郵便配達は二度ベルを鳴らす

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

郵便配達は二度ベルを鳴らす』(ゆうびんはいたつはにどベルをならす、原題:The Postman Always Rings Twice)は、1934年に出版されたジェームズ・M・ケインの小説の題名。彼の初めての小説になる。

共謀して夫を殺した妻とその愛人の関係を描いているが、過激な性の暴力の描写が話題になった。実際の事件が元になっているという。

1946年にはケイン自身がこの作品を戯曲化し、ブロードウェイで上演もされた。

あらすじ [編集]


注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。


米国カリフォルニア。無頼の青年フランク・チェンバースは、パパダキスというギリシア人が経営するガソリン・スタンド兼レストランで働き始めるが、それは店主の美しい妻コーラに惹かれたためであった。多情な女コーラはすぐにフランクと関係を持ち、夫を殺害する計画を練る。自動車事故に見せかけて、うまくパパダキスを殺すことには成功するが、検事サケットは二人を疑い、パパダキスに保険金がかかっていたことから窮地に陥るが、弁護士カッツの巧みな手腕で、容疑をコーラにのみかぶせ、保険会社との取引で無罪とする。 二人の甘い生活が始まったかに見えたが、今度は本当に自動車事故でコーラが死んでしまい、一事不審理であってもフランクは告発されていなかったため、パパダキスとコーラと二人を殺したことになり死刑を宣告される。

映画化 [編集]

これまで4度映画化されている。

タイトル [編集]

この作品中に郵便配達は登場しない。この作品は13社から出版を断られ続けた。14社目で採用が決まった際、出版社からタイトルはなんとつけるかと尋ねられたケインは、出版社からの返事の手紙を届ける郵便配達が2度ベルをならすので郵便配達だとわかることを引き合いに出してこのタイトルに決めたと言われるが、どういう経緯で郵便配達のことを思い出したかについては諸説出ている。