ボイコ・ボリソフ

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ボイコ・メトディエフ・ボリソフ
Бойко Методиев Борисов


現職
就任
2009年7月27日
大統領 ゲオルギ・パルヴァノフ
ロセン・プレヴネリエフ

任期
2005年11月8日 – 2009年7月27日

ブルガリア内務省事務長官
任期
2001年 – 2005年

出生 1959年6月15日(53歳)
ブルガリアの旗 ブルガリアソフィアバンキャ
政党 GERB

ボイコ・メトディエフ・ボリソフブルガリア語: Бойко Методиев Борисов / Boyko Metodiev Borisov1959年6月13日 - )は、ブルガリアの政治家。現在、同国首相[1][2][3]ヨーロッパ発展のためのブルガリア市民(GERB)の実質的な指導者であり、2005年11月から2009年7月まで同国の首都ソフィアの市長を務めた。

目次

来歴 [編集]

生い立ち [編集]

ボイコ・ボリソフはソフィアバンキャにて、内務省職員のメトディ・ボリソフ(Методи Борисовч)と、小学校教師のヴェネタ・ボリソヴァ(Венета Борисова)の子として生まれた。1982年から1990年まで内務省職員として、消防士および警察学校の教師を務めた[4]1990年に内務省の職を離れ、1991年には民間警備会社Ipon-1を設立し、トドル・ジフコフシメオン2世(シメオン・サクスコブルクゴツキ)といった人物の警備を引き受けている。ボリソフは1980年から空手をやっており、ブルガリア代表のコーチや国際試合の審判員の経験もある。

ボリソフは結婚していないが、経済投資銀行の総裁ツヴェテリナ・ボリスラヴォヴァ(Цветелина Бориславова)と同居している。また、かつての妻ステラ(Стела)との間に娘のヴェネタ(Венета)がいる。ボリソフの祖父は1944年ブルガリア・クーデターBulgarian coup d'état of 1944)の中で処刑されており、このことは1989年までの社会主義政権下での本人の学業や職に関して負の要因となった[4]

ブルガリア内務省事務長官、ソフィア市長 [編集]

ボリソフは、2001年から2005年までの間、ブルガリア内務省の事務長官となった[5][6][7][8][9][10]2005年の総選挙では、シメオン2世国民運動の候補として出馬し、当選したものの、内務省事務長官の職に留まり、議員にはならなかった。また、同じ年にソフィアの市長に立候補して当選し、前任のステファン・ソフィヤンスキСтефан Софиянски / Stefan Sofiyanski)に代わって市長に就任した。

2006年にはヨーロッパ発展のためのブルガリア市民(GERB)を結党した。GERBは2007年5月20日の2007年欧州議会選挙European Parliament election, 2007)で低投票率(28.6%[11])の中で初めての勝利を挙げ、ボリソフは早期の総選挙を求める声を宣伝する機会を得た。ボリソフは公的なGERBの党首ではないもの、実質的にGERBの指導者とみなされている[12]。GERBの公式の党首はツヴェタン・ツヴェタノフЦветан Цветанов / Tsvetan Tsvetanov)であり、彼は内務省職員、そしてソフィア副首相としてボリソフの下で働いてきた。

ブルガリア首相 [編集]

ボリソフの率いるGERBは2009年7月5日2009年ブルガリア総選挙で39.71%の得票率を出し、240議席中116議席を確保した[13][14]。ボリソフはGERBを中心とした中道右派政権の首班として、7月27日に50人目のブルガリア首相となった[3]

人物 [編集]

国民から親しみをこめて「バットマン」とニックネームがつけられている。

批判 [編集]

ボリソフは2009年2月6日シカゴにて、国外に移住したブルガリア移民らに対して、現時点のブルガリアの国民には100万人のロマと70万人のトルコ人、250万人の退職者がいると述べた。さらに、50万人がブルガリアから国外に移住したために、有権者として留まり、かつ労働力となり得る人的資源は実に乏しいと述べた[15][16]

