インディペンデンス (沿海域戦闘艦)
| 艦歴 | ||
|---|---|---|
| 発注 | 2005年10月14日 | |
| 起工 | 2006年1月19日 | |
| 進水 | 2008年4月29日 | |
| 就役 | 2010年1月16日 | |
| 退役 | ||
| その後 | 就役中 | |
| 除籍 | ||
| ユニットコスト | $78,798,188(フライト0、契約額) | |
| 主要諸元 | ||
| 排水量 | 軽貨:2,176トン | |
| 満載:2,784トン | ||
| 全長 | 127.4 m(417 ft) | |
| 全幅 | 31.6 m(104 ft) | |
| 吃水 | 4.5 m(14.76 ft) | |
| 機関 | CODAG方式, ウォータージェット推進(4軸) | |
| MTU 20V 8000 M71ディーゼルエンジン | 2基 | |
| GE LM2500ガスタービンエンジン | 2基 | |
| 速力 | 最大: 47ノット(54 mph, 87 km/h) | |
| 航続距離 | 4,500海里 / 20ノット | |
| 乗員 | 士官8名、兵員32名 | |
| 兵装 | Mk.110 57mm単装速射砲 | 1基 |
| 12.7mm機銃 | 4基 | |
| SeaRAM 近SAM11連装発射機 | 1基 | |
| 各種ミッション・モジュール | ||
| 艦載機 | MH-60R/S | 2機 |
| C4I | U/SHF-SATCOM | |
| NTDS(リンク 11/16) | ||
| 共同交戦能力対応 | ||
| レーダー | シー・グラッフェ 低空警戒/対水上 | |
| 電子戦・ 対抗手段 |
EDO ES-3601 ESM | |
| Mk 36 SRBOC | ||
インディペンデンス (USS Independence, LCS-2) は、アメリカ海軍の沿海域戦闘艦(LCS)。その名を持つ艦としては6隻目。本艦は正式採用を目指してジェネラル・ダイナミクスによって設計され、ロッキード・マーティンが設計したフリーダム (USS Freedom, LCS-1) と競合した。2009年12月18日に海軍に引き渡された。2010年1月16日に就役。
インディペンデンスは様々な能力を持った任務のためのモジュールを搭載できる小型の水上戦闘艦として設計された。船体は三胴船(トリマラン)設計で40ノット (74 km/h, 46 mph) 以上を発揮できる。
目次 |
開発の経緯 [編集]
本級は、沿海域戦闘艦の諸プランのうち、建造に着手された2種類のうちの1つで、三胴船(トリマラン)案。
開発グループはジェネラル・ダイナミクス社が中心となっている。オースタルUSAの造船所(アラバマ州モービル)で建造された。フリーダム級(単胴船案)に比べ、甲板面積など性能面では優位だが、複雑な船体ゆえに調達コストが高くなるのが難点。
装備 [編集]
本艦は、自衛用の最低限の装備を基本として、これに加えて、任務に対応するための各種装備を柔軟に搭載することを計画している。これらの装備は、艦のC4ISRシステムを中核として連接され、システム艦として構築される。
C4ISRシステム [編集]
アメリカ軍の新しい戦闘指導原理であるネットワーク中心戦 (NCW)コンセプトに準拠して開発された本艦にとって、最重要の装備といえるのがC4ISRシステムである。
戦術情報処理システムは高度にオープンアーキテクチャ化され、多彩なミッション・モジュールに柔軟に対応してプラグ・アンド・ファイトを実現する。これを実現するため、艦内には優れた情報基盤が整備されるほか、艦外との通信システムについても、きわめて充実している。作戦級システムとしてはGGGS-Mを搭載し、戦術データ・リンクとしては従来のリンク 11および新しいリンク 16を搭載、特殊用途のS-TADIL Jにも対応する。また、共同交戦能力にも対応する予定である。
一方、レーダーとしては、比較的簡素なシー・グラッフェ 低空警戒/対水上レーダーを搭載する。
また、ソナーについても、近距離での機雷探知に重点が置かれており、長距離の探知は難しいものとなっている。
自衛用装備 [編集]
本艦は、従来の艦艇自衛システム(SSDS)に準じた自衛防空システムを搭載する。
主砲として、ユナイテッド・ディフェンス社のMk.110 57ミリ単装速射砲を前甲板に1門装備する。この砲は、高発射速度・長射程の中口径速射砲であり、優れた対空・対水上火力を提供する。なお、この砲はズムウォルト級ミサイル駆逐艦やアメリカ沿岸警備隊の新型カッター(巡視船)でも採用が決定している。
また近接防空用としてはフリーダム級とは違いSeaRAMを搭載する。これはファランクスのMk.72マウントにM61 バルカンの替わりにRIM-116 RAMを搭載した独立完結系の近接防空ミサイルシステムで、基本的にはSSDSに最小限の連接しかせず独自に近距離において巡航ミサイルや攻撃機などの航空脅威に対処するものである。
任務対応用装備 [編集]
本艦は、インディペンデンス級のフライト0として、最低限の自衛用装備のみを搭載して就役した。しかし、要求される多様な任務に対応するため、各種の装備を追加搭載できるように考慮されている。
前甲板のMk.110 57ミリ単装速射砲は、必要に応じて、Mk.41 VLSと交換可能である。最大32セルまで搭載する改修を受けることができる。
飛行甲板下には、1,100平方メートルのミッション・ベイ区画が配置されており、対機雷システムなどを追加搭載した場合、それらのミッション・パッケージを収容できるほか、輸送任務時には、ストライカー装甲車などを収容することもでき、右舷後端にRORO用ランプが設置されている。また、この区画の後端には、複合型高速艇を迅速に発進・回収可能な、オフボード・ランチ・アンド・リカバリ・システムが設置されているが、これは対機雷戦用の無人艇にも対応している。
また、沿岸の敵地上目標に対する対地精密射撃のため、NLOS-LSシステムの搭載が考慮されている。NLOS-LSは、アメリカ陸軍の将来型戦闘システム(Future Combat Systems, FCS)計画と共同で開発されたもので、非装甲車輌、装甲車輌、掩蔽物、その他必要に応じた目標物に対して使用される。
艦載機 [編集]
本級の特長のひとつが三胴船(トリマラン)設計によって1,030平方メートルを確保した艦尾の広大な飛行甲板で、LCS計画のライバルである「フリーダム」 (LCS-1) はもちろん、アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦フライトIIAよりも広く、H-60級のヘリコプターであれば2機を余裕を持って運用でき、CH-53の離着艦も可能である。またMQ-8 ファイアスカウト(無人航空機)の搭載も検討されている。
同型艦 [編集]
フライト0として2隻(LCS-2、LCS-4)の建造が決定している。就役はそれぞれ2012年予定。その後、フリーダム級ともどもテストを実施し、その後量産型のフライト1が建造される。相当数(50隻とも)の建造が見込まれている。
関連項目 [編集]
外部リンク [編集]
- NVR
- LCS-2 receives name
- General Dynamics LCS program
- General Dynamics engineering graphic
- Austal Defence link on LCS
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