藤女子短期大学

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藤女子短期大学
現在の藤女子大学。かつて、ここに短期大学が設置されていた
現在の藤女子大学。かつて、ここに短期大学が設置されていた
大学設置 1950年
創立 1925年
廃止 2001年
学校種別 私立
設置者 学校法人藤学園
本部所在地 北海道札幌市北区北16条西2-21
キャンパス 札幌キャンパス
石狩キャンパス
学部 国文科
英文科
生活学科
保育科
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藤女子短期大学(ふじじょしたんきだいがく、英語: Fuji Women's Junior College)は、北海道札幌市北区北16条西2-21に本部を置いていた日本私立大学である。1950年に設置され、2001年に廃止された。大学の略称は藤短大。

概要[編集]

大学全体[編集]

教育および研究[編集]

  • 設置されていた学科の一つである生活学科は、元々は家政科で短大開学時において既に設置されていた。旧来の家政科には家政専攻と食物栄養専攻があり、前者では2年次から家庭経営・家庭経済・家政学実習などを学ぶ生活経営コース、栄養学・調理学・調理学実習などを学ぶ食物コース、被服材料学・染色学・意匠学などを学ぶ被服コースがあったが、生活学科となってからは、上記の3コースを統合。
  • 保育科では保育者の養成を執り行っており、『保育科学生紀要』が発行されていた。

学風および特色[編集]

沿革[編集]

基礎データ[編集]

所在地[編集]

  • 札幌キャンパス(北海道札幌市北区北16条西2-21)
  • 石狩キャンパス(北海道石狩市花川南4条5)

象徴[編集]

  • 藤女子短期大学のカレッジマークは右記資料にあり[37]

教育および研究[編集]

組織[編集]

学科[編集]

専攻科[編集]

  • なし

別科[編集]

  • 家政専修 入学定員50名[注 9]

取得資格について[編集]

資格

研究[編集]

  • 『藤女子短期大学紀要』[44]
  • 『ふじ』[45]

大学関係者と出身者[編集]

施設[編集]

キャンパス[編集]

札幌キャンパス[編集]

  • 使用学科:国文科・英文科・保育科
  • 使用専攻科:なし
  • 使用附属施設:なし

石狩キャンパス[編集]

  • 使用学科:生活学科
  • 使用専攻科:なし
  • 使用附属施設:なし

[編集]

  • 藤女子短期大学には大学と同様、「カタリナ寮」と呼ばれる学生寮があった。

対外関係[編集]

系列校[編集]

編入学・進学実績[編集]

  • 藤女子大学への編入学実績があった。ほか、家政専攻(生活学科)卒業生の中には、藤女子短期大学国文・英文・保育の各科に再入学した人もいる。

注釈[編集]

注釈グループ[編集]

  1. ^ a b 藤女子大学へ全面転換のため平成12年度より学生募集停止[1][3]
  2. ^ a b 現在の文部科学省
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af のみ
  4. ^ a b c d 出典[22]
  5. ^ 出典[23]
  6. ^ a b c d 最終募集となった1999年における体制[38][39]
  7. ^ a b 最終募集となった1991年における体制[40][41][29]

補足[編集]

  1. ^ うち私立短期大学132校
  2. ^ 短期大学名 藤女子短期大学
  3. ^ 出典[5][6][7]
  4. ^ 出典[8][9]
  5. ^ 出典[10][11]より。
  6. ^ 出典[12][13]
  7. ^ 藤女子大学へ譲渡のため平成4年度より学生募集停止[27]
  8. ^ 出典[31]。うち1回生 400[32]
  9. ^ 事実上、最終募集となった1991年における体制[40][41]
  10. ^ 家政科食物栄養専攻の前身である家政科食物コースの在学生は、栄養士と教員免許を取得するのに日々多忙だったようである。卒業所要単位として130単位以上取得しなければならない程だった。その背景から、家政科食物コースを食物栄養専攻に改組して栄養職員のみを目指すカリキュラムに変更されたとなっている[42]

出典[編集]

  1. ^ a b 文教協会'2000.
  2. ^ 官報 1950年09月14日より。
  3. ^ 大学資料 (146)より。
  4. ^ a b 文教協会'2002.
  5. ^ 文部省a, p. 30.
  6. ^ 文部省b, p. 1.
  7. ^ 日本教育年鑑より。
  8. ^ 全国学校名鑑 昭和25年版より。
  9. ^ 旺文社1950-01, p. 86.
  10. ^ 文部省c, p. 2.
  11. ^ 全国大学大観 昭和30年版より。
  12. ^ 短期大学一覧 昭和25年5月1日現在より。
  13. ^ 文部省d, p. 4.
  14. ^ 学校法人名簿 昭和32年度より。
  15. ^ 短期大学一覧 昭和26年度 (短期大学資料 ; 第3号)より。
  16. ^ 短期大学一覧 昭和27年度 (短期大学資料 ; 第5号)より。
  17. ^ 文部省'54, p. 1373.
  18. ^ 短期大学一覧 昭和30年度 (短期大学資料 ; 第13号)より。
  19. ^ 文部省'58, p. 18.
  20. ^ 短期大学一覧 昭和35年度 (短期大学資料 ; 第24号)より。
  21. ^ 短期大学一覧 昭和41年度 (短期大学資料)より。
  22. ^ 短期大学教育 (19)より。
  23. ^ 短期大学教育 (20)より。
  24. ^ 文部省'66, p. 28.
  25. ^ 文部省大学局技術教育課'1976.
  26. ^ 文部省'76, p. 37.
  27. ^ a b 文教協会'1992.
  28. ^ 文部省'91, p. 53.
  29. ^ a b 短期大学教育 (48)より。
  30. ^ 短期大学教育 (49)より。
  31. ^ 文部省'92, p. 54.
  32. ^ 旺文社'1992.9, p. 165.
  33. ^ 文教協会'1994.
  34. ^ 文部省'94, p. 58.
  35. ^ 短期大学教育 (51)より。
  36. ^ 文部省'99, p. 59.
  37. ^ 日本私立短期大学協会短期大学広報委員会'1980, p. 15.
  38. ^ 文教協会'1999.
  39. ^ a b c d e 旺文社インタラクティブ'1998-09, p. 96.
  40. ^ a b 文教協会'1991.
  41. ^ a b 文部省高等教育局'1991.
  42. ^ 藤女子短期大学'2000.09.
  43. ^ 文部省e, p. 36.
  44. ^ 藤女子短期大学紀要より。
  45. ^ ふじ【全号まとめ】より。

参考文献[編集]

教員養成機関[編集]

1949年短大設置申請分[編集]

全国学校総覧[編集]

全国短期大学高等専門学校一覧[編集]

全国短期大学一覧[編集]

日本の私立短期大学[編集]

蛍雪時代[編集]

記念誌[編集]

関連項目[編集]