芦花公園

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芦花 公園
(ろか こうえん)
誕生 日本の旗 東京都
言語 日本語
活動期間 2021年 -
ジャンル ホラー小説
代表作 『異端の祝祭』(2021年)
デビュー作 『ほねがらみ』(2021年)
公式サイト 芦花公園(@kinokoinusuki) - カクヨム
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芦花 公園(ろか こうえん)は、日本小説家

来歴[編集]

生い立ち[編集]

東京都にて生まれた[1][2][3]水木しげる原作のテレビアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』をきっかけにホラーに興味を持ち[2]貴志祐介小説を手始めにさまざまなホラー小説を読み始める[2]。特に三津田信三の作品を好むとともに[2]朱雀門出の作品からも影響を受けた[2]

小説家として[編集]

ツイッターのフォロワーに勧められ[3]、2018年(平成30年)6月より小説の執筆を始める[3]。過去に読んだ書籍の大半がホラー小説だったことから[2]、自作のジャンルもホラーにしようと決意した[2]。しかし、多忙なため執筆の時間が思うように確保できず[3]、仕事の合間に小説投稿サイトカクヨム」の投稿画面に直接入力するスタイルで自作を紡いだ[3]。2019年(令和元年)9月、カクヨムより「金のたまご」に選定された[3]。その後、カクヨムに投稿した作品のうちの一篇である「ほねがらみ——某所怪談レポート」が注目され[1]、2020年(令和2年)8月4日から同年8月6日にかけてインターネット上で話題となった[3]。これを受け、同作は『ほねがらみ』として幻冬舎より書籍化され[1][2][3][4]、プロデビューを果たした[1][2][3][5]。さらに、KADOKAWAより『異端の祝祭』を上梓した[2][3][6]

人物[編集]

趣味は怪談収集[2]、映画鑑賞[3]、および、小説執筆である[3]

著作[編集]

単著[編集]

  • 『ほねがらみ』(幻冬舎、2021年。[1]ISBN 9784344037410
  • 『異端の祝祭』(KADOKAWA、2021年。[2]ISBN 9784041112304
  • 『漆黒の慕情』(KADOKAWA、2022年2月22日。[3] ISBN 9784041119853
  • 『とらすの子』(東京創元社、2022年7月29日。[4] ISBN 9784488028749

雑誌掲載作品[編集]

  • 単行本未収録『おくるひと』(小説新潮2021年8月号)
  • 単行本未収録『たねをまくひと』(小説新潮2023年1月号)

脚注[編集]

  1. ^ a b c d 「芦花公園」『芦花公園 - 幻冬舎plus幻冬舎
  2. ^ a b c d e f g h i j k 朝宮運河取材・文、首藤幹夫写真「虚実のあわいから染み出す呪い。WEB発の最恐ドキュメント・ホラー《ほねがらみ》作者・芦花公園インタビュー」『虚実のあわいから染み出す呪い。WEB発の最恐ドキュメント・ホラー『ほねがらみ』作者・芦花公園インタビュー | ダ・ヴィンチニュースKADOKAWA、2021年5月8日。
  3. ^ a b c d e f g h i j k l 吉野太一郎文・写真「『ほねがらみ』芦花公園さんインタビュー——投稿サイトから生まれたホラー小説、一部は実話も…!?」『「ほねがらみ」芦花公園さんインタビュー 投稿サイトから生まれたホラー小説、一部は実話も…!?|好書好日朝日新聞社、2021年5月15日。
  4. ^ 芦花公園『ほねがらみ』幻冬舎、2021年。
  5. ^ “ホラー小説家・芦花公園と「Y十M ~柳生忍法帖~」(せがわまさき/山田風太郎)”. コミックナタリー. (2023年11月10日). https://natalie.mu/comic/column/548139 2024年3月21日閲覧。 
  6. ^ 芦花公園『異端の祝祭』KADOKAWA、2021年。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]