Wikipedia:削除された悪ふざけとナンセンス/第0基地

第0基地(だい0きち)とは、日本の自衛隊秘密基地である。通称はゼロベース。現在は航空自衛隊が管理しており、配備されている部隊は通称ゼロテスターとして親しまれている。自民党政権下ではその存在は完全に防衛秘密とされてきたが、政権交代により情報公開が進み、一般国民にも徐々に詳細が明らかになりつつある。米軍普天間基地の移設先の候補地として注目されている。

概要[編集]

ゼロベースは現在も正確な基地の位置などは公開されておらず、沖縄県内とも県外とも、そもそも日本の「国土」ではないとも言われる。ただ、過去の利用状況や、後で触れる普天間基地代替施設移設問題との関係から、グアムからの部隊の受け入れが容易で、なおかつ朝鮮半島台湾にもヘリコプターで容易に進出できる位置にあり、上陸戦演習に適した砂浜などもあるものと推測されている。

基地設備としては旧日本海軍の滑走路を拡張した2500m級滑走路などがあると見られる。港湾設備に関しても、少なくともかなりの規模のものが建設は可能なものと推定されている。

主な駐屯部隊は、航空自衛隊第0基地隊である。兵力や装備は一切不明であるが、ごく小規模な管理要員程度だと言われる。隊員の平均年齢は36歳だそうである。

沿革[編集]

  • 1945年(昭和20年) - 本土決戦に向けた防衛態勢整備の一環として、日本海軍の航空基地として整備が始まる。しかし、滑走路が完成しただけで、要塞などは未完成のまま、特に戦闘も無く終戦を迎えた。沿岸砲台として、戦艦「平沼」の近代化改装で陸揚げされた副砲が配備される計画だったと言われる。
  • 1950年(昭和25年) - 朝鮮戦争が勃発すると、国連軍機の不時着飛行場として使用された。さらに、日本の特別掃海隊が極秘裏に活動を行う際に、補給拠点として利用が行われた。
  • 1954年(昭和29年) - 航空自衛隊の基地としての駐留が始まる。
  • 1965年(昭和40年) - ベトナム戦争でアメリカ軍の北爆が開始されると、一時的に在日米軍の航空基地として密約に基づき供用された。この際、アメリカ軍は「CV-0」のコードネーム(CVは航空母艦の艦種記号)を第0基地に付与し、「B-52爆撃機が発着できる空母」と冗談で呼んでいた。これは後に日本の社会党関係者などに漏れ伝わり、一部で本当に空母からB-52が飛ばせるのだとの誤解を生んだ。
  • 2000年(平成12年) - 航空自衛隊第0基地隊へ改編。

普天間基地移設問題との関係[編集]

2009年の鳩山由紀夫内閣誕生後、ゼロベースは普天間基地代替施設移設問題に関係して、米軍用の代替施設候補として一躍その名が知られるようになった。従来は防衛秘密のベールに包まれていた本基地の情報が公開されてきたのも、この政権交代のおかげと移転問題に関連してのことである。2010年1月に平野博文官房長官の「ゼロベースで検討する」との発言によって、ゼロベースの存在が公表されるとともに候補地であることも発表された[1]。以後、3月末まで鳩山内閣は一貫してぶれずにゼロベースが移転先であるとの立場をとってきている[2]

ゼロベースは概要で述べたように地理的には絶好の場所にあると見られる。民間人も居住していないことから、騒音問題や事故の危険も無い。地元の同意も容易に得られるものと思われる。

きれい。密閉しなければ3分で豆が腐ってしまうと言うのに。

問題とされるのは、特殊な納豆菌が異常繁殖しているという島の環境である。納豆菌のために、島内に持ち込まれた大豆は密封していなければ3分で納豆に変わってしまう。島内の空気は納豆の悪臭に包まれており、発酵熱でなま暖かく、黄ばんで見えるとか、なんとなくネバついているとも言われる。アメリカ側が移転先として難色を示している最大の理由も、この強烈な納豆臭が兵士の士気や健康に悪影響を与えるおそれである。実際のところ、この臭気が与える悪影響は否定できず、朝鮮戦争やベトナム戦争時も、絶好の地理的条件が整っていながら、短期間で使用中止となっているほどである。旧日本軍による戦時中の工事がはかどらなかったのも、ガスマスクを着用しなければ地下壕での作業は不可能だったためである。航空自衛隊では、対策として、第0基地隊の隊員は原則として茨城県出身者で構成しているという。

一方で、この納豆菌のおかげで、周囲にサンゴ礁なども存在できず、ジュゴンも生息していないとされている。

今後の対応としては、なおもゼロベースにこだわる場合、納豆菌の悪臭を解消する対策が必要と言われている。においの少ない納豆の金のつぶの開発経験を持つミツカンの技術が使えるのではないかとの指摘もある。ただし、ミツカンの技術が軍事転用されれば、以後のミツカン製品の輸出が武器輸出三原則に抵触するおそれがあり、閣内からは三原則の見直しを求める意見が出ている[3]

出典[編集]

  1. ^ 官房長官「普天間ゼロベース」警戒強める地元」(読売2010年1月10日)
  2. ^ 普天間問題なお「ゼロベース」 岡田外相、ワシントン入り」(産経2010年3月29日)
  3. ^ 武器輸出3原則、北沢防衛相「そろそろ見直すべきだ」」(朝日2010年1月12日)

関連項目[編集]