御園良彦
御園 良彦（みその よしひこ、? – 2013年12月25日）は、日本の地方公務員、技術公務員。東京都水道局長、日本水道協会専務理事を経て、東京都市開発社長。
経歴[編集]
1966年、東京都庁入職。1985年12月、東京都水道局中央支所営業課長。 1986年12月、同営業所長。1987年4月、同南部第一支所漏水防止課長。1989年（平成元年）4月、同南部第二支所配水課長。1991年6月、同水質センター監視課長。1993年7月、同給水部副参事（配水施設工事連絡調整担当）。1994年8月、同設計課長。1996年7月、同営業部給水装置課長（統括）。1998年7月、文京区土木部長。2000年4月、水道局東部建設事務所長。2001年7月、同水道建設部長。2002年7月、同給水部長。2003年10月、同浄水部長。2004年7月、同技監。2005年7月、水道局長。経営計画「プラン2007」を策定し、災害拠点病院や区・市役所の建物などは、災害対策の拠点となるので、浄水場からそうした重要施設へのルートについては、供給ポイントから下流へ向けて、耐震性強化を優先させる方針を示した[1]。2006年夏、地方公営企業連絡協議会会長[2]。2007年5月、東岡創示を後任として退職[3]。
日本水道協会専務理事となり、ベトナムやカンボジアでセミナーを開催する等海外水ビジネスに着手[4]。東日本大震災では発災した2011年3月当月に被害が甚大だった岩手、宮城、福島の3県を現地視察[5]。応急給水・応急復旧の指揮をとり、迅速な復旧に貢献した。同年10月、北九州市で開催された日水協総会において退任[6]。
その後、東京都市開発代表取締役社長に就任。2013年12月25日、死去。従五位瑞宝小綬章。翌年2月28日に新宿のヒルトン東京でお別れの会が開催され、水道関係者約600人が出席し、功績・人柄を偲んだ[7][8]。
その他の役職[編集]
脚注[編集]
- ^ “世界で最も安定性と安全性に優れた東京都の水道システム（最終回）”. 建設グラフ. 2021年12月27日閲覧。
- ^ “公営企業金融公庫の廃止後で議論／公連協総会”. 水道産業新聞社 (2006年10月26日). 2022年1月6日閲覧。
- ^ “水道局長に東岡氏／東京都”. 水道産業新聞社 (2007年5月24日). 2021年12月27日閲覧。
- ^ “日本水道協会御園専務理事インタビュー”. 日本工業経済新聞社 (2011年1月27日). 2021年12月27日閲覧。
- ^ “御園日水協専務が被災地に／東北関東大震災”. 水道産業新聞社 (2011年3月24日). 2021年12月27日閲覧。
- ^ “御園専務が辞意を表明／日水協”. 水道産業新聞社 (2011年10月13日). 2021年12月27日閲覧。
- ^ “御園氏の功績･人柄を偲ぶ”. 日本水道新聞 (2014年3月3日). 2021年12月27日閲覧。
- ^ 官報平成26年本紙第6217号 9頁
- ^ “理事・監事名簿”. 全日本建設技術協会 (2006年6月30日). 2021年12月27日閲覧。
- ^ “財団法人水道技術研究センター 役員名簿”. 水道技術研究センター (2011年6月28日). 2021年12月27日閲覧。
- ^ “日本水環境学会役員等名簿”. 日本水環境学会. 2021年12月27日閲覧。
- ^ “日本防災士機構・役員”. 日本防災士機構 (2011年7月19日). 2021年12月27日閲覧。
|
|
|