アナル・カント

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アナル・カント
Anal Cunt
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基本情報
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
マサチューセッツ州 ボストン
ジャンル グラインドコア
活動期間 1988年 - 1990年
1991年 - 2000年
2003年 - 2011年
レーベル リプリーズ・レコーズ
イヤーエイク・レコード
メンバー
セス・パットナム (ヴォーカルギター)
ティム・モース (ドラム)
ジョシュ・マーティン(ギター)
旧メンバー
マイク・マハン (ギター)
フレッド・オルドネス (ギター)
ジョン・コジック (ギター)
ポール・クレイネク (ギター)
スコット・ハル (ギター)
ネイト・ラインハン (ドラム)
ジョン・ギルス (ドラム)

アナル・カント (Anal Cunt) は、アメリカ合衆国ボストングラインドコアバンド。(およびノイズミュージックアヴァンギャルドメタルフリージャズなどの前衛音楽)。

バイオグラフィー[編集]

1980年代初期、ボストンのスラッシュメタルバンド「エクセキューショナー」のベーシストだったセス・パットナムは、リズム、ビート、リフ、歌詞、楽曲タイトルなど一切の音楽的要素を排除した“アンチ・ミュージック”を志向し、複数のノイズコアバンドを立ち上げていた。しかしメンバーがほぼ固定されていたため、1988年にマサチューセッツ州ニュートンにてまったく新しいメンバーで結成されたのが、「アナル・カント」である。

「Anal Cunt(肛門女性器)」というバンド名は、"最も不快で、間抜けで、バカげた名前にしたい (To get the most offensive, stupid, dumb, etc. name possible)" というセスの意向による。レコードや多くのメディアでは「AxCx」や「A.C.」と略称表記されることが多いが、こうした検閲に対抗してバンドロゴは、AnalCuntのそれぞれの頭文字を肛門及び女性器に模したデザインとなっている。

結成当初の活動の場は地下室や屋根裏、リビングルームなどで、初ライブはセスの母親の実家で、2人の弟と祖母、母親の友人知人を前に披露していたという。初めて公のライブ演奏が行われたのはブランダイス大学の講堂で、そこで後のメンバーとなるフレッド・オルドネス(当時はShit Scum)らと出会う。イヤーエイク・レコードリラプス・レコードとの契約を経て、解散と再結成を繰り返しながら活動を続けていたが(3度の来日経験あり)、2011年6月11日にセスがオーバードースによる心臓麻痺で死亡し、バンドは解散した。

音楽性[編集]

初期のスタイルは即興性を重視しており、ノイズを掻き鳴らすギターとひたすらブラスト・ビートを繰り出すドラム、そして凄まじい絶叫を轟かせるヴォーカルが絡み合うといったもので、メロディは皆無(曲の長さも5秒から1分弱)、まさに混沌の極みであった。3時間以上にわたる演奏を合計11分ほどの曲に編集した「5643 song EP」というタイトルの5643曲入りシングル・レコードで、アンダーグラウンドの音楽シーンで知名度を広げることになった。「ノイズ・グラインド」とも呼ばれたこの時期の音楽性は、世界中のグラインド・コアバンド、ノイズバンドに影響を及ぼし、現在に至るまで数多くのフォロワーを生み続けている。しかし、度重なるメンバー交代とセス・パットナムの音楽的嗜好の変化によって、フルアルバムを発表する毎にそうした即興性とノイズは次第に影を潜めていき、近年は90年代初頭のグラインド・コア・スタイルに初期の要素を若干含めたものになっていた。

歌詞[編集]

アナル・カントの歌詞はミソジニーホモフォビアナチズム反ユダヤ主義レイシズムシャーデンフロイデといった共通テーマの下に、人気ミュージシャンや著名人に対する誹謗中傷・挑発する内容が殆どを占めている。同じ音楽シーンで活動しているグラインド・コア、ハードコア・パンクデス・メタルバンドやそのメンバーを名指しで罵倒したものもあり、トラブルに発展したこともある。特にシックス・フィート・アンダークリス・バーンズとの確執は有名。セスによると、あくまで歌詞は悪ふざけだとしており、ブラック・ジョークを意識して書かれたものになっている。とはいえ、過激な歌詞に対する批判は多く、ライブ中にその内容に反発した観客との間で殴り合いの喧嘩が起きたことも少なくなかったようである。

バンドリーダーの死去[編集]

2004年10月、セス・パットナムがオーバードースにより昏睡状態に陥った。担当医は延命のためのチューブを外すことも真剣に検討したという。幸いにして約2カ月後に意識を回復。脳神経に生じた後遺症によって半身が麻痺したが、リハビリによってそれを克服し、すぐにバンド活動を再開した。しかし、2011年6月11日に再び薬物過剰摂取によって心臓麻痺に陥り、死亡。43歳没。

メンバー[編集]

最終メンバー[編集]

  • セス・パットナム (Vo,Gt)
  • ティム・モース (Dr)
  • ジョシュ・マーティン (Gt)

元メンバー[編集]

  • マイク・マハン (Gt)
  • フレッド・オルドネス (Gt)
  • ジョン・コジック (Gt)
  • ポール・クレイネク (Gt)
  • スコット・ハル (Gt)
  • ネイト・ラインハン (Dr)
  • ジョン・ギルス (Dr)

ディスコグラフィー[編集]

※フィル・アンセルモ(元パンテラ)がゲスト参加。

外部リンク[編集]