長内了

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長内 了(おさない さとる、1942年〈昭和17年〉8月29日 - 2013年〈平成25年〉9月4日)は、日本の法学者英米法(公法)専攻。中央大学名誉教授北海道釧路市出身。連邦制の講義に定評があった。

来歴[編集]

人物[編集]

  • 国としての歴史が浅く、共通の価値観が確立されていないアメリカにおいては、司法制度が憲法の理念を拠りどころとして、人権保障や社会的公平性の実現の為に様々な判断と対応をしてきた。その歩みを学ぶことは、日本の社会にも多くの示唆を与えることとなるという思いがあった。
  • 法曹にならなくても、法の支配や人権保障、民主主義の考え方を身につけて、各分野で行動することは重要であり、そのような人々がひとりでも多く育って欲しいと願っていた。
  • アメリカの南北戦争では、北部の州と南部州が戦い、多くの人命が失われた。以降、アメリカは外交や軍事について連邦政府への移管を進め一つの国となり、州同士で戦争をすることはなくなった。主権不可分の原則を乗り越える連邦制は、世界平和への道筋の一つとなると考えていた。

脚注[編集]

  1. ^ 小堀憲助|Webcat Plus
  2. ^ 訃報:長内了さん死去 有名人の葬儀 2013年9月5日[リンク切れ]
  3. ^ まいり

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

先代
角田邦重
中央大学法学部
1995年 - 1999年
次代
永井和之