塔ノ岳

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
塔ノ岳
Mt.Tonodake from Mt.Sannoto 01.jpg
三ノ塔から望む秋の塔ノ岳
標高 1,490.94 m
所在地 神奈川県秦野市清川村山北町
位置 北緯35度27分14.5654秒
東経139度09分47.8558秒
山系 丹沢山地
種類 山塊
塔ノ岳の位置
テンプレートを表示

塔ノ岳(とうのだけ)は丹沢山地の南部にある標高1,491 mの山。愛甲郡清川村秦野市足柄上郡山北町の境目に位置する。

概要[編集]

関東山地を構成する丹沢山地の一角をなし、丹沢大山国定公園に属す。山頂周辺はシカの食害が問題となっている。

丹沢修験道の要であり、塔ヶ岳・御塔・尊(孫)仏山(そんぶつさん)など多くの呼称を持つ。中近世には近郊農村の雨乞いの場として、或いは露天賭博の場としても賑わった。かつて山頂には別称の尊仏山の由来となった尊仏岩があり、お塔と呼ばれ信仰されていた。塔ノ岳の山名はその塔に由来する。なお、山頂に建つ山小屋「尊仏山荘」の名もこの岩に由来している。この岩は関東大震災の余震である丹沢地震 (M 7.3) で大金谷へ転落し現存しない。

登山[編集]

頂上からの展望がとてもよく、天気がよければ富士山南アルプスまで望むことができる。また首都圏に近く交通の便がよいため登山者に人気がある。北に丹沢山、東には新大日、南西には鍋割山などの山が位置する。登山者の増加により大倉尾根の侵食裸地化が問題となっており、植生復元の試みがなされているが、悪化する一方である。

登山道[編集]

登山道は、大倉より大倉尾根ヤビツ峠より表尾根の二本が一般的なルートである。この他に、二俣より小丸歩道(通称訓練所尾根)、札掛より長尾尾根塩水橋より天王寺尾根・丹沢山経由、あるいは鍋割山経由、戸沢出合より政次郎尾根、天神尾根、書策新道(かいさくしんどう, 廃道にて立ち入り禁止)、ユーシンより尊仏の土平(そんぶつのどたいら)を経て登る道などがある。

塔ノ岳山頂よりユーシンに向かう尾根を、高度100 m余り下ったところに不動の清水がある。丹沢の尾根筋では数少ない水場のひとつ。

登山施設[編集]

  • 尊仏山荘
  • 花立小屋
  • 堀山の家
  • 駒止茶屋
  • 見晴茶屋
  • 観音茶屋

この他にかつては山頂に日の出山荘が存在したが、80年代に閉鎖。再開されぬまま廃墟となり2013年3月に完全に撤去された。

塔ノ岳の風景[編集]

山頂からの眺望[編集]

塔ノ岳山頂から西側の眺望(2007年2月撮影)

富士山
南アルプス
檜洞丸
大室山
奥秩父
蛭ヶ岳
不動ノ峰
丹沢山

塔ノ岳山頂から東側の眺望(2007年2月撮影)

仏果山
経ヶ岳
関東平野
大山三峰山
大山
木ノ又大日
三ノ塔
相模湾

周辺の山[編集]

丹沢主脈

表尾根

鍋割山稜

関連項目[編集]

参照[編集]

  1. ^ a b c d 山と高原地図 28.丹沢 2013 昭文社

外部リンク[編集]