車道駅

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車道駅
1番出入口周辺(2009年9月)
くるまみち
Kurumamichi
S06 高岳 (1.3 km)
(1.0 km) 今池 S08
地図
所在地 名古屋市東区三丁目12
北緯35度10分24.3秒 東経136度55分46.8秒 / 北緯35.173417度 東経136.929667度 / 35.173417; 136.929667座標: 北緯35度10分24.3秒 東経136度55分46.8秒 / 北緯35.173417度 東経136.929667度 / 35.173417; 136.929667
駅番号 S07
所属事業者 名古屋市交通局
名古屋市営地下鉄
所属路線 桜通線
キロ程 5.3 km(太閤通起点)
駅構造 地下駅
ホーム 1面2線
乗車人員
-統計年度-
7,280人/日(降車客含まず)
-2019年-
乗降人員
-統計年度-
14,444[1]人/日
-2019年-
開業年月日 1989年平成元年)9月10日
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配線図

今池駅

2 1


STRg STRf
PSTR(L) PSTR(R)
PSTR(L) PSTR(R)
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高岳駅

車道駅(くるまみちえき)は、愛知県名古屋市東区三丁目にある、名古屋市営地下鉄桜通線である[2]。駅番号はS07

歴史

駅名の「車道」は、当駅西側を南北方向に走る通りの名前、および住居表示実施前に当該通りに沿って存在した町名「車道町」に由来する。車道通は、江戸時代に馬車や牛車用に作られた石畳の舗装路をルーツにするが、1923年大正12年)に当時あった小川を埋め立てた跡を車道商店街としたものが、2013年平成25年)時点で現存する車道通の始まりである。当駅周辺から車道通を南下した広小路通との交点付近には、市電時代に車道電停があった。(以上『なごやの町名』[3]を主な参照文献として記述。)

当駅近隣の施設・店舗の中には「車道」を施設名などに冠している場合があるが、これは住居表示実施により現在ではあたかも存在しない地名を冠しているかのように見えるものである[注 1]

年表

駅構造

2番出入口(2010年3月)
ホーム(2010年3月)

島式ホーム1面2線を有する地下駅で、可動式ホーム柵が設置されている。ホーム柵の色は深緑。ホームは20m車8両編成まで対応している。

当駅から隣の今池駅へ列車が向かう際は、桜通沿いに東南東方向に進行した後、地上での内山交差点(桜通環状線交点)手前で大きく進行方向右にカーブし、最終的には南南西方向に向かうこととなるため、カーブの区間では列車の運行速度がかなり低下する。高岳駅方面へは、当駅出発直後は西北西方向に進行し徐々に西方向へと方向を変えてはいくが、ほぼ直線ルートと言え、線形は良い。

当駅は、桜通線駅務区今池管区駅が管轄している。

のりば

ホーム 路線 行先
1 桜通線 今池新瑞橋徳重方面
2 名古屋太閤通方面

利用状況

  • 2019年度の一日平均乗車人員は7,280人であった[6]

駅周辺

当駅の真上は桜通(名古屋市道布池都通線)である。当駅から見て北側に位置する地域は東区筒井(真北に位置するのは筒井三丁目)、南側に位置する地域は東区葵(真南に位置するのは葵三丁目)となる。周辺地域全体としては、商業施設も見られるものの、住宅地としての色彩が強い。

なお、当駅から見て少し南の地域を東西に走る錦通地下には地下鉄東山線が走り、JR中央本線との交点には千種駅があるため、そちらが徒歩での最寄り駅となるケースもある(出発地・目的地による駅の使い分けも可能である)。JR千種駅との間では、連絡施設を想定すると1日1万人を超える利用が見込まれたため連絡通路が検討されたが、ルート上に大型の埋設物があったために、経済性の観点から見送られた[7]。しかし将来を考えて設置の可能性は残されている。

主な施設

バス路線

最寄り停留所は、桜通車道となる。以下の路線が乗り入れ、名古屋市営バス名古屋市交通局)により運行されている。

隣の駅

名古屋市営地下鉄
桜通線
高岳駅 (S06) - 車道駅 (S07) - 今池駅 (S08)

脚注

注釈

  1. ^ 「車道町○丁目」の町名は、当駅北側の少し距離の開いた地域に2013年平成25年)時点で現存する。

出典

  1. ^ 交通広告メディアガイド2021年版” (PDF). 名古屋市交通局. 2021年4月6日閲覧。
  2. ^ a b 「街が変わる 発車地下鉄桜通線(7) 車道駅、ビル建設の波が寄せる」『中日新聞』(中日新聞社)、1989年9月19日、朝刊市民版18頁。2023年1月31日閲覧。
  3. ^ 『なごやの町名』(名古屋市計画局 1992年3月31日発行)139~140ページ。
  4. ^ 「地下鉄の10駅で自転車放置禁止 来月30日から指定」『中日新聞』(中日新聞社)、1994年2月19日、朝刊市民総合版19頁。2023年1月31日閲覧。
  5. ^ 地下鉄桜通線全駅に可動式ホーム柵を設置しました!”. 名古屋市交通局. 2011年11月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月31日閲覧。
  6. ^ 『1.1.CCBY(表示)のデータ 駅別乗車人員(令和元年度1日当たり)』”. 名古屋市交通局. 2021年4月6日閲覧。
  7. ^ 『地下鉄が変えた街 -なごや地下鉄建設の物語-(19)桜通線 中村区役所・今池…名古屋駅を貫通する路線』” (PDF). 一般社団法人日本電気協会中部支部. 2016年9月19日閲覧。

関連項目

外部リンク