最大公約数
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最大公約数(さいだいこうやくすう、英: greatest common divisor)とは、
ではない複数の整数の公約数のうち最大のものをさす。
たびたび「G.C.D.」や「G.C.M.(Greatest Common Measure)」、「G.C.F.(Greatest Common Factor)」、「H.C.F.(Highest Common Factor)」等の省略形で記述される。
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定義 [編集]
2つ以上の整数
の最大公約数とは、
の公約数のうち最大の正整数である。
つまり、
を

と素因数分解したとき、
の最大公約数は

で与えられる。
例えば、
と
の公約数は
であるから、最大公約数は
である。
諸概念 [編集]
2つ以上の整数
の最大公約数が
であるとき、
は互いに素であるという。
正整数
に対して、
と
の最大公約数
と最小公倍数
との間には

という関係がある。
しかし、この関係式は3つ以上の正整数に対しては一般には成立しない。例えば、
とすると、
であるが、
である。
多項式の最大公約数 [編集]
多項式の公約数のうち、最も次数の高いものを最大公約数という。例えば、
と
の最大公約数は
である。
多項式の最大公約数は定数倍を除いて1つしか存在しない。
一般の環の場合 [編集]
一般の環上で最大公約数を考えるには、環上の元が素元に分解されることが必要となるが、さらに素元の分解が一意であることが必要である。
例えば、環
とし、
の元
の最大公約数を求めてみることにする。
であり、
は、
上の素元であるので、最大公約数は
となる。しかし、
、
であり、
は
の素元であるので、最大公約数は
となる。
この様に、素元の分解が一意でない場合、最大公約数を一意に定めることができない。
参考文献 [編集]
- 高木貞治 『初等整数論講義第2版』 共立出版、東京、1971年。
関連項目 [編集]
- ユークリッドの互除法 - 代表的な計算方法
- 公約数
- 公倍数
- 最小公倍数
- 多項式