レバレッジド・バイアウト

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レバレッジド・バイアウト(Leveraged Buyout)とは、企業買収の手法の一種。LBOとも略される。

概要[編集]

LBOとは、主としてプライベートエクイティファンドなどによる、買収先の資産及びキャッシュフローを担保に負債を調達し、買収した企業の資産の売却や事業の改善などを買収後に行うことによってキャッシュフローを増加させることで負債を返済していくM&A手法である。少ない自己資本で、相対的に大きな資本の企業を買収できることから、梃の原理になぞらえて「レバレッジド・バイアウト」と呼ばれる。また、こうしたM&Aに対する金融を「レバレッジド・ファイナンス」と呼ぶ。

事例[編集]

1962年に、米国バージニア州リッチモンドのアルベマール ペーパー マニュファクチャリング カンパニーが2億米ドルを調達しエチル コーポレーションを買収した。エチル コーポレーションはアルベマールの13倍の規模だった。1962年のこの取引は当時では過去最大のLBOだった[1]

主なLBOでは、米国のファンドであるKKR (Kohlberg Kravis Roberts & Co.)による、1988年のRJRナビスコの買収が世界最大といわれている。(総額300億ドル超、負債の調達比率8割)

また、日本で代表的なものでは、ソフトバンクによるボーダフォン日本法人(現・ソフトバンクモバイル)の買収が過去最大で、買収総額1兆7千億円のうち半分強に当たる1兆円をLBOにより調達した。この他にも総額2000億円以上の、リップルウッドによる日本テレコム(現ソフトバンクテレコム)の買収、カーライルによるDDIポケット(現ウィルコム)の買収などがあげられる。

2005年に堀江貴文率いるライブドアが、フジテレビジョンに対して買収を仕掛けるのではないかと、世間の耳目が集まったが、そのときに噂された買収手法もLBOであった。

他にも中堅電気機器メーカー・川崎電気(現在のかわでん、2000年9月に倒産)がソフトバンク・インベストメント(現在のSBIホールディングス及びSBIインベストメント)傘下にあるファンドの支援を受けたときも、この手法を採用した。同社は、2004年11月にはジャスダックへの再上場を果たすまでに至った。

フィクションにおける事例[編集]

映画「プリティ・ウーマン」では、リチャード・ギア演じる実業家が、造船会社を買収して買収先の資産を売却して利益を得ようと、LBOを仕掛けている。

参照[編集]

関連項目[編集]