自由同盟 (デンマーク)

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自由同盟(じゆうどうめい、Liberal Alliance)は2007年5月7日新同盟の名で結成されたデンマークリベラル政党。設立当初のメンバーは国会議員ナサ・カダー欧州議会議員のアナス・サムエルセン(以上元ラディケーリ所属)、同じく欧州議会議員のヒッテ・ゼーベルク(元保守党所属)の3名。国内で最も新しく設立された主要政党[1]でもあり、2007年の選挙では世論調査の予測を大きく下回る5議席(179議席中)を獲得するに留まった。2009年1月5日現在、国会議員は2名のみ。2008年8月27日、現党名に改称した[2]。現在の党首はアナス・サムエルセン

政策[編集]

これまでは左派寄りの戦略を採るラディケーリにも、閣内で影響力を及ぼしつつある右派政党デンマーク国民党にも一定の距離を置いてきたものの、2008年には政策を若干右派寄りに変更した。税制面では所得税を40%に引き下げ均等税とするなど新自由主義的な色彩が濃い[3][1]一方で、義務教育延長や移民制度改革海外援助額を国内総生産の1%に引き上げる方針[4]などを掲げている。

イデオロギー[編集]

社会自由主義及び社会保守主義における最良の価値を戴く[5]中道政党と位置付けており、こうした考えが結党メンバーの出身政党の中間に位置するのは言うまでもない。勿論社会自由主義とはラディケーリの公式イデオロギーで、「社会保守主義」とは福祉国家に重点を置く保守党が掲げてきたものである。なお、ゼーベルクの離党後は「社会保守主義」の部分が抜け落ち党名も自由同盟へと変更したが、残る2名の設立者の間に思想的差異が少なからず存在する。

党員数[編集]

結党から24時間以内に党公式サイトへ12,000名以上の党員登録のアクセスがあり、党設立3日後には16,000名が登録、うち8,000名が党費を支払った[6]2006年現在で9,500名程度が党費を支払った友党のラディケーリと比較しても引けを取らない。

相次ぐ離党者[編集]

デンマーク国民党の影響力を排除し中道政党を目指す立場から、党の右寄り姿勢に抗議して[7]2008年1月29日にゼーベルクが離党すると、1週間後の2月5日には党所属の国会議員マロウ・アームンドが党を離れヴェンスタ入りしたり[8]、会派を追われる議員などが相次いだ[9]。また、2009年2月5日には党創設時のメンバーで党首のカダーが離党し[10]、代わってサムエルセンが党首に就いた。

脚注[編集]

外部リンク[編集]