マイルズ・フィッシャー

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マイルズ・フィッシャー
Miles Fisher
本名 James Leslie Miles Fisher
生年月日 1983年6月23日(31歳)
出生地 テキサス州ダラス
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
職業 俳優
ジャンル テレビ、映画
活動期間 1997年 -
公式サイト http://www.milesfisher.com/

マイルズ・フィッシャー (Miles Fisher、1983年6月23日 - ) は、アメリカ合衆国俳優

生い立ち[編集]

ジェームズ・レスリー・マイルズ・フィッシャーとして生まれ、故郷ではジェームズと呼ばれていた[1]。父リチャード・W・フィッシャーはダラス連邦準備銀行総裁、母ナンシーはアメリカン・フィルム・インスティテュート理事をそれぞれ務めている[2]。母方の祖父は共和党の下院議員を務めたジェームズ・M・コリンズ[1]

家族がワシントンD.C.に移ると、セントアルバンズ・スクールに就学[1]。卒業したハーバード大学では英文学を専攻していた[3]。ハーバードではア・カペラ歌唱グループKrokodiloesに所属していた[4]。グループではツアー・マネジャーを務め、24か国における数々のイベントの計画に係わった[5]。2006年の大学の卒業式では、式辞を述べる学生2人の中に選ばれた[6][7]。ハーバードのルバロン・ラッセル・ブリッグス賞を獲得したフィッシャーの卒業論文は、「軍の予科士官学校で教鞭を執ってベトナムへの徴兵を逃れたハーバード卒業生についての脚本」であった[8]。映画業界での成功を志し、卒業後ロサンゼルスへ移った[8][9]

キャリア[編集]

俳優として[編集]

1997年、CBSのテレビ映画『ロード・トゥ・ヘブン』に出演。2000年の映画『Lone Star Struck』で初主演を飾った。2001年、ヴォーンで開かれた「国際ティーン映画祭」において、他の1万のエントリーの中から自身の短編映画『Head Shot』で主演男優賞を受賞[10][11]。コラムニストのリズ・スミスはニューズデイ紙でフィッシャーを「神童」「次のトム・クルーズ」と称えた[11]。これがきっかけとなって有力なマネジャーやエージェントと出会い、2002年にエンデヴァー・タレント・エージェンシーと契約した[12]。2003年、ロバート・デュヴァルロバート・E・リーを演じた南北戦争映画『ゴッド&ジェネラル/伝説の猛将』に出演。監督のロナルド・F・マクスウェルはバージニア志願兵第1連隊の勇敢な兵の役にフィッシャーを選んだ[11]

2008年の映画『スーパーヒーロー ムービー!! -最‘笑’超人列伝-』でトム・クルーズを演じ、この役がインターネット上やテレビ番組『エンターテインメント・トゥナイト』『ショウビズ・トゥナイト』などで紹介され話題となる[13][14]。この動画はインターネット上で1,000万回以上再生された[9]

2009年、エヴァン・ニコルズと短編映画『Heatshot』を制作し、ダラス国際映画祭で招待作品として上映された[9]。同年、『ゴシップガール』では「下品な」コカインの売人を演じ[15]、『マッドメン』の第3シーズンでは「良家出のドラッグ・ディーラー」を演じた[16]

レオナルド・ディカプリオジョン・エドガー・フーヴァーを演じるクリント・イーストウッド監督の伝記映画『J・エドガー』では、フーヴァーをインタビューするFBIエージェントとして全編に亘り登場する[17]

音楽活動[編集]

フィッシャーは10歳の頃からミュージシャンを志していた。ハーバードに在学中は、30か国以上、六大州全てでKrokodiloesとして公演を行った。2008年にはサンドラ・デイ・オコナー判事のリクエストにより合衆国最高裁判所でソロ公演を行った[18]。2009年7月、セルフタイトルEP『Miles Fisher』を自主制作。同時に発表されたトーキング・ヘッズのカバー "This Must Be the Place" のミュージック・ビデオで、2000年の映画『アメリカン・サイコ』におけるパトリック・ベイトマン役のクリスチャン・ベールに扮している[15]。ロサンゼルスで行われたビデオの撮影には、AFIの学生が参加した[19]。このビデオはYouTubeなどのウェブサイトに掲載され、Break.comだけで最初の24時間に20万ヒットを数えた[15]。『Interview』誌のダレル・ハートマンは、トーキング・ヘッズの楽曲と『アメリカン・サイコ』の引用を「最高の組み合わせ」と称し、フィッシャーは「バイラル・ヒットを作った」とした[19]

2011年7月には新曲 "New Romance" をiTunesと自身のウェブサイトで発表。2011年8月に公開された同曲のミュージック・ビデオは、ワーナー・ブラザーズがフィッシャーの提案により同社の映画『ファイナル・デッドブリッジ』の宣伝を助けるためにフィッシャーに資金を提供して実現した[20]。ビデオは『ファイナル・デスティネーション』シリーズとシットコム『Saved by the Bell』のパロディであり、エマ・ベルニコラス・ダゴストら『ファイナル・デッドブリッジ』の共演者が出演している[21]

フィルモグラフィ[編集]

映画[編集]

テレビ[編集]

参考文献[編集]

