メクリジン

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メクリジン
IUPAC命名法による物質名
(RS)-1-[(4-chlorophenyl)(phenyl)methyl]-4-(3-methylbenzyl)piperazine
臨床データ
胎児危険度分類 B(US)    
法的規制 一般用医薬品
投与方法 経口
薬物動態的データ
半減期 6 時間
識別
CAS登録番号 569-65-3
ATCコード A04AB04 R06AE05
PubChem CID 4034
DrugBank APRD00354
ChemSpider 3894
化学的データ
化学式 C25H27ClN2 
分子量 390.948 g/mol

メクリジン Meclizine)は抗ヒスタミン薬の一種。多くの場合、塩酸塩(塩酸メクリジン)の形で処方される。一般用医薬品としては、第2類医薬品に分類される。

効能[編集]

乗り物酔い防止薬としては、他の抗ヒスタミン薬に比べ効果の発現は遅いものの持続時間が長いため、長時間の旅行に適する。 2013年に発表された名古屋⼤学の研究によれば、メクロジンは軟骨無形成症で異常に活性化する、線維芽細胞増殖因子受容体3(FGFR3)の活性を抑制し、脛骨の縦方向の長さを増加する作用があるとされ、 さらに、軟骨細胞増殖および分化を促進作用があるとされる。

さらに、メクロジンは、ERK(細胞外シグナル調節キナーゼ)のFGF2介在性リン酸化を抑制することを確認した。 メクロジンは低身⻑を呈する各種疾患の治療薬となり得る可能性があるとされている [1][2]

副作用[編集]

抗コリン作用があり、眠気を催すことがあるため自動車等の運転は注意が必要である。排尿困難や眼内圧上昇を起こすことがあるため、腎機能障害緑内障患者は服用前に医師へ相談することが望ましい。他に口の渇き、便秘などの副作用が見られる。乗り物酔い防止薬、鎮咳去痰薬総合感冒薬鼻炎薬など抗ヒスタミン薬が含まれている医薬品は多いので、重複服用による過剰摂取に注意する。

参考文献[編集]

  • 齋藤洋、福室憲治、武政文彦 『一般用医薬品学概説(第2版)』 じほう2006年ISBN 9784840735940

脚注[編集]