鍛冶屋駅
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鍛冶屋駅 | |
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国鉄時代の駅舎(1986年12月) | |
かじや Kajiya | |
◄中村町 (2.3 km) | |
所在地 | 兵庫県多可郡中町鍛冶屋 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | 鍛冶屋線 |
キロ程 | 13.2 km(野村駅起点) |
電報略号 | カチ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
開業年月日 | 1923年(大正12年)5月6日[1] |
廃止年月日 | 1990年(平成2年)4月1日[1] |
備考 | 路線廃止により廃駅 |
鍛冶屋駅(かじやえき)は、かつて兵庫県多可郡中町(現:多可町中区)鍛冶屋にあった西日本旅客鉄道(JR西日本)鍛冶屋線の駅。同線の終着駅であった。
歴史
[編集]- 1923年(大正12年)
- 1943年(昭和18年)6月1日:播丹鉄道が国有化、鉄道省鍛冶屋線の駅となる[1]。
- 1974年(昭和45年)10月1日:貨物の取扱いを廃止(旅客駅となる)[1]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物の取扱いを廃止[1]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、JR西日本が継承[1]。
- 1990年(平成2年)4月1日:鍛冶屋線廃線に伴い廃止[1]。
駅構造
[編集]単式ホーム1面1線と側線があった地上駅であった。有人駅で、ホームの東側に開業時からの木造駅舎が残っていた。なお、当駅での夜間滞泊は設定されていなかったため、当駅に到着した最終列車は西脇駅まで回送していた。
駅周辺
[編集]現状
[編集]駅の跡地には当時の駅舎が整備・保存され、鉄道資料館(鍛冶屋線記念館)として使用されている。また、キハ30形気動車1両が保存され、それに接してホーム1両分も保存されている。なお、線路跡は自転車歩行者専用道路「ぽっぽの道」に転用された[5]。
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鍛冶屋線記念館(2017年4月)
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記念館の裏に展示されているキハ30 69(2009年7月)
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ホーム上に保存されている駅名標(2019年2月、右は中村町駅)
その他
[編集]- 鍛冶屋線存続運動として、ミニ独立国「カナソ・ハイニノ国」が中町商工会青年部有志によって1984年(昭和59年)に設立した[6]。なお、「カナソ・ハイニノ」は線内にある各駅の頭文字を取ったものであり、当駅は「カ」に属する駅であった[6]。なお、当駅は同ミニ独立国の起点駅(※当駅は鍛冶屋線の終着駅)でもあった[6]。
隣の駅
[編集]- 西日本旅客鉄道(JR西日本)
- 鍛冶屋線
- 中村町駅 - 鍛冶屋駅
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h i 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、243頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ “量興寺 | 兵庫県多可郡多可町”. 八百万の神. INFO UNITE. 2020年10月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月1日閲覧。
- ^ “加都良神社”. 兵庫県神社庁. 2023年12月1日閲覧。
- ^ “加都良神社 | 兵庫県多可郡多可町”. 八百万の神. INFO UNITE. 2014年8月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月1日閲覧。
- ^ 内藤兵衛. “県道多可柏原線「ぽっぽの道」リニューアル工事の完成” (PDF). 兵庫県議会議員 内藤兵衛 公式サイト. 2022年5月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月1日閲覧。
- ^ a b c “幻の鉄道独立国は今 JR鍛冶屋線廃止から30年 「カナソ・ハイニノ国」全長13.2キロを追想ウオーク”. ラジトピ. ラジオ関西. p. 1. 2023年5月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月1日閲覧。