クレイトン・ブラザーズ・クインテット

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クレイトン・ブラザーズ
The Clayton Brothers
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ジャンル ジャズ
活動期間 1977年 -
共同作業者 クレイトン=ハミルトン・ジャズ・オーケストラダイアナ・クラール
公式サイト theclaytonbrothers.com
メンバー ジョン・クレイトン
ジェフ・クレイトン
テレル・スタッフォード
ジェラルド・クレイトン
オベード・キャルヴェア

クレイトン・ブラザーズ・クインテットClayton Brothers Quintet)は、サックス・プレイヤーのジェフ・クレイトンのアイディアで結成された。ジェフによると、30年近く前にお互いが好むフォーマットをサポートすることをグラミー賞受賞者でもある兄のジョン・クレイトンと同意した。ジェフの小規模バンドへの情熱がクレイトン・ブラザーズ・クインテットの結成に繋がった。ジョンのビッグ・バンドへの思いはドラム・プレイヤーのジェフ・ハミルトンと共にクレイトン=ハミルトン・ジャズ・オーケストラを結成した。(ジェフもまたバンドメンバーである。)クレイトン・ブラザーズ・クインテットの現・バンドメンバーはクレイトン兄弟、ジョンの息子のジェラルド・クレイトン(ピアノ)、オベード・キャルヴェア(ドラム)とテレル・スタッフォード(トランペット)。彼らの最新アルバム2008年11月にArtistShareからリリースされた。

メイン・バンドメンバー[編集]

ジェフ・クレイトン[編集]

ジェフ・クレイトンは、主にアルト・サックス、オーボエ、そしてフレンチ・ホーンやフルートなどのリード楽器を担当。スティーヴィー・ワンダーをはじめ、グラディス・ナイトケニー・ロジャースマイケル・ジャクソンチャカ・カーンクイーン・ラティファパティ・ラベルアース・ウィンド・アンド・ファイアーマドンナジャスティン・ティンバーレイククインシー・ジョーンズなど数々の有名なミュージシャンと共演・レコーディングをしたことがある。また、ジャズ界で有名なアーティスト、フランク・シナトラエラ・フィッツジェラルドなどとも共演したことがある。

ジョン・クレイトン[編集]

ジョン・クレイトンは、ベーシストにして作曲家編曲家指揮者でもある。1998年から2001年にかけてthe Los Angeles Philharmonicでthe Artistic Director of Jazzをしていた。彼の作曲または編曲した作品はNARAにも認められ多数のグラミー賞にノミネートされた。2008年には彼が編曲したクイーン・ラティファの『I'm Gonna Live Till I Die』が、Instrumental Arrangement Accompanying Vocalist(s)というカテゴリーでグラミー賞を受賞した。ナンシー・ウィルソンや、レイ・ブラウン、クインシー・ジョーンズ、ナタリー・コールダイアナ・クラールホイットニー・ヒューストンなどの作曲または編曲を担当した。

ディスコグラフィ[編集]

アルバム[編集]

  • It's All in the Family (1980年、Concord)
  • The Music (1991年、Capri)
  • Expressions (1997年、Warner Bros)
  • Siblingity (2000年、Warner Bros)
  • Back in the Swing oh Things (2005年、Sindrome)
  • Brother to Brother (2008年、ArtistShare)
  • The Gathering (2012年、ArtistShare)
  • Soul Brothers (2016年、ArtistShare)

Brother to Brother[編集]

ArtistShareプロジェクト - Brother to Brother[編集]

ArtistShareは「クラウド・ファウンディング (ファン投資)」プロジェクトとして名を知られている。クレイトン・ブラザーズはプロジェクトについての動画、オーディオ・インタビュー、ダウンロード、画像などユニークな参加オファーをファンに提供するためにArtistShareに参画した。参加者がより多く投資した場合、参加者宛てにサイン入りCD、アーティストによるアルバムのリスニング・ガイド、アーティストの好みの音楽付きiPod、バックステージ・パス付きコンサート・チケットなどが提供される。

批評[編集]

アルバム『Brother to Brother』は、高評価するレビューを受けている。

外部リンク[編集]