2 Baddies

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2 Baddies
NCT 127スタジオ・アルバム
リリース
ジャンル K-POP
時間
レーベル Dreamus
チャート最高順位
ゴールドディスク
  • ミリオン(韓国サークルチャート)[1]
  • NCT 127 アルバム 年表
    Sticker
    (2021年)
    2 Baddies
    (2022年)
    Fact Check
    (2023年)
    ミュージックビデオ
    「질주 (2 Baddies)」 - YouTube
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    『2 Baddies』(ツーバディーズ)は、2022年9月16日にDreamusから発売された韓国のアイドルグループNCT 127の4枚目のオリジナルアルバム。2023年1月30日にリパッケージアルバム『Ay-Yo』(エイヨー)が発売された。

    概要[編集]

    • サードフルアルバム『Sticker/Favorite』より約1年ぶりのカムバック。
    • 韓国タイトルは『질주(疾走)(2 Baddies)』。
    • タイトル曲「질주 (2 Baddies)」を含む12曲が収録されている。
    • HANTEOチャートで初動売り上げ154万7,595枚を記録した[9]

    プロモーション[編集]

    予告編[編集]

    • 8月24日より「NEO SEOUL」プロモーションがYouTubeのショート動画で公開された。
      「NEO SEOUL」という仮想のクラブを背景に、NCT 127の音楽とメンバーたちのさまざまな姿や新しいアルバムのヒントが登場している[10]
    • ファン参加型のイベント「NEO SEOUL CHALLENGE」が展開された。
      NCT 127のショート動画に挿入された音楽を使って作成された映像を「#NeoSeoulChallenge」「#NCT127Challenge」のハッシュタグとともにYouTubeのショート動画機能に投稿することで参加できる[10]

    ミュージックビデオ[編集]

    • 9月15日、タイトル曲「2 Baddies」のミュージックビデオを先行公開した。
      タイトルの「2 Baddies(疾走)」に合わせ、自動車をメインに制作された[11]。華やかな照明とキネティックな要素、多彩なCGなどが調和したダイナミックな映像となっている[11]

    イベント[編集]

    • 9月16日、イルサンKINTEX第2展示場7ホールでカムバックショー「NCT 127 4TH ALBUM “2 Baddies” COMEBACKSHOW - FASTER」を開催した[12]
    • 10月10日、米ABCテレビ『グッド・モーニング・アメリカ』に3年ぶりに出演し、タイトル曲「2 Baddies」を披露した。
    • 10月11日、米国トーク番組『ジェニファー・ハドソンショー』にK-POPアーティストとして初めて出演し、タイトル曲「2 Baddies」を披露した。

    アレンジバージョン[編集]

    • 2023年2月17日、タイトル曲「2 Baddies」のリミックスシングル「iScreaM Vol.21: 2 Baddies Remixes」が公開された。No Identityバージョン、Viannバージョン、Biiclaバージョンの3つのリミックスバージョンが収録されている。

    チャート成績[編集]

    韓国サークルチャート(旧ガオンチャート)で2位を記録した。

    Billboard JAPAN週間アルバム・セールス・チャート「Top Albums Sales」で1位を獲得した[4]

    米ビルボード200で3位を獲得し、サードフルアルバム『Sticker』に続いて2作連続でTOP3にチャートインした[8]

    受賞・評価[編集]

    • 第37回ゴールデンディスク賞 - 本賞(アルバム部門)
    • 米Paper誌「The Best K-Pop B-Sides of 2022」 - 「Faster」[13]
    • 米ローリングストーン誌「2022年の年間ベストソングTOP100」71位 - 「2 Baddies」[14] 
    • 英DAZED誌「The best K-pop tracks of 2022」 - 「2 Baddies」[15]

    収録曲[編集]

