大野浩 (東宝)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

大野 浩おおの ひろし1957年昭和32年〉[1] - )は元・東宝宣伝プロデューサー。愛知県名古屋市出身。

経歴[編集]

1983年東宝に入社し、九州支社の映画営業部に配属[1]1985年、映画『二代目はクリスチャン』の配給に際し編成されたプロジェクトチームに組み込まれ上京し、企画室のスタッフを経てパプリシティ室の宣伝スタッフとなる[1]

ゴジラvsモスラ』(1992年)よりゴジラシリーズの宣伝を担当する[1]。同シリーズは東宝の看板映画であるためプレッシャーを感じやりにくかったが、前作『ゴジラvsキングギドラ』(1991年)のヒットが追い風となり様々な宣伝戦略を展開[1]。同作品のヒットに寄与した[2]

代表作[編集]

公開年月日 作品名 制作(配給) 役職
1985年 9月14日 早春物語 角川春樹事務所
東宝
宣伝
二代目はクリスチャン
1987年 11月21日 私をスキーに連れてって 小学館
フジテレビ
(東宝)
1992年 7月18日 紅の豚 徳間書店
JAL
日テレ
スタジオジブリ
(東宝)
12月12日 ゴジラvsモスラ 東宝映画
(東宝)
1995年 12月9日 ゴジラvsデストロイア

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e 平成ゴジラ大全 2003, pp. 196–197, 「破之参 『ゴジラVSモスラ』 宣伝担当・大野浩」
  2. ^ 平成ゴジラ大全 2003, pp. 197–198, 「破之参 『ゴジラVSモスラ』 追い風に乗った宣伝戦略」

参考文献[編集]

  • アニメージュ編集部 編『ジブリロマンアルバム・紅の豚』徳間書店、1992年。ISBN 4197201605 
  • 『平成ゴジラ大全 1984-1995』編著 白石雅彦、スーパーバイザー 富山省吾双葉社〈双葉社の大全シリーズ〉、2003年1月20日。ISBN 4-575-29505-1