ロバート・ラドラム

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ロバート・ラドラム(Robert Ludlum, 1927年5月25日 - 2001年3月12日)は、アメリカの作家で、スパイ冒険小説を多く出版した。

目次

[編集] 紹介

ニューヨーク出身。舞台活動・劇場主を経て、作家業に転身(ラドラム曰く「退路の橋を全て爆破」した)。1971年に半年を費やして執筆した『スカーラッチ家の遺産(The Scarlatti Inheritance)』でデビュー。元女優であった妻はラドラムから作家に転身すると宣言されたとき、もう一度女優として暮らすことを覚悟したというが、杞憂におわり、同作は刊行後たちまち話題になり、ベストセラーとなった。同作に寄せられた賛辞には「並みのミステリ作家6人が束になっても敵わないほどのスリルとサスペンスに満ち溢れている」とも称された。

著作は、世界30数ヶ国で訳され、発行部数は全世界で2億部に達しているとされる。ジョナサン・ライダー名義でも作品を発表(『禁断のクルセード』、『灼熱の黄金郷』 角川文庫)。

著作がベストセラーになった理由として、上記の賛辞で言われている通り「読者に退屈をさせない」という信念においての創作体勢が挙げられる。それには前述の通りラドラムは作家に転進するまで、俳優声優・劇場主と、芸能の世界で生きていたため、そこで培った独特のサービス精神が影響している。

下記の「ジェーソン・ボーン 三部作」が映画化され大ヒットした事で、日本でも作者・作品の知名度は上がったが、イギリスフレデリック・フォーサイス(作品の大半は、ラドラムと同じく角川書店で刊行しベストセラーとなり作品の多くが重版している)や、作品が多く映画化され大ヒットしたトム・クランシーなど、同じスパイ・エスピオナージュ作家と比べ、文庫判作品約50冊(1980年代前半から2007年までに出版された)は、現在すべて品切扱いとなっており、知名度の実状は劣っている。

[編集] 著作

主な執筆分野はスパイスリラー冒険小説も書いた。ラドラムの没後に、代表作「ジェイソン・ボーン」三部作(『暗殺者』『殺戮のオデッセイ』『最後の暗殺者』)は、マット・デイモン主演で映画化され世界各国で大ヒットしたが、ストーリー構成は大幅な改編を行っている。

[編集] 「ジェーソン・ボーン」三部作

記憶を失った男「ジェーソン・ボーン」の闘いを描くスパイ・アクション。

尚このシリーズは、ラドラムの没後映画化に際し別の作家(エリック・ヴァン・ラストベーダー)によって続編3部作が書かれている。

[編集] 「秘密組織カヴァート・ワン」シリーズ

「カヴァート・ワン」と悪の首魁の闘いを描く謀略アクション。 ラドラムは「六部作」構想で進めたいと語ったが、急逝のため叶わなかった。

  • 冥界からの殺戮者(The Hades Factor:ゲイル・リンズ(Gayle Lynds)との合作) (2002) 角川書店
  • 破滅の預言(The Cassandra Compact:フィリップ シェルビー(Philip Shelby)との合作) (2002) 角川書店

[編集] 「マタレーズ」シリーズ

CIAエージェントと宿敵であるKGBエージェントの2人が手を組み、謎の暗殺組織「マタレーズ」に戦いを挑んでいくストーリー。

[編集] その他

  • スカーラッチ家の遺産 (1971) 角川書店
  • オスターマンの週末 (1972) 角川書店 ※文庫再刊の際に『バイオレント・サタデー』と改題
  • マトロック・ペーパー (1973) 角川書店
  • 禁断のクルセード (1973) 角川書店 ※ジョナサン・ライダー名義
  • 悪魔の取引 (1974) 角川書店
  • 灼熱の黄金郷 (1975) 角川書店 ※ジョナサン・ライダー名義
  • 砕かれた双子座 (1976) 新潮社
  • 囁く声 (1977) 講談社
  • ホルクロフトの盟約 (1978) 角川書店
  • 狂気のモザイク (1982) 新潮社
  • 戻ってきた将軍たち (1984) 新潮社
  • 血ぬられた救世主 (1988) 角川書店
  • 狂信者 (1993) 新潮社
  • 陰謀の黙示録 (1995) 新潮社

[編集] 外部リンク

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