土壌改良

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

土壌改良(どじょうかいりょう)とは、土壌を耕作等に適するように改良するため、地力を増進させることを目的として行われる。土の三相(液相・気相・固相)の比率が4:3:3となっている土が一般的に作物の栽培に適した土とされており、土の三相が生育に適さない圃場の土の物理性を改良することを土壌改良と言う。土壌改良には改善したい性質に合わせた資材の投入が行われるが、このための資材を土壌改良材と呼ぶ。

土の三相[編集]

  • 固相: 土の粒子などの固形成分
  • 液相: 土中水分
  • 気相: 土中の空隙部分

土の団粒構造[編集]

粘土や砂などの粒子、有機物由来の腐植などが集まって固まったものを団粒と呼び、この団粒によって構成される土壌は適度な空隙が存在し、排水性及び保水性に優れ、やわらかい土となる(団粒構造)。これに対して団粒化が進んでおらず、粒子がバラバラの状態(単粒構造)では土が容易に目詰まりを起こし、水はけが悪く硬くなることから作物の栽培に不都合を生じる。

土壌微生物[編集]

豊富な有機物を含み、適切に管理された土壌中には様々な種類の微生物が生存し、お互いに影響を及ぼしあいながらバランスを保っている。この微生物バランスが崩れ、作物に害を与える細菌などの微生物が著しく増加すると、土壌病害を起こす。

土壌改良の方法[編集]

排水性の改善[編集]

粘質土の土壌は一般的に水はけが悪く、排水性を改善するために砂を投入するなどの土壌改良が行われることがある。

保水性の改善[編集]

砂質土において水持ちが悪い場合は保水力の改善のための土壌改良が行われることがある。粘質土の投入、ピートモスなどの保水性向上資材などの投入が行われる。

団粒化の促進[編集]

土の団粒化は微生物の働きによって生成された物質により粒子がまとまることにより進行する。このため有機物を適切に投入し、水分を微生物の活動が活発になるよう保持することで団粒化が促進される。一方で微生物によらずに土壌を団粒化する目的で高分子系土壌改良材が用いられることもある。

土壌改良材の種類[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]