クレイジー・カット

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クレイジー・カット(Krazy Kat)はジョージ・ヘリマンがアメリカ合衆国の新聞に1913年から1944年までに連載したコミック・ストリップである。

初回掲載はウィリアム・ランドルフ・ハーストニューヨーク・イブニング・ジャーナル紙で、ハーストはクレイジー・カットの人気の火付け役になった重要な人物である。

舞台はヘリマンの別荘のあるアリゾナ州ココニーノ郡をモチーフにした夢の様な地域である。クレイジー・カットにおける超現実主義と罪のない遊び心と詩的な言葉は、80年以上にわたって熱狂的な漫画愛好家や美術評論家から支持されてきた[1][2][3]

この作品はタイトルになっているのんきで純粋な猫、クレイジー・カット(どちらの性別かは不明)とそのクレイジー・カットの相手のねずみであるイグナッツ・マウス、そして彼らを守る警官ブル・パップ巡査の間にある奇妙な三角関係に焦点を当てている。クレイジー・カットはイグナッツ・マウスに片思いするが、クレイジーが思いを寄せるとわかるとイグナッツはクレイジーの頭上にレンガを投げつけるが、当の本人はそれを愛の印だと勘違いする。パプ巡査はココニーノ郡の法と秩序を守る者として、毎度イグナッツの行為をやめさせて郡の刑務所に入れている。 単純などたばた劇だという大前提があるにもかかわらず、きめ細やかな人物描写とヘリマンによる視覚的及び言語的な創造により、クレイジー・カットは知識人たちに広くたたえられ、まじめな芸術作品として扱われた最初の漫画作品のひとつである。

このとき芸術批評家として有名だったGilbert Seldesは1924年にこの作品について長い推薦文を書き、「今日アメリカ合衆国で制作された作品の中で最も面白くて素敵で申し分のない芸術作品である」と作品を褒め称えた。有名な詩人であるE・E・カミングスは、ヘリマンのファンとして単行本の第1巻に序文を書いた。 連載当初はささやかな成功だったが、より最近となっては、多くの現代的な漫画家たちが多大な影響を受けた作品として、クレイジー・カットをあげている。

クレイジー・カットの1ページ

目次

[編集] 作品内容

クレイジー・カットは、アリゾナ州ココニーノ郡をヘリマンがPainted Desertの風景で埋め尽くして様式化した場所が舞台となっている。 キャラクターが動かなくても、コマが変わった瞬間に背景が変わることがしばしばある。 粘土で葺いた屋根、ナバホ族のアートを真似た鉢に植えられた木々などといった、メキシカン・アメリカン文化を引用した米国南西部のスタイルは全体を通して貫かれている。 本編中に描かれている節はしばしば発音をそのままうつしたような会話と、詩的な感受性が突飛で頭韻法を用いた言葉の中に混ざっている。("Agathla, centuries aslumber, shivers in its sleep with splenetic splendor, and spreads abroad a seismic spasm with the supreme suavity of a vagabond volcano.").[4] ヘリマンは自分が担当する日曜版でコマの大きさや形を変えたり、登場人物の服装を話を進めるのに適したものに変更したりするなどといった、当時では考えられないようなレイアウトで実験的な創作を好んだ。 この作品の基本的な概念は率直なものだが、ヘリマンはいつもこの作品にひねりをきかせている。ある回でイグナッツはクレイジー・カットの頭上を越すようにゆるく高くレンガを投げるのに成功するが、別の回ではパプ巡査に見つかり刑務所に入れられる。 ココニーノ郡のほかの動物たちの干渉や自然の力でも話の展開を大胆にすることができる。また、クレイジー・カットの単純な性格や独特の発音がイグナッツをいらだたせ、彼がレンガを探しに行くところで落ちがつくという回もある。 Self-referential humorというのも必須である。ある回においてパプ巡査がイグナッツを逮捕した後、作者に向かって刑務所が描ききられていないのを責めた。[5] 多くの読者はコミック・ストリップのしきたりを拒否する旧習打破主義と単純なギャグに困惑した。しかし、出版界の大物であるウィリアム・ランドルフ・ハーストはこの作品を愛し、新聞に連載させ続け、時には作品に直接注文をつけることもあった。.[6]

