三津田信三

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三津田 信三
(みつだ しんぞう)
誕生 日本の旗 日本奈良県
職業 小説家編集者
国籍 日本の旗 日本
活動期間 2001年 -
ジャンル 推理小説ホラー小説
代表作 刀城言耶シリーズ
主な受賞歴 本格ミステリ大賞(2010年)
処女作 『ホラー作家の棲む家』(2001年)
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三津田 信三(みつだ しんぞう)は、日本の小説家推理作家ホラー小説作家編集者奈良県出身。高野山大学人文学部国文学専攻卒業[1]

目次

経歴・作風 [編集]

編集者を経て、2001年に『ホラー作家の棲む家』で作家デビュー。(ただし1994年に鮎川哲也が編集を務めた公募短編アンソロジー『本格推理3 迷宮の殺人者たち』に「霧の館 迷宮草子 第一話」を投稿して収録されている。)

編集者としての主な企画には、『ワールド・ミステリー・ツアー13』シリーズ、『日本怪奇幻想紀行』シリーズ、ホラージャパネスク叢書などがある。

密室からの人間消失や、閉鎖空間での連続殺人(いわゆる「クローズド・サークル」)に代表される本格・新本格推理小説のテイストと、土俗的・民俗学的な怪奇譚の融合を図った作風をもつ。

その作品は大きく二つに分けられ、作者と同名の作家三津田信三を登場人物としたシリーズと、流浪の幻想小説家刀城言耶(とうじょう げんや)を語り手としたシリーズがある。三津田信三シリーズではメタ構造をもった幻想怪奇小説であることが多いが、刀城言耶シリーズでは、最後のページを読むまでその作品が推理小説なのか怪奇譚なのかわからないという構造が特徴的である。

文学賞受賞・候補歴 [編集]

  • 2008年 - 『首無の如き祟るもの』で第61回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)候補、第8回本格ミステリ大賞(小説部門)候補。
  • 2009年 - 『山魔の如き嗤うもの』で第9回本格ミステリ大賞(小説部門)候補。
  • 2010年 - 『水魑の如き沈むもの』で第10回本格ミステリ大賞(小説部門)受賞。
  • 2013年 - 『幽女の如き怨むもの』で第66回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)候補。

ミステリ・ランキング [編集]

週刊文春ミステリーベスト10 [編集]

  • 2007年 - 『首無の如き祟るもの』5位
  • 2008年 - 『山魔の如き嗤うもの』7位
  • 2010年 - 『水魑の如き沈むもの』20位
  • 2012年 - 『幽女の如き怨むもの』10位

このミステリーがすごい! [編集]

  • 2008年 - 『首無の如き祟るもの』5位
  • 2009年 - 『山魔の如き嗤うもの』8位
  • 2011年 - 『水魑の如き沈むもの』7位
  • 2013年 - 『幽女の如き怨むもの』4位

本格ミステリ・ベスト10 [編集]

  • 2007年 - 『厭魅の如き憑くもの』3位、『凶鳥の如き忌むもの』23位
  • 2008年 - 『首無の如き祟るもの』2位
  • 2009年 - 『山魔の如き嗤うもの』1位
  • 2010年 - 『密室の如き籠るもの』18位
  • 2011年 - 『水魑の如き沈むもの』3位
  • 2012年 - 『生霊の如き重るもの』15位
  • 2013年 - 『幽女の如き怨むもの』4位

ミステリが読みたい! [編集]

  • 2008年 - 『首無の如き祟るもの』3位
  • 2009年 - 『山魔の如き嗤うもの』2位
  • 2011年 - 『水魑の如き沈むもの』5位
  • 2013年 - 『幽女の如き怨むもの』1位

著作 [編集]

単行本 [編集]

三津田信三シリーズ [編集]

  • ホラー作家の棲む家(2001年8月 講談社ノベルス
    • 【改題】忌館 ホラー作家の棲む家(2008年7月 講談社文庫
  • 作者不詳 ミステリ作家の読む本(2002年2月 講談社ノベルス / 2010年12月 講談社文庫【上下】全面改稿)
  • 蛇棺葬(2003年9月 講談社ノベルス)
  • 百蛇堂 怪談作家の語る話(2003年12月 講談社ノベルス)
  • シェルター 終末の殺人(2004年5月 東京創元社ミステリ・フロンティア
  • のぞきめ(2012年11月 角川書店)

刀城言耶シリーズ [編集]