  1. ^ a b c Peppard, Alan (2001年12月3日). “Fate of Texas in their ears” (英語). The Dallas Morning News: p. 27A 
  2. ^ Peppard, Alan (2008年8月15日). “Alan Peppard on Miles Fisher, Kevin Sorbo, Floyd Dakil” (英語). The Dallas Morning News. http://www.dallasnews.com/sharedcontent/dws/fea/columnists/apeppard/stories/DN-peppard_0815gl.ART.State.Edition1.4e3c325.html 2008年9月7日閲覧。 
  3. ^ Christian, Matt (Winter 2005-2006). “Introducing the Krokodiloes of 2006” (PDF). The Friends of the Kroks Newsletter (The Friends of the Kroks, Inc) 3 (1): 3. http://www.kroks.com/files/pdf/friends/FriendsOfTheKroksNewsletter2005.pdf 2008年9月11日閲覧。. 
  4. ^ Peppard, Alan (2003年6月2日). “Is Palm sweating his exit?” (英語). The Dallas Morning News: p. 9B 
  5. ^ Frank, Lillian (2006年7月22日). “Just a little bit Australian” (英語). Herald Sun 
  6. ^ Peppard, Alan (2006年5月15日). “Over the Top - With Alan Peppard” (英語). The Dallas Morning News: p. 2G 
  7. ^ Powell, Alvin (Harvard News Office) (2006年6月7日). “Class Day offers laughs, wisdom, weather” (英語). Harvard University Gazette (President and Fellows of Harvard College). http://www.hno.harvard.edu/gazette/daily/2006/06/07-classday.html 2008年9月11日閲覧。 
  8. ^ a b Hernandez, Doris A. (2006年6月7日). “Fisher Cruises Toward Centerstage” (英語). The Harvard Crimson. http://www.thecrimson.com/article.aspx?ref=513793 2008年9月11日閲覧。 
  9. ^ a b c Peppard, Alan (2009年3月16日). “Alan Peppard on George and Laura Bush, Miles Fisher, Mario Lopez and others” (英語). The Dallas Morning News. http://www.dallasnews.com/sharedcontent/dws/fea/columnists/apeppard/stories/DN-Peppard_03-16gl.ART.State.Edition1.4a71375.html 2009年4月6日閲覧。 
  10. ^ Bhandari, Aparita (2002年8月19日). “Youths aim for Spielberg on a shoestring - International Teen Movie Festival screening nearly 300 films” (英語). Toronto Star: p. E04 
  11. ^ a b c Smith, Liz (2001年11月27日). “Miles Fisher, 'It' Boy” (英語). Newsday: p. A17 
  12. ^ Smith, Liz (2002年1月6日). “Everybody Loves Greta” (英語). Newsday: p. A09 
  13. ^ Anderson, Brooke; Hammer, A. J.; Black, Phil. “March 26, 2008 Wednesday - Showbiz Tonight 11:00 PM EST” (英語). Showbiz Tonight (CNN) 
  14. ^ Peppard, Alan (2008年4月4日). “Richard Fisher's son parodies Cruise, goes viral” (英語). The Dallas Morning News. http://www.dallasnews.com/sharedcontent/dws/fea/columnists/apeppard/stories/DN-peppard_0404gl.ART.State.Edition1.46e5a63.html 2008年9月7日閲覧。 
  15. ^ a b c Kamer, Foster (2009年8月6日). “Miles Fisher Covers Christian Bale, David Byrne, Tom Cruise, & Kills Lydia Hearst” (英語). BlackBook Magazine (BlackBook Media). http://www.blackbookmag.com/article/miles-fisher-covered-christian-bale-david-byrne-tom-cruise-and-killed-lydia/9812 2009年10月21日閲覧。 
  16. ^ Gelt, Jessica (2009年9月10日). “The Luxury of Dining and Belonging” (英語). Los Angeles Times 
  17. ^ Schaefer, Sandy (2011年3月9日). “Jeffrey Donovan & Miles Fisher Join Eastwood’s ‘J. Edgar’” (英語). Screen Rant. http://screenrant.com/clint-eastwood-j-edgar-jeffrey-donovan-miles-fisher-sandy-105125/ 2011年7月17日閲覧。 
  18. ^ Fisher, Miles. “Music” (英語). Miles Fisher. 2011年8月8日閲覧。
  19. ^ a b Hartman, Darrell (2009年7月24日). “Repeat Offender: Miles Fisher” (英語). Interview. http://www.interviewmagazine.com/blogs/film/2009-07-24/miles-fisher-american-psycho/ 2009年11月11日閲覧。 
  20. ^ Fleming, Mike (2011年8月4日). “'Final Destination 5' Star Miles Fisher Makes Viral Short To Promote The Movie's Mayhem” (英語). Deadline New York (PMC). http://www.deadline.com/2011/08/final-destination-5-star-miles-fisher-makes-viral-short-to-promote-the-movies-mayhem/ 2011年8月8日閲覧。 
  21. ^ Virtel, Louis (2011年8月4日). “Watch: Final Destination 5 Brings Death to Bayside High in Saved by the Bell Homage” (英語). Movieline (PMC). http://www.movieline.com/2011/08/final-destinations-best-unofficial-sequel-saved-by-the-bell-the-final-destination-years.php 2011年8月8日閲覧。 

外部リンク[編集]