[編集] 登場人物

[編集] クレイジー・カット

クレイジー・カット(左)

単純で好奇心旺盛なこのタイトルにもなっているキャラクター。劇中では何の注意もなしにココニーノ郡をうろついている。クレイジー・カットが口にする言葉は業界用語を非常に様式化したものである。(例:"A fowl konspirissy — is it pussible?"[7]) つまり、英語フランス語スペイン語イディッシュ語、そしてヘリマンの故郷であるニューオーリンズの方言であるYatの混合物を音声学的に引き出している。 クレイジー・カットは永遠の楽しみを表現するためにしばしば踊ったり歌ったりする。また、イグナッツにかなわぬ恋をしており、彼がレンガを投げる行為は愛の裏返しだと思い込んでいる。イグナッツとパプ巡査の対立関係についてはまったく理解しておらず、巡査がイグナッツを刑務所へ入れる行為をただの鬼ごっこだと勘違いしている。("Ever times I see them two playing games togedda, Ignatz seems to be It").[8] イグナッツがレンガを投げる前に逮捕されると、クレイジー・カットは"l'il ainjil"(Little Angel)に恋焦がれたまま、自分の愛したねずみがどこへ行ったかを探し回る。 クレイジー・カット自身の性別ははっきりしておらず、回によってまちまちである。E・E・カミングスに始まるヘリマン以降の創作者たちは、クレイジー・カットが女性だと誤解しているが[9]、当のヘリマンはクレイジー・カットの性別をよりあいまいに考え、性別がはっきりしないことをネタにする作品を出版した[10][11]。 映画監督にしてこの作品のファンであるフランク・キャプラがヘリマンに対して率直に性別をはっきりさせるよう頼んだところ、ヘリマンからクレイジー・カットは妖精かエルフのようなものだと返ってきた。「妖精やエルフには性別がないでしょう。だからクレイジー・カットはどんな非難もされない精霊というか妖精なんです。」 多くのキャラクターはクレイジー・カットを中性的な「男性」として、クレイジー・カットに対してheやhimといった代名詞を用いている。

[編集] イグナッツ・マウス

イグナッツ・マウス(左)、パプ巡査(中央)、クレイジー・カット(右後方)

イグナッツ・マウスはクレイジー・カットの純粋さで気がおかしくなっていて、クレイジー・カットの頭にレンガを投げつけることが一番の楽しみとなっている。いつも用心深く疑い深いパプ巡査に自分の楽しみを邪魔されないために、レンガを隠したり、自分が変装したり、ココニーノ郡の住民として真意を明かさぬまま郡の義勇軍に入ったりしている。 イグナッツ・マウスの一番くつろげるときは、クレイジー・カットに出会ったらいつでもどこでもクレイジー・カットの頭にレンガを投げつけることである。

[編集] パプ巡査

"Limb of Law and Arm of Order"であり、しばしば"Offissa"や"Offisa"などと呼ばれているパプ巡査は、いつもイグナッツ・マウスがクレイジー・カットの頭にレンガを投げつけるというたくらみを妨害し、時折それがうまくいくこともある。 パプ巡査とイグナッツはクレイジー・カットが直接関わっていなくても、互いに打ち負かそうとしているが、2人とも他人がふざけているのを見るのは好きである。

[編集] その他登場人物

この3人以外にも、ココニーノ郡は様々な住人であふれている。コリン・ケリーという犬はレンガ造りの職人で、イグナッツにレンガを売っているが、彼のことを信用していない。 ピルボックス帽子をかぶったクワック・ワック夫人はイグナッツのたくらみと知ってはそのたびにパプ巡査に通報する口やかましいアヒルである。 どんな人に対しても赤ちゃんを配達する("purveyor of progeny to prince & proletarian")[12]である、ジョー・ストークはしばしば登場人物に望んでもいない赤ん坊を授ける。(ある回ではイグナッツが彼をだましてクレイジー・カットの頭上にレンガを落とさせようとした。) 時々出てくるキャラクターとして、ウォルター・セファス・オーストリッジや、バム・ビル・ビーという虫、いかめしくて貴族じみたメキシコのコヨーテであるドン・キヨーテ、清掃会社を運営していて千里眼を持った中国系の鴨モック・ダックなどがいる。さらにはクレイジー・カットのいとことしてクレイジー・カットバードやクレイジー・カットフィッシュがいる。

