アメリカン・ピット・ブル・テリア

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アメリカン・ピット・ブル・テリア
American Pit Bull Terrier - Seated.jpg
愛称 ピット、ピットブル、APBT
原産地 アメリカ
特徴
体重 オス 約16~27 kg (35~60 lbf
メス 約13~22 kg (30~50 lbf)
外被 艶やかな短毛
毛色 全ての色と模様
イヌ (Canis lupus familiaris)
レッドノーズの子犬
成犬
断耳された個体

アメリカン・ピット・ブル・テリア(American Pit Bull Terrier)とは犬種の1つ。通称「ピットブル」。原産国は英国。

米国疾病対策センター(CDC)の調査[1]によると、1979-1998年の20年間における238件の人間死亡事故のうち、犬種別で1位(66件)に位置する。

歴史[編集]

作出されたのは1870~80年代。闘犬を意図してスタッフォードシャー・ブル・テリアや初期型のブルドッグなどを厳選して交配。闘犬の禁止に伴いペット化し、獰猛な性格は改善されている。

日本には闘犬として持ち込まれた[要出典]。当時、日本闘犬界では土佐犬が主で、米国から来たピットブルはならずもの扱いを受ける。しかしその闘争本能は卓越しており、大きな土佐犬を小さく細いピットブルが倒すという、劇的な試合を繰り返すことから、"PITBULL"という名は世に知られるようになった。

ピットブルオーナーには、古いところでは作家のマーク・トウェイン、発明家のトーマス・エジソン、セオドア・ルーズベルト大統領、ヘレン・ケラーなどがいる。

ダイアン・ジェサップ著作、仲村明子訳「ダミアン物語 神様を信じた犬」(徳間書店)のモデルとなった。

特徴[編集]

闘犬として育種されてきた犬種であるため、筋肉質で力が強く、身体能力は高い。必要運動量は膨大で、毎日2時間以上の運動を1~2回必要とする。

強い闘争心に目を付けた一部の人達により番犬や護衛犬として利用された結果、人に牙を剥く獰猛な犬種として、世界の多くの国で危険視されることとなり、現在一部の国では飼育が規制されている(下記詳述)。

闘犬の一種であるため、突発的な攻撃性も含めて飼育者およびその家族の完全な制御下におく必要があり、犬の飼育初心者や興味本位で飼育するのは困難である。

しかし、本来は我慢強く、素直で、人間には深い愛情を示す忠誠心と服従心が強い性格であり、また非常に賢い犬でもある為、早期の社会化と服従訓練をすれば犬からリーダーとしての信頼を得られるといわれている。なお、現在ピットブルはショー・タイプ、闘犬タイプ、ブリー・タイプの3タイプに細分化されつつある

また上記3タイプの他に、ウェイトプルなどの競技(重量引き)に使用されている大型のタイプもあり、大きな個体では60キロを超えるものも存在する

法的制限[編集]

豪州[2]エクアドル,[3]マレーシア[4]、ニュージーランド[5]、プエルトリコ[6]、シンガポール[7]ベネズエラ[8] 、デンマーク、フランス、ドイツ、ノルウェー、ポーランド、ルーマニア、ポルトガル、スペイン[9]では、犬種指定による法的規制が存在し、輸入と所有が禁止や制限されている。[9][10] 豪州のニューサウスウェールズ州では強制的避妊を含む厳しい規制がある。[11][12]

米国でも市・郡によっては所有が禁止されている。カナダのオンタリオ州でも所有禁止[9][13]。英国では所有禁止4犬種のうちの一つ[14]

2012年7月11日、北アイルランドベルファスト市議会は、禁止規定に違反して飼育されていた7歳のピットブルの殺処分を行ったが、強い非難を浴びた。これには各国の愛犬家に加えて有名人や政治家など20万人が助命嘆願に署名していた[15]

米国では犬のうちピットブルは6%だが死亡事故の61%を占める(2012年時)。被害者のうち半数は飼い主と家族、もしくは同居人である。[16]

脚注[編集]

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  1. ^ http://www.cdc.gov/homeandrecreationalsafety/images/dogbreeds-a.pdf
  2. ^ Customs (Prohibited Imports) Regulations 1956 No. 90, as amended – Schedule 1”. Commonwealth of Australia (2009年7月6日). 2009年6月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年7月18日閲覧。
  3. ^ “Ecuador descalifica a perros pit bull y rottweiler como mascotas” (Spanish). Ecuador: Diaro Hoy. (2009年2月4日). http://www.hoy.com.ec/noticias-ecuador/ecuador-descalifica-a-perros-pit-bull-y-rottweiler-como-mascotas-332398.html 2009年8月24日閲覧。 
  4. ^ A.Hamid, Rashita (2012年5月9日). “Pit bull kills jogger”. The Star (Kuala Lumpur, Malaysia). http://thestar.com.my/news/story.asp?file=/2012/5/9/nation/11255532&sec=nation 2012年5月9日閲覧。 
  5. ^ Dog Control Amendment Act of 2003”. New Zealand Department of Internal Affairs (2009年7月2日). 2009年8月2日閲覧。
  6. ^ H.B. 595 (Law 198) – Approved July 23, 1998”. Puerto Rico Office of Legislative Services (1998年7月23日). 2009年8月4日閲覧。
  7. ^ AVA.gov.sg
  8. ^ “Venezuela restringe tenencia de perros Pit Bull” (Spanish). La Prensa (Managua, Nicaragua). (2010年1月6日). http://www.laprensa.com.ni/2010/01/06/internacionales/12316 2010年1月8日閲覧。 
  9. ^ a b c Vancouver.ca
  10. ^ Dogbitelaw.com
  11. ^ Barlow, Karen (2005年5月3日). “NSW bans pit bull terrier breed”. Sydney, Australia: Australian Broadcasting Corporation. http://www.abc.net.au/pm/content/2005/s1359018.htm 2009年12月23日閲覧。 
  12. ^ Hughes, Gary (2009年10月20日). “Pit bull bite prompts call for national approach to dangerous dog breeds”. The Australian (Sydney, Australia). http://www.theaustralian.com.au/news/pit-bull-bite-prompts-call-for-national-approach-to-dangerous-dog-breeds/story-e6frg6of-1225788552051 2009年12月23日閲覧。 
  13. ^ Information on The Dog Owners' Liability Act and Public Safety Related to Dogs Statute Law Amendment Act, 2005”. Ministry of the Attorney General of Ontario. 2009年12月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年1月8日閲覧。
  14. ^ James, David (2006年9月29日). “Are dangerous dogs out of control?”. WalesOnline. 2010年10月13日閲覧。
  15. ^ 「禁止犬種」に指定の飼い犬、市が取り上げ殺処分 各国愛犬家から批判”. CNN (2012年7月12日). 2012年7月14日閲覧。
  16. ^ Pit Bull Attacks

関連項目[編集]

外部リンク[編集]