第63回オールスター競輪

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第63回オールスター競輪
名古屋競輪場・GI
(周長400m)
レース詳細
開催日 2020年8月12日(水) - 16日(日)
レース結果
優勝  松浦悠士 (広島県)
2位  脇本雄太 (福井県)
3位  古性優作 (大阪府)
2019
2021

第63回オールスター競輪(だいろくじゅうさんかいオールスターけいりん)は、2020年8月12日から16日まで、名古屋競輪場愛知県名古屋市)で行われた、競輪のGI競走。優勝賞金4,480万円(副賞込み)[1]

決勝戦[編集]

競走成績[編集]

車番 選手 登録地
着差 決まり手 上がり
(秒)
H/B 特記
[7]
1 33 松浦悠士  広島 SS 捲り 11.4 走注(斜行/押上げ)
2 77 脇本雄太  福井 SS 3/4車身 捲り 11.5 B
3 1 古性優作  大阪 S1 1/2車輪 11.4 走注(押圧)
4 2 諸橋愛  新潟 S1 1車輪 11.3 走注(外帯線)
5 88 内藤秀久  神奈川 S1 1/2車身 11.0
6 55 山田英明  佐賀 S1 3車身 11.4
7 44 守澤太志  秋田 S1 1/2車身 11.5
8 66 柏野智典  岡山 S2 微差 11.7 走注(押上げ)
9 99 原田研太朗  徳島 S1 大差 JH

配当金額[編集]

  • 上段:複式、下段単式
2枠連
2車連 3連勝 ワイド
48,674票 140,216票 694,649票 74,121票
3=5 510円 (2) 3=7 550円 (2) 1=3=7 440円0 (1) 3=7
1=3
1=7
190円 (2)
290円 (3)
150円 (1)
3-5 1,450円 (5) 3-7 1,940円 (6) 3-7-1 6,210円 (15)
85,314票 1,351,577票 [4][5] 10,975,683票 計 13,370,234票

レース概略[編集]

[1][8][9][10][11]

特記事項[編集]

  • 名古屋競輪場でのオールスター競輪開催は、前年に続き2年連続7回目。なお、オールスター競輪は2021年からナイター開催(かつ2004年の第47回大会以来となる6日制)に移行することが決定しており[12]、日中開催は今大会が最後となった。
  • 大会キャッチフレーズは「祭り彩る」。近年名古屋競輪場で行われるGIでは動物を競輪選手に擬人化したポスターとなっていたが、今回はメインキャラクターとして地元愛知県出身のコスプレイヤー桃月なしこを起用した。桃月は、表彰式にも登場した。
  • 日中開催としては最後のオールスター競輪となった5日間の総売上は、117億7481万6400円。無観客での開催であったが前年度比107・9%となり、目標としていた90億円を大幅に上回った[16]。なお、オールスター競輪の売り上げが115億円を超えたのは、2011年の第54回オールスター競輪以来9年ぶりとなった。

競走データ[編集]

  • 参加選手のうち、最年少はGI初出場の朝倉智仁(21歳0ヶ月)、最年長は大会31年連続出場の神山雄一郎(51歳4ヶ月)[17]
  • 寺崎浩平が、デビューから史上最速GI初出場の新記録を達成。それまでの高橋晋也の記録(デビューから266日)を大幅に更新する、デビューから177日での出場であった[18][19]
  • 前年にも当地で行われた「KEIRINレジェンドエキシビションII」に続く第3弾企画、「KEIRINレジェンドエキシビションⅢ」が4日目(8月15日)第5レース終了後に開催された[20]。今回はチェアマンである一丸安貴からオファーを受けた、吉岡稔真(65期)、山口幸二(62期)、内林久徳(62期)、後閑信一(65期)、市田佳寿浩(76期)、山田裕仁(61期)、小橋正義(59期)の7名が参戦。中野浩一(35期)が誘導員を、滝澤正光(43期・日本競輪選手養成所所長)が解説とインタビュアーを、米田明弘が実況を、それぞれ担当した。レースは、先行した吉岡が残り一周から捲ってきた山田と、最終バックから捲ってきた後閑を突っ張り、そのままゴールイン。吉岡をマークした小橋とのワンツーで優勝した(3着は市田)[21][22]
  • 4日目・第12レース(準決勝)では脇本雄太が、名古屋のバンクレコードタイ記録となる10秒4で、1着を飾った[23]。同じく、最終日・第3レース(選抜)でも渡邉一成が10秒4で1着となった。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ ただし、実際は完全な無観客ではなく、特別観覧席に限定して事前申し込みによる抽選で当選した人を入場させていたが、入場者数にはカウントしなかった。
  2. ^ なお今回は解説と実況は現地だったが、レース映像はSPEEDチャンネルが制作した映像をそのまま使った。

