項:関東財務局長(少額短期保険)第1号
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SBIリスタ少額短期保険株式会社(SBIリスタしょうがくたんきほけん)は、少額短期保険制度における日本の保険会社。

概要

2006年4月の保険業法改正時に創設された少額短期保険制度において、第1号として登録された日本の保険会社。

地震保険」以外では唯一となる住宅向け地震補償を専門的に開発、販売している。

2012年にSBIグループ入りし、商号変更した。

「住宅向け地震補償」開発の背景

1995年阪神淡路大震災以降、日本列島地震の活動期に入ったといわれており[1]、「地震はいつどこで起こってもおかしくない」と政府中央防災会議で決定されている[2]

一方、被災時の公的支援は被災者生活再建支援法での最大300万円の給付に限られ、個人が自ら備える「自助」の意識向上が求められている。

代表的な「自助」の手段である地震保険では火災保険の補償額の50%までしか補償されず、十分な備えができているとはいえない状況であり、地震保険を補完する補償が求められている。

保険商品

地震費用保険「リスタ」

正式名称は「地震被災者のため生活再建費用保険」。 地震保険では不足する地震補償を上乗せできる保険。 地震で住宅被害を受けた人の生活再建に必要な費用を補償する。 「地震保険」と異なり、火災保険に加入していなくても地震の被害を補償する。

「地震補償付き住宅」制度

地震費用保険「リスタ」をビルダー、工務店が契約者となり、施主を被保険者として住宅に地震補償を提供する制度。 住宅業界の保証制度のうち、瑕疵担保保険、地盤保証、完成保証につぐ保証として活用されている。

「地震あんしんビジネスパック」

正式名称は「地震被災者のための生活支援費用保険」。 法人(個人事業主含む)が契約者となり、法人の従業員などが福利厚生制度として補償を受ける。

沿革

  • 2006年 4月 損害保険会社と都市銀行出身の7名が東京都新宿区で、前身となる会社「日本震災パートナーズ」を設立する。
  • 2006年10月 少額短期保険業の第1号として登録される。(関東財務局長(少額短期保険)第1号)
  • 2006年12月 本社を東京都千代田区に移転。
  • 2006年12月 個人向けに「地震費用保険リスタ」の販売を開始する。
  • 2007年 9月 ビルダー、工務店向けに「地震補償付き住宅」制度の発売を開始する。
  • 2008年 8月 法人向け「地震あんしんビジネスパック」の発売を開始する。
  • 2008年10月 本社を東京都新宿区に移転。
  • 2012年 3月 SBIホールディングスが83.1%の株式を取得し、同社の子会社となる。
  • 2012年 6月 SBI少額短期保険株式会社に商号変更。
  • 2016年11月 現商号に変更。

理念

  • 地震専門保険の先駆者として、社会からの期待と信頼にこたえる。
  • 社員一人ひとりの知的創造力を尊重した、笑顔の絶えない理想的な職場を創る。
  • お客様の笑顔のために、ニーズに基づいたわかりやすい商品と、プロフェッショナルなサービスを提供する。
  • スピード感あふれる効率経営で、株主価値を最大化する。

脚注

外部リンク