ヨハン・ホイジンガ

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ヨハン・ホイジンガ(または「ホイジンハ」)(Johan Huizinga、1872年12月7日 - 1945年2月1日)はオランダの歴史家である。学位論文のテーマは古代インド演劇。

[編集] 業績

ホイジンガはブルクハルトルネサンス観に疑問を持っていた。彼は『中世の秋』で14~15世紀のブルゴーニュ公国の文化について考察を行っているが、8章で遊びと真面目が截然としていない文化たるキリスト教社会にあって、卑猥な言葉も隠し言葉もこれらは全て民族的背景を基盤とし、貴族文化の成熟の象徴であると称えている(これを発展させ、人間の本質を「遊び」に見出したのが『ホモ・ルーデンス』である)。

ホイジンガ研究の第一人者である堀越孝一は、ホイジンガのシンボリック的暗示のもつ偉大なる魅力にとりつかれたと述べている。

読み易い伝記に新書版で、里見元一郎著『ヨハン・ホイジンガ その歴史観と文明論』(近代文芸社2001年)。

[編集] 著書

  • 『中世の秋』(兼岩正夫・里見元一郎訳 創文社,1958年 のち角川文庫上下、「選集1」) 
  • 『中世の秋』(中央公論社「世界の名著」、のち[中公文庫上下]1976年,[中公クラシックスⅠ.Ⅱ],2001年)
  • 『ホモ・ルーデンス――人類文化と遊戯』(中央公論社, 1963年/中公文庫, 1973年)、若き日の高橋英夫が訳した
  • 『ホイジンガ選集』(全6巻 兼岩正夫ほか訳 河出書房新社) 初版箱入、カバー装で新版
  • 『文化史の課題』(東海大学出版会, 1965年/改版, 1978年)
  • 『エラスムス 宗教革命の時代』(筑摩叢書, 1965年 ちくま学芸文庫, 2001年)オランダ人文主義者エラスムスの評伝、宮崎信彦訳
  • レンブラントの世紀 17世紀ネーデルランド文化の概観』(栗原福也訳 創文社歴史学叢書,1968年)
  • 『わが歴史への道』(坂井直芳訳、筑摩叢書 1970年, 新版1985年)自伝ほかの論文集
  • 『朝の影のなかに わたしたちの時代の精神の病の診断』(中央公論社, 1971年、のち中公文庫) 堀越孝一
  • 『アメリカ文化論 個人と大衆』(世界思想社, 1989年)橋本富郎訳
  • 『祖国の歴史より ホイジンガ歴史画集』(里見元一郎訳・解説 河出書房新社, 1972年)