出典[編集]

  1. ^ a b “原田研太朗 気迫先行で松浦悠士V貢献/名古屋G1”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2020年8月17日). https://www.nikkansports.com/public_race/news/202008170000059.html 2020年8月17日閲覧。 
  2. ^ 電子新聞 最終日 11R - 中部競輪
  3. ^ 無料WEB予想紙「ニッカンPDF新聞」 最終日 - 日刊スポーツ
  4. ^ a b 岸和田競輪pdf
  5. ^ a b 広島競輪pdf
  6. ^ 別府競輪pdf
  7. ^ 結果・検車場レポート - 日刊プロスポーツ新聞社 プロスポーツWeb
  8. ^ “松浦悠士2冠目!今年賞金1億円を突破/名古屋G1”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2020年8月17日). https://www.nikkansports.com/public_race/news/202008170000054.html 2020年8月23日閲覧。 
  9. ^ 松浦G1 2度目V オールスター - 西日本スポーツ、2020年8月18日
  10. ^ 『第63回オールスター競輪(GI)レポート』 最終日編 - KEIRIN.JP
  11. ^ http://wm.st.keirin.jp/wm-keirin42/20200816-42-05-11-01-00.mp4
  12. ^ 2021年度オールスター競輪が変わります!~6日制、ナイター開催に!!~”. KEIRIN.JP (2019年12月27日). 2019年12月27日閲覧。
  13. ^ 第63回オールスター競輪(GI) テレビ放送予定 - KEIRIN.JP
  14. ^ 坂上忍の勝たせてあげたいTV 第63回オールスター競輪 - 日本テレビ
  15. ^ 中京テレビ「名古屋開催!草野仁の競輪盛り上げマッスル」が放送されます!”. KEIRIN.JP(JKA) (2020年8月12日). 2020年8月12日閲覧。
  16. ^ “総売り上げ117億円超で目標大幅クリア/名古屋G1”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2020年8月16日). https://www.nikkansports.com/public_race/news/202008160000831.html 2020年8月17日閲覧。 
  17. ^ 第63回オールスター競輪 実況アナ的参考データです(^^) - 名古屋けいりん公式サイト 中日スポーツコラム、2020年8月11日
  18. ^ 寺崎浩平選手のデビュー最速 特別競輪初出場記録達成”. KEIRIN.JP (2020年5月26日). 2020年5月27日閲覧。
  19. ^ 2022年版競輪年間記録集” (PDF). KEIRIN.JP (2023年11月1日). 2023年11月3日閲覧。
  20. ^ レース展望 - 第63回オールスター競輪特設サイト 名古屋競輪
  21. ^ レジェンドレース吉岡稔真氏が逃げ切る/名古屋G1 - 日刊スポーツ、2020年8月15日
  22. ^ 【名古屋・レジェンドエキシビション3】吉岡氏、F1先行健在でV奪還!「足ガチガチ…」 - スポーツニッポン、2020年8月16日
  23. ^ オールスター決勝は見どころ満載 脇本雄太の上がりタイムはバンクレコードタイ - 日刊プロスポーツ新聞社 エンジョイニュース、2020年8月15日 17時30分

外部リンク[編集]

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