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諸橋精光

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

諸橋 精光(もろはし せいこう、1954年1月1日[1] - )は新潟県長岡市出身の真言宗豊山派僧侶で、また絵本作家紙芝居作家。

来歴

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1954年、新潟県長岡市の千蔵院に生まれる。幼少期から絵や漫画を描くことを好んだ[2]

1977年、創形美術学校造形科を卒業[要出典]油彩画を専攻した[2]

1981年、大正大学仏教学部を卒業する[要出典]。参拝者に絵本を描くことを思い立ち、1981年から全40巻の『仏教説話体系』の存在を知ってその絵本化に取り組む[2]。当初はコピーによる手作りだった[2]

寺に親しんでもらうために1982年に『こども祭』を始め、その出し物として翌年から大型紙芝居を制作するようになる[2]。当初は美術大学出身の妻との共作だったという[2]。その後、紙芝居師の右手和子と出会ったことで仏教説話以外の題材(児童文学)も紙芝居に用いるようになった[2]

受賞歴

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著作リスト

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  • やまぶし石ものがたり(紙芝居、童心社、1989年)
  • あらしのうみのゆうれい(紙芝居、小泉八雲原作、童心社、1991年)
  • なめとこ山のくま(紙芝居、宮沢賢治原作、童心社、1993年)
  • 茂吉のねこ(紙芝居、松谷みよ子原作、童心社、1994年)
  • あき寺のばけもの(紙芝居、西本鶏介再話、童心社、1994年)
  • 鬼のつば(紙芝居、童心社、1996年)
  • りゅうのなみだ(紙芝居、鈴木出版、1997年)
  • はしれ!チビ電(絵本、童心社、1997年)
  • モチモチの木(紙芝居、斎藤隆介原作、鈴木出版、2001年)
  • ナムチンカラトラヤーヤー(絵本、松谷みよ子原作、小学館、2001年)
  • おぼん、もくれんさんのおはなし(紙芝居、鈴木出版、2003年)
  • おひがん、月のウサギ(紙芝居、鈴木出版、2003年)
  • 般若心経絵本(絵本、小学館、2005年)
  • ごんぎつね(紙芝居、新美南吉原作、鈴木出版、2005年)
  • へんじをしたほらあな(紙芝居、西本鶏介脚本、鈴木出版、2006年)
  • ジャータカ絵本(絵本、大法輪閣、2007年)
  • くもの糸(紙芝居、芥川龍之介原作、鈴木出版、2007年)
  • ぽっかぽか(絵本、小学館、2008年) 
  • 月の輪グマ(講談社「これだけは読んでおきたい日本の名作童話」所収、2009年)
  • 小僧さんの地獄めぐり(紙芝居、鈴木出版、2010年)
  • 水仙月の四日(紙芝居、宮澤賢治原作、鈴木出版、2011年)
  • ポップアップ絵本「おしゃかさま」(鈴木出版、2012年)
  • 川道の観音さま(絵本、千手院、2012年)
  • とべ!カーピー(絵本、鈴木出版、2013年)
  • おしゃかさま(紙芝居、全4巻、鈴木出版、2014年)
  • おだいしさま(絵本、(有)豊山、2014年)
  • 地獄極楽絵本(絵本、小学館、2014年)
  • 月夜とめがね(紙芝居、小川未明原作、鈴木出版、2019年)
  • 注文の多い料理店(紙芝居、宮澤賢治原作、鈴木出版、2019年)
  • セロひきのゴーシュ(紙芝居、宮澤賢治原作、鈴木出版、2019年)

脚注

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  1. ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.278
  2. ^ a b c d e f g まちを知る 住職はアーティスト! 紙芝居・絵本作家の諸橋精光さんが伝える「表現の楽しさ」 - 長岡市情報発信メディア「な!」(2016年11月8日)2022年4月28日閲覧。

外部サイト

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