  • 厭魅の如き憑くもの【まじもののごときつくもの】(2006年2月 原書房ミステリー・リーグ / 2009年3月 講談社文庫)
  • 凶鳥の如き忌むもの【まがとりのごときいむもの】(2006年9月 講談社ノベルス / 2009年4月 原書房ミステリー・リーグ【特装版】 / 2012年10月 講談社文庫)
    • 天魔の如き跳ぶもの【てんまのごときとぶもの】(原書房版のみ収録)
  • 首無の如き祟るもの【くびなしのごときたたるもの】(2007年5月 原書房ミステリー・リーグ / 2010年5月 講談社文庫)
  • 山魔の如き嗤うもの【やまんまのごときわらうもの】(2008年4月 原書房ミステリー・リーグ / 2011年5月 講談社文庫)
  • 密室の如き籠るもの【ひめむろのごときこもるもの】(2009年7月 講談社ノベルス / 2012年5月 講談社文庫)
    • 収録作品
      • 首切の如き裂くもの【くびきりのごときさくもの】(初出:『メフィスト』2007年9月号)
      • 迷家の如き動くもの【まよいがのごときうごくもの】(初出:『メフィスト』2008年9月号)
      • 隙魔の如き覗くもの【すきまのごときのぞくもの】(初出:『メフィスト』2009年1月号)
      • 密室の如き籠るもの【ひめむろのごときこもるもの】(書き下ろし)
  • 水魑の如き沈むもの【みづちのごときしずむもの】(2009年12月 原書房ミステリー・リーグ / 2013年5月 講談社文庫)
  • 生霊の如き重るもの【いきだまのごときだぶるもの】(2011年7月 講談社ノベルス)
    • 収録作品
      • 死霊の如き歩くもの【しりょうのごときあるくもの】(初出:『新・本格推理〈特別編〉』)
      • 天魔の如き跳ぶもの【てんまのごときとぶもの】(初出:『凶鳥の如き忌むもの』特装版)
      • 屍蝋の如き滴るもの【しろうのごときしたたるもの】(初出:『メフィスト』2010 Vol.2)
      • 生霊の如き重るもの【いきだまのごときだぶるもの】(初出:『メフィスト』2010 Vol.3)
      • 顔無の如き攫うもの【かおなしのごときさらうもの】(初出:『メフィスト』2011 Vol.1)
  • 幽女の如き怨むもの【ゆうじょのごときうらむもの】(2012年4月 原書房ミステリー・リーグ)

死相学探偵シリーズ [編集]

  • 十三の呪(2008年6月 角川ホラー文庫
  • 四隅の魔(2009年3月 角川ホラー文庫)
  • 六蠱の躯(2010年3月 角川ホラー文庫)

家シリーズ [編集]

  • 禍家(2007年7月 光文社文庫
  • 凶宅(2008年9月 光文社文庫)
  • 災園(2010年9月 光文社文庫)

その他 [編集]

  • スラッシャー 廃園の殺人(2007年6月 講談社ノベルス / 2012年9月 講談社文庫)
  • 赫眼(2009年9月、光文社文庫)
    • 収録作品
      • 赫眼(初出:『伯爵の血族 紅ノ章 異形コレクション37』)
      • 怪奇写真作家(初出:『ハヤカワミステリマガジン』2008年8月号)
      • 怪談奇談・四題(一)旧家の祟り(書き下ろし)
      • 見下ろす家(初出:『オバケヤシキ 異形コレクション33』)
      • 怪談奇談・四題(二)原因(書き下ろし)
      • よなかのでんわ(初出:『闇電話 異形コレクション35』)
      • 灰蛾男の恐怖(初出:『ジャーロ』2009年春号)
      • 怪談奇談・四題(三)愛犬の死(書き下ろし)
      • 後ろ小路の町家(初出:『京都宵 異形コレクション41』)
      • 怪談奇談・四題(四)喫茶店の客(書き下ろし)
      • 合わせ鏡の地獄(初出:『未来妖怪 異形コレクション40』)
      • 死を以て貴しと為す(初出:『幻想探偵 異形コレクション42』) - 死相学探偵シリーズ
  • 七人の鬼ごっこ(2011年3月 光文社)
  • ついてくるもの(2012年9月 講談社ノベルス)
    • 収録作品
      • 夢の家(初出:『小説新潮』2011年8月号)
      • ついてくるもの(初出:『憑依 異形コレクション45』)
      • ルームシェアの怪(初出:『小説現代』2012年5月号)
      • 祝儀絵(初出:『ミステリマガジン』2011年3月号)
      • 八幡藪知らず(初出:『メフィスト』2012 Vol.1)
      • 裏の家の子供(初出:『小説現代』2010年5月号)
      • 椅人の如き座るもの(初出:『ジャーロ』2011年秋冬号) - 刀城言耶シリーズ

アンソロジー [編集]

