QRP
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QRP(QRP運用)とは、アマチュア無線において空中線電力を低減して運用することである。Q符号で「こちらは、送信機の電力を減少しましょうか?」を意味する"QRP?"に由来する。
日本では、電波法において「無線通信を行う場合の空中線電力は必要最小であること」とされている。 大部分のアマチュア無線家は50Wから100Wの空中線電力を用いている(移動局に許可される最大空中線電力が50Wであり、その付近の出力の無線機が多く市場に流通しているため)。 しかし、これは常に必要とされるものではなく、意図的に空中線電力を低減して運用する場合がある。 利点として次が挙げられる。
- 消費電力が少ない。電源が不十分な状況でも運用が可能である。
- 機器の製作や調整が容易である。
- 他局への混信や妨害、電波障害を与える可能性が小さい。
- 通信が困難な状況でいかに遠距離通信(DX)を達成するか、技術的探求の楽しみがある。
- 一部の周波数帯を除き、上級資格(第二級アマチュア無線技士以上)が必要ない。
また、省エネルギーおよび電波資源の有効利用の観点からも推奨される行為である。
CW(無線電信)は、音声通信(無線電話)が困難となる低電力でも通信を行うことが可能である。 QRPの電力がいかなるものか完全な合意は無いが、一般に空中線電力5W以下がQRP [1] とされている。 時には500mW以下で通信を行うこともある。 このように特に空中線電力が小さいことをQRPpと呼ぶことがある。
QRP運用時にはコールサインの後に「/QRP」を付けることがある。 また、QRPを対象とした各種のコンテスト、アワードがある。
無線機
市販のトランシーバーの多くは、空中線電力を低減できるので簡単にQRP運用するにはこれによる。 QRP専用機の代表としてはミズホ通信のピコシリーズ(製造中止)がある。 アマチュア無線全盛期に、ピコ+純正ロッドアンテナを用いて、SSBで南米と交信した人がCQ ham radio誌で紹介されるなど一世を風靡した。 また、空中線電力の小さい無線機は自作も容易である。
QRPの対義語はQROである。
脚注 [編集]
- ^ 日本アマチュア無線連盟ではコンテストやアワードの規約においてQRP運用を5W以下と定義している。