ジャングル・ジャック

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ジャングルジャックは、かつて全日本女子プロレスにおいて、アジャコングを中心に活躍した日本の女子プロレスラーのユニットの名称である。後にOZアカデミー女子プロレスで結成されたジャングルジャック21についても説明している。

ジャングルジャック[編集]

来歴[編集]

1990年代初頭、ブル中野がリーダーを務める「獄門党」に在籍していたアジャが、ブルに反旗を翻し、同期のバイソン木村と共に結成。その後、高橋・神谷・伊藤が加入。獄門党との抗争を繰り広げる。この間、アジャはブルの持っていたWWWA世界シングル王座を獲得し、悲願のブル越えを果たした。

バイソンとのタッグではWWWA世界タッグ王座を2回獲得しているが、バイソン・高橋・神谷が相次いで引退した為、わずか2年弱でフェイドアウトのような形で解散。しかし、団体対抗戦突入以前の全女の盛り上げに貢献した。

メンバー[編集]

楽曲[編集]

ジャングルジャック21[編集]

来歴[編集]

2008年1月、アジャがOZアカデミー認定無差別級王座カルロス天野に奪われたのを機に、ダイナマイト・関西を擁するOZ正規軍と尾崎魔弓率いる尾崎軍に続く第3の軍団を結成。後から合流する中川を除く4人で活動を開始するもチーム名が決まらない状態が続いた中、「自分がいるんだったら」と命名された。軍団闘争が軸となっている現在のOZと、当時の全女が似ている事と、松本が当時の伊藤と同じ立場であった事も、結成するきっかけとなった。

2009年2月5日にはアジャと松本が、8月16日には輝とAKINOが、OZアカデミー認定タッグ王座を獲得した。

2010年3月7日には、ジャングルジャック21の自主興行を開催。パッション・レッドとの対抗戦の他、オリジナル版ジャングルジャックから伊藤薫を迎えるなど、成功を収めた。

2011年4月10日には松本と中川が、OZアカデミー認定タッグ王座を獲得した。6月12日東京キネマ倶楽部での2度目のジャングルジャック21興行開催が決定。当時OZアカデミータッグ王者だった中川・松本がプロデュースし、興行権を2人が所属するエスオベーションが持った。9月に輝と松本が正危軍に引き抜かれたことでOZの軍団闘争が「正危軍vs正危軍以外」に変化したためJJ21としての活動は事実上休止となった

2012年に輝の自主興行にて5人のJJ21が復活した。

メンバー[編集]

元メンバー[編集]

いずれも2011年9月23日を以って正危軍(旧:尾崎軍)へ移動

自主興行[編集]

〜中川&松本プロデュース Jungle Jack21興行〜隊長とエースからの挑戦状
2011年6月12日
東京キネマ倶楽部
観客数 : 304人(超満員札止め)
秘境探検
2010年3月7日
東京キネマ倶楽部
観客数 : 不明
第1試合 鬼が出るか蛇が出るか?それとも…?「隊長の野望」3WAYマッチ
小松奈央 11分32秒
マウンテン・スプラッシュ
GAMI ●中川ともか 6分32秒
アジャコング重ねフットスタンプ→体固め
ダイナマイト関西
もう1人はアジャ・コング
タッグマッチ 新旧エース対決 シングルマッチ
TAKAみちのく
輝優優
14分49秒
ジャストフェイスロック
澤宗紀
AKINO●
伊藤薫 16分24秒
スパイラルボム→エビ固め
松本浩代●
セミファイナル 親方三人掛け シングルマッチ「炎の叫び」
○アジャ・コング 0分08秒
ラリアット
バイソン・さくら ●輝優優 16分37秒
ヨーロピアンクラッチを切り返す→エビ固め
AKINO○
○アジャ・コング 2分46秒
垂直落下式ブレーンバスター
つくし
●アジャ・コング 8分44秒
ゴッチ式パイルドライバー
鈴木みのる
メインイベント OZアカデミータッグ選手権試合 「ジャングルの掟」その先にあるものは? ファーストアタックシングルマッチ導入 30分フルタイムポイントマッチ
○中川ともか
松本浩代
19分30秒
横入り式エビ固め
大畠美咲
吉田万里子
高橋奈苗
夏樹☆たいよう
パッション・ホッティー
パッションRay
しもうま和美
4 - 5 アジャ・コング
輝優優
AKINO
中川ともか
松本浩代

脚注[編集]

関連項目[編集]