関金町

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せきがねちょう
関金町
道の駅犬挟
関金町旗
関金町旗
関金町章
関金町章
関金町旗 関金町章
廃止日 2005年3月22日[1]
廃止理由 編入合併
関金町倉吉市[1]
現在の自治体 倉吉市[1]
廃止時点のデータ
日本の旗 日本
地方 中国地方山陰地方
都道府県 鳥取県
東伯郡
市町村コード 31365-3
面積 97.65 km2.
総人口 4,110
(2004年10月1日)
隣接自治体 三朝町倉吉市琴浦町江府町
岡山県川上村八束村中和村
町の花 ツツジ
関金町役場
所在地 682-0498
鳥取県東伯郡関金町大字大鳥居192-1
地図
旧庁舎位置
座標 北緯35度22分10秒 東経133度45分16秒 / 北緯35.3694度 東経133.7544度 / 35.3694; 133.7544座標: 北緯35度22分10秒 東経133度45分16秒 / 北緯35.3694度 東経133.7544度 / 35.3694; 133.7544
特記事項 現在は倉吉市役所関金庁舎となっている。
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関金町(せきがねちょう)は、かつて鳥取県の中部に位置したである。東伯郡に属していた。

2005年(平成17年)3月22日に倉吉市と合併し、自治体としての関金町は廃止された。倉吉市関金町となった[1]

町名は関金温泉に因んでいる。関金温泉は1877年明治10年)に金谷村・湯関宿が合併した際に成立した合成地名である[2]

地理[編集]

大山の東麓、蒜山三山の北麓にあり、東流する小鴨川の流域である。

歴史[編集]

行政[編集]

かつては関金町役場のほかに関金町役場山守支所があったが、山守支所は2002年4月1日に廃止された。そのため、住民票(本人または同一世帯)、戸籍(本人または同一戸籍)、納税証明(本人のみ)及び印鑑登録(本人のみ)に関する証明の発行業務を山守郵便局(貯金・保険窓口)に委託するようになった。

産業[編集]

農業[編集]

山守地区では関金ワサビが生産されている[3]。戦前から山守地区はワサビの一大産地であったが、1959年の伊勢湾台風の際に栽培施設が全滅した。行政側は災害補償の途を用意したが、税務調査につながることを嫌った栽培者らが自力で施設を復旧させた[4]

娯楽[編集]

  • 関金映画劇場(〜昭和30年代) - 映画館[5]

教育[編集]

関金町倉吉市中学校組合立鴨川中学校

小学校[編集]

中学校[編集]

交通[編集]

関金駅の駅前通り

鉄道[編集]

かつて倉吉線が関金町を通っており、町内には3駅が設置されていた。倉吉線は1985年に廃線となった。

道路[編集]

道の駅

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事[編集]

  • 関金温泉
  • 草幾山城
  • 地蔵院(関の地蔵)
  • 関金町資料館 - 倉吉市との合併後の2014年に閉館した。
  • 関金御幸行列 - 倉吉市との合併後の2011年6月7日には倉吉市無形民俗文化財に指定された。
  • せきがね里見まつり - 1986年に初開催された。

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e “倉吉市合併10年祝う 関金”. 読売新聞(読売新聞社). (2015年3月23日)
  2. ^ 「角川日本地名大辞典」編纂委員会『角川日本地名大辞典 31 鳥取県』角川書店、1982年
  3. ^ 関金わさび 倉吉観光情報”. 倉吉観光MICE協会. 2020年8月24日閲覧。
  4. ^ 「終着駅の町」『中國新聞』1971年7月2日、5面
  5. ^ 『映画年鑑 1960年版 別冊 映画便覧 1960』時事通信社、1960年。同文献を出典とする1960年の映画館(中国地方)「消えた映画館の記憶」を参照した

外部リンク[編集]