[編集] 歴史

クレイジー・カットは1910年に始まったThe Dingbat Family(のちにThe Family Upstairsに改名)というヘリマンの初期作品から発展していった。この作品は、Dingbatがアパートの上に住んでいるミステリアスな見えない一家にいたずらして彼らの秘密を暴こうというたくらみを描いたものである。ヘリマンはこの作品を完結させようとして、勤務日に8時間残されていたことを知って、この漫画の底辺のストーリーとして、Dingbatの飼い猫が上の階に住む一家のネズミにからかわれるという内容を考え出した。[13]この内容は本編よりも膨らんでしまい、1913年10月28日に日刊紙のページの下部から垂直にコマを進める形で連載され、1916年4月23日には、フルページの白黒漫画として土曜版に連載開始された。1916年4月23日には、フルページの白黒漫画として土曜版に連載開始された。漫画欄にこの作品があることをよろしく思わなかった編集者がいたこともあって、この漫画は当初ハーストの新聞の美術・演劇欄に掲載された[14]。しかしハースト自身は、作品を気に入り、ヘリマンと生涯交流をとり続け、創作の自由を保障した。

一般大衆の支持はいまいちだったクレイジー・カットは知識人からは幅広く評価された。この作品をもとにしたジャズバレエジョン・オールデン・カーペンター制作・作編曲で公開された。この作品は二晩でチケットが完売し[15]ニューヨーク・タイムズやThe New Republicでのレビューもよかったが[16]、ヘリマンが思ったほど作品の人気は上がらなかった。SeldesやE・E・カミングスにくわえ、ウィレム・デ・クーニングやH. L. Mencken、ジャック・ケルアックもクレイジー・カットのファンだった[3]。近年の学者や作家たちは、この作品がダダ・ムーブメントやポストモダニズムを先取りした作品だとみている。 1935年初頭からこの作品はフルカラーで刊行された。 ヘリマンが死ぬ10年前から新聞の売れ行きは低下していったが、ヘリマンは制作を続け1944年に亡くなるまで3,000作以上を描き上げた。ヘリマンが亡くなった時、ハーストは当時の慣行とは逆に、別の漫画家に引き継いでもらいたいとは思わず、すぐに打ち切った。[17]

[編集] アニメ化及び他作品への出演

Krazy Kat Bugolist 1916 silent.ogv
1916年に公開されたクレイジー・カットのサイレント映画

この作品は何度かアニメ化された。最初の作品は1916年にウィリアム・ランドルフ・ハーストがプロデュースしたが、ヘリマンは一切制作にかかわっていなかった。制作はHearst-Vitagraph News Pictorial が担当し、のちにInternational Film Serviceが代行した。1920年John R. Bray studioがクレイジー・カットの短編シリーズを制作し始めた[18]

1925年、アニメ製作者ビル・ノーランは、クレイジー・カットの映画をもう一度作ろうと考えAssociated Animatorsに製作を委託しようとしたが、そのAssociated Animatorsが倒産したためマーガレット・J・ウィンクラーと手を組むことにした。初期のアニメ版とは違い、ノーランの作品は原作をもとにしておらず、フィリックスを反映したような姿と性格の雄猫が主人公だった。これはノーランがかつてパット・サリバンのスタジオに雇われていたためだとされている[19]

ウィンクラーの夫であるチャールズ・B・ミンツは、ゆっくりとその指令の指揮を引き受け始めていた。ミンツと彼のスタジオは、1929年公開のRatskinを皮切りに音の入ったアニメ映画を制作し始め、1930年にはカリフォルニア州にスタッフを移した。クレイジー・カットのデザインは原作とは大きくかけ離れ、1930年代初期によく見られた、主人公と彼にそっくりなガールフレンドと主人公の忠犬が巻き起こすドタバタ劇という、内容もミッキー・マウスの亜流といえるものだった[20]

1936年、アニメーターのIsadore Kleinは、ミンツのおかげで短編アニメLil' Ainjilの制作にとりかかった。この作品はミンツの作品で唯一、原作を反映しようとした作品であるが、当のIsadore Kleinは、作品の出来に"ひどく失望"し、以降はミッキー・マウスの亜流じみたクレイジー・カットに戻ってしまった。1939年、ミンツはコロンビア映画に負うところを感じ、自身のスタジオをコロンビア映画に売った[21]スクリーン・ジェムズの名の下で1940年にMouse Exterminatorというタイトルで制作されてからしばらくの間クレイジー・カットのアニメ化はなされなかった[22]