「」内が三津田信三の作品

  • 本格推理3 迷宮の殺人者たち(1994年4月 光文社文庫)「霧の館 迷宮草子 第一話」
  • 異形コレクション33 オバケヤシキ(2005年8月 光文社文庫)「見下ろす家」
  • 異形コレクション35 闇電話(2006年5月 光文社文庫)「夜中の電話」
  • 異形コレクション37 伯爵の血族 紅ノ章(2007年4月 光文社文庫)「赫眼」
  • 異形コレクション40 未来妖怪(2008年7月 光文社文庫)「合わせ鏡の地獄」
  • 異形コレクション41 京都宵(2008年9月 光文社文庫)「後ろ小路の町家」
  • 異形コレクション42 幻想探偵(2009年2月 光文社文庫)「死を以て貴しと為す」
  • 本格ミステリ09(2009年6月 講談社ノベルス)「迷家の如き動くもの」
    • 【改題】空飛ぶモルグ街の研究(2013年1月 講談社文庫)
  • 異形コレクション45 憑依(2010年5月 光文社文庫)「ついてくるもの」
  • 名探偵に訊け(2010年9月 光文社カッパ・ノベルス / 2013年4月 光文社文庫)「隙魔の如き覗くもの」

単著本未収録短編 [編集]

  • 百物語憑け(2001年8月 『幻想文学』61号 / 2006年3月 『ホラー・ジャパネスク読本』)
  • つれていくもの(講談社『メフィスト』2012 Vol.2)
  • あとあとさん(講談社『メフィスト』2012 Vol.3)
  • 死人のテープ起こし(集英社『小説すばる』2013年3月号)

編集・企画 [編集]

発行は同朋舎。発売元は角川書店

ワールド・ミステリー・ツアー13 [編集]

日本怪奇幻想紀行 [編集]

  • 一之巻 妖怪/百鬼巡り
  • ニ之巻 祟り・呪い道中
  • 三之巻 幽霊・怨霊怪譚
  • 四之巻 芸能・見世物録
  • 五之巻 妖怪/夜行巡り
  • 六之巻 奇っ怪建築見聞

ホラージャパネスク叢書 [編集]

その他 [編集]

  • 江戸・東京 歴史ミステリーを歩く(2011年8月 PHP文庫)
  • 怪談徒然草(語り手:加門七海 聞き手:三津田信三、東雅夫)(2002年8月 ダ・ヴィンチブックス / 2006年3月 角川ホラー文庫

海外への翻訳 [編集]

中国大陸(簡化字) [編集]

三津田信三 シリーズ
  • 忌馆・恐怖作家的居所 (2012年6月、吉林出版集团有限责任公司)
  • 作者不详・推理小说家的读本 (刊行予定、吉林出版集团有限责任公司)
  • 蛇棺葬 (刊行予定、吉林出版集团有限责任公司)
  • 百蛇堂 (刊行予定、吉林出版集团有限责任公司)
  • 避难所・杀人告终 (刊行予定、吉林出版集团有限责任公司)
刀城言耶 シリーズ
  • 厌魅・附体之物 (2011年6月、吉林出版集团有限责任公司)
  • 凶鸟・忌讳之物 (2011年6月、吉林出版集团有限责任公司)
  • 首无・作祟之物 (2011年6月、吉林出版集团有限责任公司)
  • 山魔・嗤笑之物 (2011年12月、吉林出版集团有限责任公司)
  • 密室・自闭之物 (2012年刊行予定、吉林出版集团有限责任公司)
  • 水魑・沉没之物 (2013年刊行予定、吉林出版集团有限责任公司)
家 シリーズ
  • 祸家 (2011年12月、吉林出版集团有限责任公司)
  • 凶宅 (2012年6月、吉林出版集团有限责任公司)
  • 灾园 (刊行予定、吉林出版集团有限责任公司)
スラッシャー シリーズ作品
  • Slasher 废园杀人事件 (2012年6月刊、吉林出版集团有限责任公司)
ノン・シリーズ作品
  • 赫眼 (2012年刊行予定、吉林出版集团有限责任公司)

台湾(正體字) [編集]

三津田信三 シリーズ
  • 忌館:恐怖小說家的棲息之處 (2012年08月02日、獨步文化)
刀城言耶シリーズ
  • 如魘魅附身之物 (2010年08月27日、皇冠文化)
  • 如凶鳥忌諱之物 (2011年01月17日、皇冠文化)
  • 如無頭作祟之物 (2009年10月16日、皇冠文化)
  • 如山魔嗤笑之物 (2010年03月12日、皇冠文化)
  • 如密室牢籠之物 (2011年07月18日、皇冠文化)

韓国 [編集]

刀城言耶シリーズ
  • 잘린 머리처럼 불길한 것(首無の如き祟るもの)

関連項目 [編集]

脚注 [編集]