ハイイロゴケグモ

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ハイイロゴケグモ
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: クモ綱 Arachnida
: クモ目 Araneae
: ヒメグモ科 Theridiidae
: ゴケグモ属 Latrodectus
: ハイイロゴケグモ
L. geometricus
学名
Latrodectus geometricus
Koch, 1841
和名
ハイイロゴケグモ
英名
Brown widow spider

ハイイロゴケグモ(灰色後家蜘蛛、Latrodectus geometricus)は、ヒメグモ科をもつ小さなクモの一種。

分布[編集]

オーストラリア中央アメリカ南アメリカ太平洋諸島を原産地とする[1]

日本では東京都神奈川県愛知県大阪府福岡県鹿児島県沖縄県で記録がある[2]

特徴[編集]

体長は2.5-10mmで、メスのほうが明らかに大きい。球形の腹部は黒褐色で、赤褐色の斑紋がある。

都市部の建物周辺や側溝の中などに生息する。セアカゴケグモと同様の不規則網を造る。

α-ラトロトキシン」という神経毒をメスだけがもち、咬まれると激しい痛みや嘔吐などをともなう[1]。セアカゴケグモよりも攻撃性は低いといわれている[2]。日本では咬傷被害は報告されていない。

外来種問題[編集]

日本では1995年12月に神奈川県横浜市で初めて確認された。資材に紛れて込んで侵入したとものと考えられる[3]

日本では2005年に外来生物法によって、ゴケグモ属のうち本種とクロゴケグモセアカゴケグモジュウサンボシゴケグモの4種が特定外来生物に第一次指定をされている[1]

参考文献[編集]

  1. ^ a b c 多紀保彦(監修) 財団法人自然環境研究センター(編著) 『決定版 日本の外来生物』 平凡社2008年4月21日ISBN 978-4-582-54241-7
  2. ^ a b ハイイロゴケグモ 国立環境研究所 侵入生物DB
  3. ^ 村上興正・鷲谷いづみ(監修) 日本生態学会(編著) 『外来種ハンドブック』 地人書館2002年9月30日ISBN 4-8052-0706-X