    1. Faster [2:52]
      • 作詞 :이송 (VERYGOODS), 사하라 (153/Joombas)
      • 作曲 :Mich Hansen, Rasmus Hedegaard, Balance
      • 編曲 :Cutfather, Hedegaard
      強烈なベースとミニマルなフックが印象的なヒップホップダンスナンバー[16]
      目標に向けて誰よりも速く疾走する情熱と自信溢れる姿を表現している[16]
    2. 질주(疾走)(2 Baddies) [3:51]
      • 作詞 :sokodomo, 해일(Haeil), XINSAYNE
      • 作曲 :Aron Bergerwall, Louise Lindberg, Tony Ferrari, Parker James, Moa `Cazzi Opeia` Carlebecker, Ellen Berg
      • 編曲 :aron wyme, IMLAY
      中毒性の強いシグネチャーシンセサウンドとパワフルなボーカルが調和したヒップホップダンスナンバー[17]
      「周りの視線を気にせず、明確な主観と自分の思い通りに大切なものを見て疾走する者だけが成長し、成功を成し遂げることができる」というメッセージを盛り込んだ[17]
    3. Time Lapse [3:36]
      • 作詞 :정하리, 태용 (TAEYONG), 마크 (MARK)
      • 作曲 :Dwayne “Dem Jointz” Abernathy Jr., Young Chance
      • 編曲 :Dem Jointz
      マイナーでセンチメンタルな雰囲気のミッドテンポR&B曲[18]
      歌詞には「現実と夢を行き来しながら過去の恋人を懐かしむ気持ち」がつづられている[18]
    4. 불시착(不時着)(Crash Landing) [3:26]
      • 作詞 :KENZIE
      • 作曲 :KENZIE, IMLAY, JUNNY (주니)
      • 編曲 :KENZIE, IMLAY
    5. Designer [3:58]
      • 作詞 :김재원 (JamFactory), 태용 (TAEYONG), 마크 (MARK)
      • 作曲 :Corron Cole, James Bunton, Aaron Aye, Dwayne “Dem Jointz” Abernathy Jr., RYAN JHUN
      • 編曲 :No Past No Future, RYAN JHUN, Dem Jointz
      トレンディーな雰囲気のトラックと軽快なラップやボーカルが調和しているヒップホップR&Bナンバー[18]
      デザイナーとなって恋人を特別に飾り、より美しくしたい気持ちを明るくスマートに表現した歌詞が印象的な楽曲[18]
    6. 윤슬(ユンスル)(Gold Dust) [4:11]
      • 作詞 :이채영 (JamFactory)
      • 作曲 :Maureen "Mozella" McDonald, Nick Bradley, Stuart Crichton, Paul Blanco
      • 編曲 :Stuart Crichton, Paul Blanco
      ミニマルなトラック構成に特色のあるボコーダーサウンドと甘いボーカルが合わさった叙情的なR&B楽曲[19]
      歌詞では平凡な日常に一筋の光のように近づいてきて、自身をときめかせた相手への気持ちを、日差しや月明かりで光るさざなみになぞらえている[19]
    7. 흑백 영화(白黒映画)(Black Clouds) [3:39]
      • 作詞 :오현선 (lalala studio)
      • 作曲 :Rokman, Lauren Dyson, Sean Fischer
      • 編曲 :Rokman, Sean Fischer
      雨の日に暗雲が垂れ込めた無彩色の風景の中、別れた恋人と偶然再会する2人だけの瞬間をモノクロ映画の中の主人公として表現している[19]
    8. Playback [3:14]
      • 作詞 :이창혁 (JamFactory)
      • 作曲 :Oneye, Andreas Oberg, Johan Gustafsson
      • 編曲 :Oneye, Johan Gustafsson
      強烈な808ベースとキーボードサウンドが魅力的なトラップリズムベースのアップテンポなポップ曲[19]
      歌詞では、別れた恋人を忘れられず、回り回って同じ場所にある心を歯車になぞらえている[19]
    9. Tasty [3:36]
      • 作詞 :Teodor Herrgardh, Rebecca Sjoberg, Gustav Nilsson, Moa `Cazzi Opeia` Carlebecker, Ellen Berg
      • 作曲 :Teodor Herrgardh, Rebecca Sjoberg, Gustav Nilsson
      • 編曲 :댄스
      重みのあるシンセベースとエネルギッシュな歌声が調和するヒップホップナンバー[16]
    10. Vitamin [3:05]
      • 作詞 :김예인 (JamFactory)
      • 作曲 :Jacob Attwooll, Jon Eyden, Eben
      • 編曲 :Jacob Attwooll
    11. LOL (Laugh-Out-Loud) [3:41]
      • 作詞 :이혜윰 (Jam Factory)
      • 作曲 :Fabian Torsson, Harry Sommerdahl, Albin Nordqvist
      • 編曲 :Fabian Torsson, Harry Sommerdahl, Albin Nordqvist
    12. 1, 2, 7 (Time Stops) [3:37]
      • 作詞 :박성희
      • 作曲 :Peter Wallevik, Daniel Davidsen, Iain James
      • 編曲 :PhD

