かなわ (掃海艇)

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かなわ
基本情報
建造所 日立造船神奈川工場
運用者  海上自衛隊
艦歴
発注 1957年
起工 1958年8月25日
進水 1959年4月22日
就役 1959年7月24日
1974年9月30日(特務船に種別変更)
除籍 1984年2月10日
要目
基準排水量 320トン
満載排水量 346トン
全長 45.5m
最大幅 8.4m
深さ 3.9m
吃水 2.3m
機関 三菱YV10ZC15/201ディーゼル × 2基
出力 1,200仏馬力 (0.88 MW)
推進器 スクリュープロペラ × 2軸
最大速力 13.5ノット
乗員 43名
兵装 Mk.10 20mm機銃 × 1門
レーダー OPS-4 水上
ソナー ZQS-1 機雷探知機
その他 掃海装備
53式普通掃海具一式
磁気・浮上式掃海電線一式
音響掃海具一式
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かなわローマ字JDS Kanawa, MSC-606YAS-65)は、海上自衛隊掃海艇かさど型掃海艇の3番艇。艇名は金輪島に由来する。旧海軍鵜来型海防艦「金輪」に次いで日本の艦艇としては2代目。

艦歴[編集]

「かなわ」は、昭和32年度計画掃海艇306号艇として、日立造船神奈川工場で1958年8月25日に起工され、1959年4月22日に進水、1959年7月24日に就役し、横須賀地方隊に編入された。同年10月1日第1掃海隊群第32掃海隊に編入。

1961年9月1日、第32掃海隊が第2掃海隊群に編入。

1969年3月15日、第32掃海隊が横須賀地方隊に編入。

1973年8月24日、第32掃海隊が廃止となり、同日付で第2掃海隊群隷下に新編された第44掃海隊に「たしろ」、「みやと」とともに編入された。

1974年9月30日、特務船に種別変更され、船籍番号がYAS-65に変更。

1984年2月10日、除籍。

参考文献[編集]

  • 石橋孝夫『海上自衛隊全艦船 1952-2002』(並木書房、2002年)
  • 世界の艦船 増刊第66集 海上自衛隊全艦艇史』(海人社、2004年)

関連項目[編集]