この発言は国際社会の関心を呼び、ボリソフの政治に対して疑念がもたれた。この発言の後、欧州議会欧州社会党は、ブルガリアの最大野党であり欧州人民党に加盟しているGERBの指導者によるこの発言に対して深い懸念を表明した。欧州社会党の副党首Jan Marinus Wiersmaはボリソフを非難し、「ボイコ・ボリソフの最新の声明は、ブルガリアのトルコ人やロマ、年金受給者を『不良人的資源』と呼ぶものである。これは一連のトルコ人および同性愛者に対する差別的な声明に連なるものである。これは、その政治基盤が国家の純粋性を求めるナチズムの基盤を反映しているものだ。」と述べた。社会党は欧州人民党に対して、適切な処置をとるか、右翼ポピュリズムと過激主義との間の一線を既に越えてしまったGERBとは距離をとるよう求めた[17]

ボリソフは、「不良人的資源」との言葉を使ったとするブルガリア社会党による非難を否定した。反対にボリソフは、社会党は彼の名誉を害するために嘘を吹聴している、と非難した[18]。ボリソフは2009年3月5日NGOとの会合の中で、大臣を含む政府のあらゆるレベルにロマを代表した人物を起用したいと述べた[19]

外交 [編集]

ボイコ・ボリソフは、ウクライナに住むブルガリア人が優れた人的資源であったために、ウクライナが大規模に彼らを同化したと主張している[20]

脚注 [編集]

  1. ^ “Борисов ще е премиер, остана без часовник заради бас” (Bulgarian). Dnes.bg. (2009年7月5日). http://www.dnes.bg/izbori2009/2009/07/05/pyrvoto-obeshtanie-na-gerb-nov-izbiratelen-kodeks.73813 2009年7月7日閲覧。 
  2. ^ “Борисов обеща бърз кабинет и съкращения на висши чиновници” (Bulgarian). Дневник. (2009年7月6日). http://dnevnik.bg/izbori2009/parlamentarni_izbori/2009/07/06/751108_borisov_obeshta_burz_kabinet_i_sukrashteniia_na_visshi/ 2009年7月7日閲覧。 
  3. ^ a b New Bulgaria Government of PM Boyko Borisov Sworn In”. Sofia News Agency. 2009年7月閲覧。
  4. ^ a b “Бойко Борисов” (Bulgarian). Darik News. (2007年10月27日). http://dariknews.bg/view_article.php?article_id=192798 2009年7月7日閲覧。 
  5. ^ Редакционни | Обясненията за показните убийства | Пасове между съотборници - Dnevnik.bg
  6. ^ България | Акциите на МВР - приказка без край - Dnevnik.bg
  7. ^ Общини | Джеф Стайн не приема поканата на Бойко Борисов - Dnevnik.bg
  8. ^ Общини | Бойко Борисов забравил спомените си за "Топлофикация" | Спорът му с Овчаров и Петков се ожесточи - Dnevnik.bg
  9. ^ Интервю | Бойко Борисов: Като искате от мен отговорност, дайте ми права | Кандидат за нов кметски мандат в София - Dnevnik.bg
  10. ^ Акцент | Много координатори - хилаво почистване - Dnevnik.bg
  11. ^ ЦИКЕП :: Избирателна активност
  12. ^ Учредяване на партия ГЕРБ - БНТ
  13. ^ Резултати за страната при обработени 100.00% протоколи на СИК в РИК” (Bulgarian). ЦИК (2009年7月7日). 2009年7月7日閲覧。
  14. ^ “Bulgaria opposition wins election”. BBC. (2009年7月6日). http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/8134851.stm 2009年7月7日閲覧。 
  15. ^ Mayor of Sofia brands Roma, Turks and retirees 'bad human material', Telegraph.co.uk, February 6, 2009
  16. ^ [1] Sofia Mayor to Bulgarian Expats: We Are Left with Bad Human Material Back Home
  17. ^ Challenge to EPP over leader's statement on "bad human material"., socialistgroup.eu, February 6, 2009
  18. ^ “Бойко Борисов: Никога не съм казвал, че пенсионерите са лош човешки материал” (Bulgarian). Български фактор. (2009年6月7日) 
  19. ^ [2] Sofia Mayor Party Mulls Roma Minister in Future Cabinet
  20. ^ [3] Sofia Mayor to Bulgarian Expats: We Are Left with Bad Human Material Back Home


官職
先代:
セルゲイ・スタニシェフ
ブルガリアの旗 ブルガリア共和国首相
2009 -
次代:
マリン・ライコフ英語版
(暫定)