夜鳴きうぐいす (ストラヴィンスキー)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

抒情劇『夜鳴き鴬』(よなきうぐいす、仏語Le rossignol)は、イーゴリ・ストラヴィンスキーによる3場のオペラ

ハンス・クリスチャン・アンデルセンの『小夜鳴き鳥と中国の皇帝』(デンマーク語Nattergalen)に基づき、作曲者自身とステパン・ミトゥーソフがロシア語台本を作成。ストラヴィンスキーは1908年に本作の作曲に取り掛かり、第1幕を完成させるが、その後はロシア・バレエ団のためのいわゆる「三大バレエ音楽」の作曲に専念し、本作は脇に押し遣られていた。残りの第2幕と第3幕は1914年になって完成されたが、それまでにストラヴィンスキーは『火の鳥』から『春の祭典』へと明らかな作風の転換を遂げており、それがそのまま本作の第1幕と第2幕以降の音楽語法の違いとなって現れることとなった。ストラヴィンスキーは、リムスキー=コルサコフムソルグスキーの影響色濃い第1幕と、バーバリズムの明瞭な第2幕以降の作曲様式の違いをあえて放置し、どちらかに統一しようとしなかった。

初演は1914年5月26日パリガルニエ宮において、セルゲイ・ディアギレフの制作によって行われた。指揮はピエール・モントゥー

1917年にストラヴィンスキーは、第2幕「夜鳴き鴬の歌」(Le chant du Rossignole)以降をもとに、交響詩ナイチンゲールの歌』(Le chant du Rossignole)を編曲している。

登場人物[編集]

楽器編成[編集]

フルート3、オーボエ2、コーラングレクラリネット3、ファゴット2、コントラファゴットホルン4、トランペット4、トロンボーン3、チューバティンパニシンバルアンティーク・シンバルトライアングル小太鼓大太鼓グロッケンシュピール2、タンブリンタムタムピアノチェレスタギター(任意)、マンドリン弦五部

演奏時間[編集]

約47分(各17分、16分、14分)

粗筋[編集]

第1幕[編集]

第2幕[編集]

第3幕[編集]