GNUアセンブラ
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プラットフォーム | クロスプラットフォーム |
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ライセンス | GPL 3.0かそれ以降 |
公式サイト | http://www.gnu.org/software/binutils/ |
GNUアセンブラ(グニューアセンブラ)、GNUプロジェクトで使用されるアセンブラ。「Gas」の名で知られる。GNUコンパイラコレクションのデフォルトバックエンドとして働き、GNUオペレーティング・システムやLinuxのコンパイルにも使われる。GNU Binutilsパッケージの一部分である。
Gasの実行ファイル名はasであり、Unix系システムの同名のアセンブラの替わりになる。Gasはクロスプラットフォームであり、様々なコンピュータ・アーキテクチャ上で動き、またそれらを対象にアセンブルすることができる。GNU General Public Licenseでライセンスされたフリーソフトウェアである。
一般的な構文
Gasはサポートするアーキテクチャすべてで使用可能な一般構文を持つ。一般構文にはアセンブラ・ディレクティブやコメントも含まれる。
アセンブラ・ディレクティブ
Gasはピリオドではじまるキーワードを使用した、Cのプリプロセッサに似たアセンブラ・ディレクティブ(別名:擬似命令)を使用する。ほとんどのアセンブラ・ディレクティブはすべてのアーキテクチャ対象に使用できるが、一部機種依存のものもある[1]。
コメント
Gasは、Cと同様の「/*」「*/」で囲まれる複行コメントを実装している[2]。
例:
movl %eax,%edx /* ここはコメント 改行の入った 説明文 */
Gasは「#」を単行コメントとして使用する。
例:
pop %edx # ここはコメント # ここもコメント movl %edx,%eax
記法
批判の一つに、x86やx86-64といったアークテクチャ上で一般的なインテル記法ではなく、AT&T記法を使用することが挙げられる。mov などの命令の引数の順番が逆になっている。
しかし、ヴァージョン2.10[3]から追加された.intel_syntax
ディレクティブにより、インテル記法もサポートされた[4][5]。
関連項目
出典
- ^ “The GNU Assembler - Assembler Directives”. 2008年5月16日閲覧。
- ^ “The GNU Assembler - Comments”. 2008年5月16日閲覧。
- ^ “GNU Assembler News”. 2008年5月16日閲覧。
- ^ “AT&T Syntax versus Intel Syntax”. Using as, the GNU Assembler. 2008年5月16日閲覧。
- ^ Ram Narayan (2007年10月17日). “Linux assemblers: A comparison of GAS and NASM”. IBM DeveloperWorks. 2007年10月17日閲覧。