    リパッケージアルバム[編集]

    Ay-Yo
    NCT 127スタジオ・アルバム
    リリース
    ジャンル K-POP
    時間
    レーベル Dreamus
    チャート最高順位
    • サークルチャート
    • オリコン
      • 週間2位(週間アルバム)[23]
      • 週間2位(合算アルバム)[24]
    • Billboard JAPAN
      • 週間2位(Top Albums Sales)[25]
      • 週間2位(Hot Albums)[26]
    ゴールドディスク
  • ミリオン (韓国サークルチャート)[27]
  • ミュージックビデオ
    「Ay-Yo」 - YouTube
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    概要[編集]

    • 4thフルアルバム『2 Baddies』に「Ay-Yo」「DJ」「Skyscraper (摩天樓; 마천루)」の3曲を追加している。

    プロモーション[編集]

    • 1月26日、収録曲「DJ」のトラックビデオを公開した。
    • 1月30日、タイトル曲「Ay-Yo」のミュージックビデオを公開した[28]
      NCT 127の個性が盛り込まれた「ネオ・ミュージアム」を背景に、1つの作品になったメンバーたちが世界に向かってメッセージを発信する姿を前向きかつアーティスティックな映像で表現している[29]
    • 2月25日、NHK総合Venue101』に出演し、タイトル曲「Ay-Yo」のパフォーマンスを披露した[30]

    チャート成績[編集]

    • 韓国サークルチャートアルバムランキングで週間1位を記録した。
    • オリコン週間アルバムランキングおよび合算アルバムランキング(2月20日付)で週間2位を獲得した。
    • Billboard JAPAN週間アルバム・セールス・チャート「Top Albums Sales」および「Hot Albums」(2月15日公開)で週間2位を獲得した。

    収録曲(リパッケージアルバム)[編集]

    1. Ay-Yo [3:41]
      • 作詞 :KENZIE
      • 作曲 :KENZIE, Dwayne “Dem Jointz” Abernathy Jr., Adrian Mckinnon, Tropkillaz, Calixte
      • 編曲 :Dem Jointz, Tropkillaz
      強烈なドラムラインと力強いボーカルが印象的なヒップホップダンスミュージックのタイトル曲[31]
      歌詞には「不確実な明日と永遠に続くと思っていた環境が変化し、倫理的な透明性を要求する新しい時代の中で、限りなく持続可能な価値を生み出し、前に進んでいく」というメッセージが盛り込まれている[31]
    2. Faster
    3. 질주 (2 Baddies)
    4. Time Lapse
    5. DJ [3:18]
      • 作詞 :나정아 (153/Joombas), TAEYONG, MARK
      • 作曲 :Simon Petrén, Andreas Öberg, Ninos Hanna, Rico Greene, TAEYONG, MARK
      • 編曲 :Simon Petrén
      70年代感性をファンキーアップテンポジャンルで再解釈した楽曲[32]
      歌詞には、メンバーたちがDJになって自ら選曲したプレイリストによって特別な瞬間を届けるというメッセージが込められている[32]
    6. 불시착 (Crash Landing)
    7. Designer
    8. 윤슬 (Gold Dust)
    9. 흑백 영화 (Black Clouds)
    10. Playback
    11. Skyscraper (摩天樓; 마천루) [3:56]
      • 作詞 :Ellie Suh(153/Joombas), TAEYONG, MARK
      • 作曲 :Dem Jointz, Young Chance, Xydo (시도), TAEYONG, MARK
      • 編曲 :Dem Jointz
      都心の空を突くような摩天楼のように、絶えず限界を乗り越えて更に高い場所に上がりたいという挑戦的な抱負が込められた強烈なヒップホップナンバー[33]
    12. Tasty
    13. Vitamin
    14. LOL (Laugh-Out-Loud)
    15. 1, 2, 7 (Time Stops)

    脚注[編集]

    出典[編集]

