腐植土

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腐植土(ふしょくど)とは、森林生態系において地上部の植物により生産された有機物が朽木や落葉・落枝となって地表部に堆積し、それを資源として利用するバクテリアなどの微生物ミミズなどの土壌動物による生化学的な代謝作用により分解(落葉分解)されて状になったものである。腐植土は厳密には土ではない。一般には腐葉土(ふようど、: Leaf mold)と呼ばれることが多い。

また、地盤及び建築の観点からを説明すると『腐植土』は、大きな川や湖の水性植物などの有機物が分解して土壌と混ざり合ってできた暗褐色の土のことで、土質分類上は、有機土質に区別される。 普通の土は、固体・液体・気体の三相構造から成り立っているが、有機質土では、固体の部分が粘土や砂といった土粒子の部分と水性植物などの有機物が混ざり合って成り立っている。 そのため、有機質土は、一般に含水比が高く、小さな荷重に対しても圧縮性が非常に高いため、地盤沈下に対する充分な注意が必要である。例えば、造成工事をしたり、建築物を建てる場合には、適切な地盤改良を行う必要が有る。地盤改良

その名の通り腐敗しているので色は黒っぽい。しかし、不快感を持つようなにおいは無く、山林に入ったときと同じような香りがする(カブトムシの匂いと例える人もいる)。

長い月日をかけて自然が作り出す天然の肥料で、植物の栽培や昆虫の飼育に適した堆肥である。山林に行けば手に入る土ではあるが、一般的には園芸店などで袋詰めで普通に販売されているため都会でも手軽に手に入れることが出来る。

成分[編集]

自然にできたものは成分が窒素に偏っていることが多いが、燐酸カリウムなどはミミズ、その他の動物や微生物などの働きによって補われることもある。人工的に作られた腐植土は成分が人工的に調整されている。以下参照。

腐植土になりやすい葉は落葉樹や、広葉樹など、油分が少なく発酵しやすい種類で、などの油分が多い葉は腐植土になりにくい。

人工的に作られた腐植土[編集]

自然にできた腐植土は、発酵して出来上がるのに1 - 2年以上かかるが、人工的に作る場合は米糠などを使って発酵しやすい環境を作る。そのため出来上がるまでの期間は2か月ほどまで縮まる。さらに自然にできた腐植土は成分が偏っていることが多いが、人工的に作ったものは動物の糞などを使って成分調整をしている。

日本国内で売られている製品でも、海外産の原料を含む場合がある[1]

昆虫の餌[編集]

カブトムシ幼虫などの餌としても使われる。昆虫飼育に使用する場合は、防虫・防カビ処理がされていないものを使うこと。

関連事項[編集]

出典[編集]

  1. ^ 「腐葉土セシウム汚染なぜ…」朝日新聞2011年7月30日付夕刊、14面、3版