チェコスロバキア(現チェコ)のプラハにあるジーン・ダイッチのRembrandt Filmsは、クレイジー・カットのアニメを1962年から1964年の間に制作し、ベビーブーム世代がクレイジー・カットを知るきっかけを作った。テレビシリーズであるDeitch版クレイジー・カットは、原作と同じような様式で、イグナッツ・マウスもパフ巡査もちゃんといたが、クレイジー・カット自身は女性じみた描写になっていた。クレイジー・カットの声はペニー・フィリップスが、イグナッツとパフ巡査の声はポール・フリーズが担当した。多くの回でBGMを担当したのはジェイ・リビングストンレイ・エバンズ。この作品は馬鹿げたアニメーションと声の不一致さが露見していた[18]

クレイジー・カットは1988年放送のTVスペシャル『ガーフィールドは9回生きる!』に出演した。第5の命である "Stunt Cat"では、クレイジー・カットが花のにおいをかいでいるところにイグナッツが布いっぱいのレンガを木から吊るす。監督席にいたパフ巡査がガーフィールドにクレイジー・カットのスタントを頼み、ガーフィールドがそれを引き受けたところ、イグナッツがガーフィールドの頭めがけてレンガを落とす、という落ちがつく。

また、『スポンジ・ボブ/スクエアパンツ ザ・ムービー』では、アイスクリームのパーラーの後ろにクレイジー・カットとイグナッツ・マウスが描かれた絵が飾られている。

[編集] 後世への影響

1999年、クレイジー・カットは Comics Journal が提示した20世紀のアメリカン・コミックランキング(コミック・ブック/コミック・ストリップ)で1位を獲得した[23]。 1995年、この作品は全20種類のコミックストリップを切手化したComic Strip Classics というアメリカ合衆国記念切手のひとつになった。

クレイジー・カットは今日の漫画家や芸術家に影響を与え続けている。チャック・ジョーンズのワイリー・コヨーテ&ロードランナーの短編は、ヘリマンの作品のようにアメリカ南西部を舞台としている[24]Mutts の作者で、 Krazy Kat: The Comic Art of George Herrimanの共同著者であるパトリック・マクドネルは、この作品を自身にもっとも大きな影響を与えたものとしている[25]。『カルビンとホッブス』のビル・ワターソンは、この作品を『ピーナッツ』、Pogoと並ぶ、自分に大きな影響を与えた漫画だとしており[26] 、彼はヘリマンが新聞の日曜版に掲載した作品にみられる、予測不能なコマ割りを体現するつもりでいた。チャールズ・M・シュルツ[27]ウィル・アイズナー[28]も、自身のもっとも重要な時期にクレイジー・カットの影響を受けたとしている。

Jules Feiffer[29]Philip Guston[29]、そして Hunt Emerson[30]もクレイジー・カットから刷り込みを受けていることが、彼らの作品に見受けられた。 Larry Gonickのコミック・ストリップ Kokopelli & Company もヘリマンのエキゾチックな舞台へのオマージュとして"Kokonino County"という舞台になっている。 クリス・ウェアもこの漫画を気に入っており、 彼と親しい漫画出版社ファンタグラフィックスも現在ウェアによるカバーデザインで復刻版を出版している (巻によってはウェアの所有しているヘリマンの雑集から編集したものもある)。1980年代、Sam HurtのEyebeamは、背景が変わるなど、ヘリマンから影響を受けていることが見受けられた。 小説家Jay Cantorが1987年に出版した Krazy Katは、人間の核兵器に対する反応を分析するためにヘリマンのキャラクターを用い、ロックバンド R.E.M.のメンバーマイケル・スタイプにはイグナッツとクレイジーのタトゥーがある[31]

