ブルースター作戦

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ブルースター作戦(ブルースターさくせん、ਬਿਲਯੂ ਸਟਾਰ , बिल्यू स्टार )(1984年6月3日-6日)は、アムリトサルにある黄金寺院に拠点を置いたスィク教過激派を排除するために、当時のインド首相インディラ・ガンディーの命により行われた[1]インド軍による作戦である[2]。黄金寺院事件とも[3]

概要[編集]

この作戦はパンジャーブにおける法と秩序の悪化に基づいて発動された。作戦の時期が遅いように思われること、攻撃日の選択、重火器を用いた攻撃等に関する政府の理由については現在でも議論されている。作戦は戦車装甲車両を含むインド軍部隊により実行され、スィク教の宗教グループのリーダーであるジャルネイル・シン・ビンドランワレも本作戦により死亡した[4]。軍事的には成功したが政治的には失敗であり、インド現代史においては前例のない行動であったと考えられている[5]

軍隊による襲撃の影響、そしてその余波と緊張の高まりはインド国内のスィク教徒の殺害につながり、世界中のスィク教徒も大混乱となった。インドでは多くのスィク教徒が軍隊、公共機関を辞職し、政府により授与された賞を返還した[6]。スィク教徒の中にはスィク寺院の冒涜に対する復讐を誓うものが現れ[6]、スィク教徒ボディーガードによるインディラ・ガンディー首相の暗殺につながった。

脚注[編集]

  1. ^ Operation BlueStar, 20 Years On
  2. ^ Operation Bluestar, 5 June 1984
  3. ^ シーク教徒が斬り合い=黄金寺院事件30年式典で-インド時事通信2014年6月6日観覧
  4. ^ Ahmad, Ishtiaq State, Nation, and Ethnicity in Contemporary South Asia, Continuum International Publishing Group, 1996, ISBN 1855675781
  5. ^ Praagh, David Van, The Greater game: India's Race With Destiny and China, McGill Queen's Press- MQUP, 2003, India, ISBN 0773516395
  6. ^ a b Westerlund, David, Questioning The Secular State: The Worldwide Resurgence of Religion in Politics., C. Hurst & Co, 1996, ISBN 1850652414