    1. ^ a b CIRCLE CHART2022年9月11日〜9月17日
    2. ^ CIRCLE CHART2022年9月
    3. ^ CIRCLE CHART2022年
    4. ^ a b NCT 127『2 Baddies』がアルバム・セールス首位 Snow Man/BEYOOOOONDSが続く”. ビルボードジャパン (2022年10月3日). 2022年10月7日閲覧。
    5. ^ Billboard JAPAN Hot Albums
    6. ^ オリコン週間アルバムランキング2022年10月3日付
    7. ^ オリコン週間アルバムランキング2022年10月3日付
    8. ^ a b NCT 127, 美 ‘빌보드 200’ 3위…2연속 TOP3 쾌거”. Newsen (2022年9月26日). 2022年10月7日閲覧。
    9. ^ NCT 127、ニューアルバム「2 Baddies」初動売り上げ154万7000枚を突破…SM歌手の歴代最高記録!”. Kstyle (2022年9月23日). 2022年8月13日閲覧。
    10. ^ a b “9月カムバ”NCT 127、ファン参加型イベント「NEO SEOUL CHALLENGE」開催!選ばれた人には特典も”. スポーツソウル (2022年8月22日). 2022年9月3日閲覧。
    11. ^ a b NCT 127、新曲「2 Baddies」のMVを先行公開…音源は明日リリース”. Kstyle (2022年9月15日). 2023年10月8日閲覧。
    12. ^ NCT 127、4thフルアルバムのリリースを記念して大規模なカムバックショーを開催!新曲ステージも披露”. Kstyle (2022年9月2日). 2022年9月3日閲覧。
    13. ^ The Best K-Pop B-Sides of 2022”. PAPER (2022年12月28日). 2023年1月18日閲覧。
    14. ^ 2022年の年間ベストソングTOP100”. ローリングストーン (2022年12月30日). 2023年1月18日閲覧。
    15. ^ The best K-pop tracks of 2022”. DAZED (2022年12月14日). 2023年1月21日閲覧。
    16. ^ a b c NCT 127 テヨン&ユウタ&ドヨン、4thフルアルバム「2 Baddies」予告イメージを公開”. Kstyle (2022年9月7日). 2023年1月18日閲覧。
    17. ^ a b NCT 127、タイトル曲「2 Baddies」MV予告映像を公開…華やかなファッションにも注目」『Kstyle』2022年9月14日。2024年4月6日閲覧
    18. ^ a b c d 「NCT 127」テヨンとマーク、収録曲「Time Lapse」「Designer」のラップメイキングに参加”. wowKorea (2022年9月6日). 2023年1月18日閲覧。
    19. ^ a b c d e NCT 127 テイル&ジャニー&ヘチャン、4thフルアルバム「2 Baddies」予告イメージを公開”. Kstyle (2022年9月8日). 2023年1月18日閲覧。
    20. ^ サークルチャート2023年1月29日〜2月4日
    21. ^ サークルチャート2023年1月
    22. ^ サークルチャート2023年
    23. ^ オリコン週間アルバムランキング2023年2月6日〜2月12日
    24. ^ オリコン週間合算アルバムランキング2023年2月6日〜2月12日
    25. ^ Billboard JAPAN Top Albums Sales
    26. ^ Billboard JAPAN Hot Albums
    27. ^ 2023年 Album Chart
    28. ^ NCT 127、新曲「Ay-Yo」MV公開…圧倒的なパフォーマンスを披露”. Kstyle (2023年1月30日). 2023年2月3日閲覧。
    29. ^ NCT 127、新曲「Ay-Yo」MV予告映像を公開…個性溢れる魅力」『Kstyle』2023年1月29日。2024年4月6日閲覧
    30. ^ “2作連続トリプルミリオンセラー”「NCT 127」、今夜(25日)NHK「Venue101」に生放送出撃…人気曲「Ay-Yo」披露”. Wow Korea (2023年2月25日). 2023年3月3日閲覧。
    31. ^ a b NCT 127 テヨン&ジャニー&ドヨン、4thアルバムのリパッケージ盤「Ay-Yo」予告イメージ第2弾を公開”. Kstyle (2023年1月16日). 2023年1月18日閲覧。
    32. ^ a b 「NCT 127」、レトロムードの「DJ」トラックビデオを26日公開”. wowKorea (2023年1月25日). 2023年1月3日閲覧。
    33. ^ NCT 127 ユウタ&ジョンウ&ヘチャン、4thアルバムのリパッケージ盤「Ay-Yo」予告イメージ第2弾を公開”. Kstyle (2023年1月18日). 2023年1月20日閲覧。

    外部リンク[編集]