ミシシッピー殺人事件

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ミシシッピー殺人事件
ジャンル アドベンチャーゲーム
対応機種 コモドール64[C64]
Apple II
ファミリーコンピュータ[FC]
MSX2
開発元 アクティビジョン[C64,AppleII]
ジャレコ[FC,MSX2]
発売元 アクティビジョン[C64,AppleII]
ジャレコ[FC,MSX2]
人数 1人
メディア ロムカセット
発売日 1986年10月31日 [FC]
1987年 [MSX2]
価格 5,200円[FC]
6,800円 [MSX2]
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ミシシッピー殺人事件』(ミシシッピーさつじんじけん、MURDER on the MISSISSIPPI[1])は、アクティビジョンが発売したコモドール64Apple II用のアドベンチャーゲーム

後にジャレコがライセンスを得てファミリーコンピュータMSX2に移植したが、オリジナルに比べて動作が遅く、ゲーム開始直後に散歩中の主人公が何者かが仕掛けたトラップにひっかかり、「殺人事件」が始まる前に自分が死亡することがありうるなどの理不尽な改変がなされている。

目次

概要 [編集]

セントルイスからニューオリンズへと向かう外輪船「デルタ・プリンセス号」で起こった殺人事件を、たまたまそこに居合わせた探偵チャールズ卿が助手のワトソンと共に犯人を推理し、解決する。

登場人物 [編集]

チャールズ卿
主人公の探偵。展開によっては、彼自身が最初の犠牲者になってしまうこともある。チャールズ・ドイル(コナン・ドイルの父)画のシャーロック・ホームズに風貌が似ているが、ホームズではない[2]
ワトソン
チャールズの助手。決まった数しかメモを取ることができない。たまに1人で勝手に歩くこともある。チャールズが死ぬと、やり直せることを切望する。アクティビジョン版では「リージス」という名前である。
ディジー
売春婦。8号室にいる。ニューオリンズのパールおばさんを訪ねに行くために乗船した。おばさん秘伝のオクラスープは乗客に大人気である。
テーラー
売春婦。ネバダ出身。2F20号室にいる。
カーター
判事。9号室にいる。大酒のみで評判はよくない。
ヘレン
富豪の未亡人。2F23号室にいる。乗客の評判はすこぶる悪い。
ネルソン
船長。死体発見前でも3度船長室に入ると、事件について語る。
ウィリアム
慈善家。2F15号室にいる。射撃が趣味で、よく鳥を撃ち殺す。
ヘンリー
船員。1F27号室にいる。殺されたブラウンの息子(正確には私生児)だが、不仲であった。テーラーを愛してしまっている。
ブラウン
今作品の被害者。4号室で遺体で発見された。デルタプリンセス号のオーナー(ネルソンとの共同経営)。他にも多くの事業を手がけていた。

ジャレコによる移植 [編集]

ジャレコがアクティビジョンよりライセンスを得てファミリーコンピュータMSX2に移植した。特にファミコン版は動作が遅い、セーブ機能が搭載されていない、行動の自由度が高い(コモドール64版では入れなかった部屋にも入ることができ、そこには即死トラップが設置されている)など、操作性の面で大幅に改変がなされている。アクティビジョン版ではゲームオーバーや手詰まりになった場合はデータをセーブしたところからやり直すことが出来るが、ジャレコ版ではゲームを最初からやり直すしかない。一方で、日本人には馴染みのないいかにもアメリカ然とした登場人物たちの会話や台詞回しなどは原典そのままである。

トラップ [編集]

ゲーム開始当初、主人公たちは散歩がてらに乗客たちを訪問して行き、とある一室で殺人を発見して事件に巻き込まれる、という体裁を取る。しかし、チャールズ卿たちの部屋(3号室)の隣室(1号室)には落とし穴が存在し、落ちれば即死(ゲームオーバー)になる。よって1号室から訪問していった場合、殺人を発見して捜査を開始する前に自分が殺されると言う理不尽な展開が起こりがちである。14号室にも同様の落とし穴が存在する。また、16号室には入室直後にナイフがチャールズ卿の頭目掛けて飛んで来るトラップがあり、ナイフをよけないと即死、ゲームオーバーになる。

犯人を突き止めて事件を解決しても、これらの罠の存在理由は謎のままであり、誰が設置したのかも不明である。なお、ワトソンを落とし穴の場所に誘導しても落ちず、チャールズ卿にのみ即死トラップが発動する。

「もういいました」 [編集]

容疑者たちは1度しか話をしてくれず、同じ事を2度聞くと、この言葉が返ってくる。つまりメッセージを見逃してしまうと重要な情報を手に入れることが出来ず、手詰まりになってしまうことも。ある意味リアリティがあるが、彼らのこの頑なな態度が多くのプレイヤーたちを絶望させた。

メモを取る [編集]

容疑者たちの話をメモすることができ、その証言を他の容疑者に提示することで新たな証言が得られる。しかし容疑者たちは1度しか話をしてくれないため、メモを取り忘れると手詰まりとなる。また、メモできる数は限られており、上限を超えると古いメモから削除されてゆくため、重要でない事柄のメモを取っても手詰まりとなる。一見、単なる悪口と思える話が実際は重要な証言である場合もあり、容疑者の話が重要な証言か単なる世間話かは容易に判断できない。

なお登場人物たちの会話は、いかにも英語を直訳した長文の会話がすべてカタカナとひらがなで表示されているためかなり読みづらい。

その他 [編集]

  • ファミリーコンピュータMagazine」(徳間書店)誌上の人気コーナー「ハイスコアルーム」に、このゲームをクリアしたという『記録』が掲載された事がある。スコアを競うタイプのゲームではないアドベンチャーゲームがこのような形で取り上げられる事は極めて異例であり、本作品の難度の高さを物語るエピソードといえる。
  • 本作にはバッドエンドが存在する。ゲーム終盤である証拠品を入手すると犯人を「こくはつする」コマンドが使用できるようになる。しかし、この証拠品を自室で調べていなかったり、それとほぼ同時に入手できる別の証拠品を入手していなかったりすると、証拠不十分でそのままゲームオーバーになってしまう。

脚注 [編集]

  1. ^ パッケージでのアルファベット表記。ゲーム画面では日本語表記になっている。
  2. ^ チャールズ・ドイル画のシャーロック・ホームズ画像

外部リンク [編集]