金属疲労

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金属疲労(きんぞくひろう)は、固体金属材料が力を繰り返し長期間にわたって受けていくうちに、その固体に亀裂が生じたり、強度が落ちたりする現象で正式には疲労破壊(もしくは疲労)である。金属の強度に対する過大な期待が裏切られたショックで日本では金属疲労と呼ばれている。

1985年に起きた日本航空123便墜落事故では航空鉄道事故調査委員会の調査によって、この金属の疲労破壊が原因とされ脚光を浴びた。しかし科学技術の世界ではプラスチック、炭素繊維、セラミックス、ガラスなどすべての固体に見られる現象で、人体などの疲労と明別して考えると、日本語の金属疲労は“fatigue fracture”(疲労破壊)に相当する。

その他[編集]

近年、スポーツ系のマスメディアにおいて、スポーツ選手が身体を酷使したことにより故障を生じることを「勤続疲労」と表現する例が散見される。 元々は、金属疲労を意図的にもじった造語[1]だとされている。

上記の様に身体や金属以外の物質が疲弊して故障や破壊を生じることを指して(対象が「金属」ではないので「勤続」の漢字が正しいと誤解あるいは意図的に誤用して)「勤続疲労」と表記する例が多いが、金属に対してさえも「勤続疲労」と表記する例が散見される。

関連項目[編集]