ミスジハコガメ

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ミスジハコガメ
ミスジハコガメ
ミスジハコガメ Cuora trifasciata
保全状況評価
CRITICALLY ENDANGERED
(IUCN Red List Ver.2.3 (1994))
Status iucn2.3 CR.svgワシントン条約附属書II類
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
: カメ目 Testudines
亜目 : 潜頸亜目 Cryptodira
上科 : リクガメ上科 Testudinoidea
: イシガメ科 Geoemydidae
: ハコガメ属 Cuora
: ミスジハコガメ C. trifasciata
学名
Cuora trifasciata (Bell, 1825)
シノニム
Sternothaerus trifasciata
Bell, 1825
和名
ミスジハコガメ
英名
Chinese three-striped box turtle

ミスジハコガメ(三筋箱亀、Cuora trifasciata)は、動物界脊索動物門爬虫綱カメ目イシガメ科ハコガメ属に分類されるカメ。

目次

[編集] 分布

模式標本の産地(模式産地)は羅浮山広東省)。

中華人民共和国海南省、広東省、湖南省福建省広西チワン族自治区香港)、カンボジアベトナム北部、ラオスミャンマー北部に分布する可能性もある。)

[編集] 形態

最大甲長21cm(さらに大型化する可能性もあり)。オスよりもメスの方が大型になる。背甲は扁平で、上から見ると卵型。椎甲板肋甲板に発達しない筋状の盛り上がり(キール)がある。種小名trifasciataは「3つ帯の」の意で、和名や英名(three-striped=3つの縦縞がある)と同義。しかしハコガメ属内では背甲に3本のキールを持つ種は他にもいる。後部縁甲板は鋸状に尖らず滑らか。背甲の色彩はオレンジ色や赤褐色、褐色で、キールには黒や暗褐色の筋模様が入る。腹甲は楕円形で、左右の肛甲板の間には浅い切れこみが入る。腹甲の色彩は黒や暗褐色一色で、喉甲板と肩甲板を除いた外縁は黄色や淡黄色。

頭部はやや小型。吻端はやや突出するが、上顎の先端は鉤状にはならない。頭部の色彩は黄色や緑褐色で、眼後部に黒く縁取られた楕円形をした褐色の斑紋がある。指趾には水掻きがやや発達する。四肢や尾の色彩は赤褐色やオレンジ色。

オスは腹甲の中央部がやや凹むことがあり、左右の股甲板の間の切れこみの幅が広い。逆にメスは腹甲の中央部が平らかやや突き出す。

[編集] 分類

ハコガメ属内ではコガネハコガメマコードハコガメシェンシーハコガメと近縁で単系統群を形成すると考えられている。

[編集] 生態

標高50-400mにある水の澄んだ小型河川底質が泥で水生植物の繁茂する沼地湿原水田およびその周辺の森林草原などに生息する。半水棲ないし半陸棲で、幼体は水棲傾向が強いが陸上でも水中でも活動する。

食性は動物食傾向の強い雑食で、昆虫甲殻類巻貝魚類両生類の幼生、水草果実などを食べる。水中でも陸上でも採食を行う。

繁殖形態は卵生。春季から秋季にかけて交尾を行うが、夏季は交尾を行う事が少ない。飼育下では5-7月に1回に1-9個の卵を産んだ例がある。

[編集] 人間との関係

中華人民共和国では食用や薬用(癌の特効薬と信じられている)とされる。

開発による生息地の破壊や水質汚染、食用や薬用の乱獲などにより生息数は激減している。中華人民共和国では国内の個体数が激減したため、周辺の他国から違法に輸入を行っているため他国においても生息数は激減している。

ペット用とされることもあり、日本にも輸入されていた。以前は大量に流通していたが、中華人民共和国で保護が厳しくなったことに加え、2000年にハコガメ属が属単位でワシントン条約付属書II種に掲載されたことで流通量は激減した。現在は飼育下で繁殖された幼体が少数流通する。アクアテラリウムで飼育される。飼育下では人工飼料にも餌付く。動物質のみを与えた個体は偏食し、植物質や人工飼料を食べなくなることがある。そうした個体は体形が崩れたり最悪の場合は命を落とすので、餌は栄養のバランスを考える必要がある。発情したオスは他個体に噛みついたり交尾を迫るため、基本的に単独で飼育する。

[編集] 関連項目

[編集] 参考文献

  • 海老沼剛 『爬虫・両生類ビジュアルガイド 水棲ガメ2 ユーラシア・オセアニア・アフリカのミズガメ』、誠文堂新光社2005年、31頁。
  • 千石正一監修 長坂拓也編著 『爬虫類・両生類800種図鑑 第3版』、ピーシーズ、2002年、205頁。
  • 安川雄一郎 「アジアハコガメ属の分類と生態・生活史1」『クリーパー』第4号、クリーパー社、2000年、11-14、32頁。
  • 安川雄一郎 「オカハコガメ属とヒラセガメ属の分類と生活史(後編)」『クリーパー』第23号、クリーパー社、2004年、9-10頁。

[編集] 外部リンク


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