[編集] 出版

[編集] Eclipse Comics 版

[編集] Kitchen Sink Press版

[編集] Fantagraphics Books版

  • Krazy & Ignatz in "There Is A Heppy Lend Furfur A-Waay": The Komplete Kat Komics 1925–1926 ISBN 1-56097-386-2
  • Krazy & Ignatz in "Love Letters In Ancient Brick": The Komplete Kat Komics 1927–1928 ISBN 1-56097-507-5
  • Krazy & Ignatz in "A Mice, A Brick, A Lovely Night": The Komplete Kat Komics 1929–1930 ISBN 1-56097-529-6
  • Krazy & Ignatz in "A Kat Alilt with Song": The Komplete Kat Komics 1931–1932 ISBN 1-56097-594-6
  • Krazy & Ignatz in "Necromancy by the Blue Bean Bush": The Komplete Kat Komics 1933–1934 ISBN 1-56097-620-9
    • Krazy & Ignatz: The Complete Sunday Strips 1925–1934. Collects the five paperback volumes 1925–1934 in a single hardcover volume. Only 1000 copies printed, and only available by direct order from the publisher. ISBN 1-56097-522-9.
  • Krazy & Ignatz in "A Wild Warmth of Chromatic Gravy": The Komplete Kat Komics 1935–1936 ISBN 1-56097-690-X (first volume in color)
  • Krazy & Ignatz in "Shifting Sands Dusts its Cheeks in Powdered Beauty": The Komplete Kat Komics 1937–1938 ISBN 1-56097-734-5
  • Krazy & Ignatz in "A Brick Stuffed with Moom-bins": The Komplete Kat Komics 1939–1940 ISBN 1-56097-789-2
  • Krazy & Ignatz in "A Ragout of Raspberries": The Komplete Kat Komics 1941–42 ISBN 1-56097-887-2
  • Krazy & Ignatz in "He Nods in Quiescent Siesta": The Komplete Kat Komics 1943-44 ISBN 1-56097-932-1
    • Krazy & Ignatz: The Complete Sunday Strips 1935–1944. Collects the five paperback volumes 1935–1944 in a single hardcover volume. Only 1000 copies printed, and only available by direct order from the publisher. ISBN na.
  • Krazy & Ignatz: The Kat Who Walked in Beauty (dailies from 1910s and 1920s) ISBN 1-56097-854-6 (ハードカバー)

[編集] 脚注

  1. ^ Kramer.
  2. ^ Shannon.
  3. ^ a b McDonnell/O'Connell/De Havenon 26.
  4. ^ A Mice, A Brick, A Lovely Night 71.
  5. ^ Krazy Kat: The Comic Art of George Herriman 97
  6. ^ Schwartz 8–10.
  7. ^ Pilgrims on the Road to Nowhere, 47.
  8. ^ There is a Heppy Lend, Fur, Fur Awa-a-ay-, 62.
  9. ^ Crocker.
  10. ^ Necromancy By the Blue Bean Bush, 16–17.
  11. ^ A Katnip Kantata in the Key of K, 71.
  12. ^ A Mice, A Brick, A Lovely Night 67, et al.
  13. ^ McDonnell/O'Connell/De Havenon 52.
  14. ^ McDonnell, O'Connell and De Havenon 58.
  15. ^ Blackbeard 1–3.
  16. ^ McDonnell, O'Connell and De Havenon 66–67.
  17. ^ Schwartz 9–10.
  18. ^ a b Crafton.
  19. ^ Maltin 205–06.
  20. ^ Maltin 207.
  21. ^ Maltin 213.
  22. ^ Screen Gems, The Columbia Crow's Nest — Columbia Cartoon History.
  23. ^ "Kreem of the Komics!", Detroit Metrotimes. Retrieved on January 13, 2005.
  24. ^ Bloom.
  25. ^ comic masters. Retrieved on January 13, 2005.
  26. ^ Watterson 17–18.
  27. ^ Charles Schulz, interviewed by Rick Marschall and Gary Groth in Nemo 31, January 1992. Cited at [1] (URL retrieved January 13, 2005).
  28. ^ The Onion AV Club interview with Will Eisner, September 27, 2000. Retrieved on January 13, 2005.
  29. ^ a b Comics in Context #20: This Belongs in a Museum. Retrieved on January 13, 2005.
  30. ^ The artsnet interview: Hunt EMERSON. Retrieved January 13, 2005.
  31. ^ Rec.music.rem FAQ (#A15). Retrieved January 13, 2005.

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