デスピナ (衛星)

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デスピナ
Despina
Despina.jpg
海王星の衛星デスピナ
仮符号・別名 S/1989 N 3
発見
発見年 1989年9月
発見者 S・P・シノット
ボイジャー2号画像班
軌道要素と性質
元期:1989年8月18日
海王星からの平均距離 52 526±1km
離心率 (e) 0.0002 ± 0.0002
公転周期 (P) 0.33465551日
軌道傾斜角 (i) 0.216°(赤道)
0.06°(黄道)
海王星の衛星
物理的性質
直径 180×150×130 km
質量 ~2.1×1018kg
平均密度 ~1.2 g/cm3
自転周期 同期回転
アルベド(反射能) 0.09
赤道傾斜角 0
表面温度 〜51K
大気の性質
なし
■Project ■Template

デスピナ(Despina)は、海王星衛星

発見[編集]

デスピナは、1989年7月末に発見され、ボイジャー2号探査機によって画像が撮影された。これには一時的な名称としてS/1989 N 3という名がつけられた。発見は同年8月2日に公表された、しかしながら内容は「5日間にわたって10の画像が撮られた」ということのみであった。発見は7月28日以前とされる。

概要[編集]

デスピナは海王星衛星のなかで3番目に海王星に近い軌道を回る衛星である。デスピナは歪な形をしており、地形に変化があった兆しがない。瓦礫が再度固まったような形である。おそらく海王星のトリトン捕獲の際の摂動によって砕かれた海王星固有の衛星が再度固まったものと見られる。デスピナの軌道はタラッサの軌道に近く、タラッサの軌道の外側であり、ルヴェリエ環のちょうど内側である。この軌道は海王星の静止軌道の下にある。そのためデスピナは螺旋降下しており、デスピナは将来海王星の大気に消えるか、ロシュ限界を超えて潮汐力で粉砕され、海王星のになると予想される。

名前の由来[編集]

この名前は、ポセイドン の娘のニンフにちなむ。